2008年12月29日一覧

兼房のラフィングビット

すみません、今日も木工家用の専門的なブログです。

だいぶ前に買った、兼房のラフィングビットのインプレッションです。話は前後しますが、テレビ台のアリ組に使いました。

Dsc_0021_2 写真では、わかりにくいのですが、三枚刃のスパイラルです。更に、そこにギザギザの刃が付いています。ちなみに、ストレートビットのこのタイプもあります。

Dsc_0017 自作のジグでアリ組の雄を切り出した様子。高さは16㎜。この作業のためだけに購入しました。

スムーズさは、普通のスパイラルの2,3倍でしょうか。これなら25㎜位までなら一発で削れそうです。2万円もしますが、プロユースでは十分元がとれそうです。

段差は0,05㎜位で、アリ組の場合修正の必要はありません。倣い加工でも、仕上げに手鉋をかければ問題ないでしょう。切れないビットで材料を叩いてしまった場合より、ずっと楽だと思います。

Dsc_0006 欠点かどうかはわかりませんが、細かい切片はフリースから、なかなか取れません。ナイロンのアウターを着て作業してください。勿論、マスクも。

世の中、いろいろ便利な道具があるんじゃね~。

ルーター作業は危険なので、少しでも安全に貢献できる、こういう刃物は積極的に導入したいです。