2011年03月一覧

シャモ鍋

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先日の軍鶏鍋です。背景がいい味出してるので、あえてトリミングせずにUPしました。

これは本格の軍鶏鍋なんです。なぜなら、食用に育てた鳥ではなく、2年物の闘鶏なのです。

前日の試合の戦い方が“気に入らん!”ということで、御主人様に〆られました。

亀田兄弟だったら、命がいくつあっても足りませんね。

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専用にしつらえた、鉄鍋でたぎっております。骨ごとぶつ切りになっています。他の具はちょっぴり。

味については、差し控えさせて貰いますが、翌日、煮こごった余り物を頂いて帰り、2回も宴会をしました。

すごく味が濃くて、豆腐や野菜をドカドカぶち込んだら、丁度になりました。

軍鶏鍋は今後も研究してみたいです。


再会 2

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土佐の雛祭りの奈半利町で、また、昔作った家具に出会いました。

このお雛様、ちょっとセクシーやね。

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「ホテルなはり」の大浴場です。10年以上前に納めました。材はクスノキとリョウブ。

天然木だと、風呂上がりでもベタベタしません。

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梅に雀が集まっていました。(関係ないけど、カメラが新しいもんで・・)

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会場の一つの濱田屋さんは偶然、私のお客様でした。この栃の座卓も10年ほど前作ったかな。

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最初は、真っ白なんですが、いい感じに使い込まれています。

最終日に、軽くサンディングして汚れを落とし、オイルをかけてきました。

*座卓はブックマッチングで2枚剥ぎなんですが、後ろの板戸は3×6の魚梁瀬杉!の1枚板なんです。1枚が私の座卓の何倍もすると思います。普請道楽は恐ろしいですね。しかも、それを黒く塗りつぶしているのが粋です。

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この凝った“契り”は、最初から意図したものではなく、濃いウォルナットが存在感あり過ぎて、下品になり、苦肉の策で内側にもう一度、栃を埋めました。

怪我の功名で、オシャレになりました。

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この水切り瓦は、台風の多い高知県で、壁を雨から守るものです。でも、見栄もあるかな?

ちなみに、修繕するだけで、1枚につき1万円かかるそうです。古いもん守るのは大変ですね。


打ち上げ!

昨夜は、「土佐の雛祭り・奈半利町」の打ち上げでした。

前夜祭は、カメラが不調で撮影出来なかったので、気合いを入れて臨みました。

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浜アザミやフキノトウの天ぷらです。浜アザミは残念ながら野生のものではないそうです。

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やっぱり、刺身は外せません。手前はビン長マグロの塩タタキです。

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これは珍味。マグロの内臓を茹でたのをヌタで頂きます。あっさりしています。

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意外に、厨房に立つのは男氏です。皆さん、料理上手です。

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なかなか私も忙しく、おでんにありつけませんでした。

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猪汁の配給も受けられます。

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ご飯は、カチリや紫蘇が入っております。

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会場は旧野村茂久馬邸。茂久馬さんも“お客”(宴会)が大好きだったそうです。

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アジを酢で〆たもの。この鮮度は都会では困難です。

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屋外に流しもあって、魚や獣の解体が出来ます。奥では、シャモ鍋を調理中です。この鍋については、後日UPします。

高知県東部は中岡慎太郎や岩崎弥太郎など、多くの維新の志士を輩出しています。今回の集まりにも、幕末からタイムスリップしたような方が多くいて、驚きました。

やっぱり、改革は地方からでしょうか?ちびっと希望が見えたような気がしました。


前方階段箪笥?

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前方階段箪笥とでも呼びましょうか、奇妙な形の箱物の木地が出来上がりました。

ホゾが一棹につき、40枚もあるので丈夫です。

全体に、帯鋸で挽いた木肌を残していますので、拭き漆で仕上げると、かなり黒くなります。

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このように、ポッチの位置が中央寄りのも試してみました。両面テープで止めています。

観音開きのフェイクのようで、面白いのですが、今回はボーっとした方が、形の面白さが引き立つと思い止めました。

意匠を現物でチェックするのも大事なことです。

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ツマミを取り付けて、接着剤を拭き取ると、オッパイのようでした。

* ところで新調したカメラ、ニコンD7000、薄暗い所で、ISO1600に増感しても、さほど画像が荒れません。すごい性能です。しかし、チッチャイ画素数で撮影しないと、パソコンがついていけません。どうせ、ブログ用だからいいんですが。


再会

昨夜は、車中泊で高知市内に飲みに行ってました。6時から飲み始めて、気が付いたら日付けが変わっていました。

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居酒屋集合体「ひろめ市場」にある、私が制作した、カウンターと椅子。

もう、12年になりますが、ビクともしてない・・・・・ようです。

このタイプの椅子は貫を入れると、強度がグッとUPします。座板は、面倒くさかったので反った板をそのまま使っています。しかも、形はまちまち。

座面に紐を使ったものも検討しましたが、過去にホテル客室への納入で、2年足らずで問題が起き、とても居酒屋の使用には耐えられないと思いました。

ちゃんと作っていれば、それなり、いい感じです。

手前のヒノキのウレタン塗装のテーブルでは、酒を飲むには味気ないです。

(指で隠してみて下さい、雰囲気ぶち壊しなのが分かると思います。)

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同行した、悪徳不動産サーファー。ひどくカメラを嫌います。普段、よっぽど悪いことをしているんでしょう。

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午前様とはいえ、本当に淋しくなった、帯屋町商店街。

いつまで高知でやっていけるのか?!


何事も積み重ね

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本日も比較的真面目に働きました。

このように、ホゾとホゾ穴を開け、プラモデルのように組むのですが、最近は2棹一遍に作っても、ドエライ失敗はしなくなりました。学習するもんですね。

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全体が、帯鋸仕上げで、厚みが一定でないので、ホゾ穴は全て現物合わせです。だから、左右、それぞれ寸法が大分違います。プロの方でも意味がわからないと思いますが。

これは、意外に難しい技なんですよ。手間の割には、効果が薄いのが特徴です。

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妙なもんが出来たな。

扉が、ちょっと内部にオフセットされているのが気になりますが、ツマミを付けると巧く収まると思います。

ツマミの形で出来不出来が決まります。今回はオリジナルを考えるより、あっさり李朝の伝統的なタイプにしようと思っています。


予算はなくても、2

ハァ~、今日は割合真面目に仕事をしました。とても久しぶりです。

暖かくなってきたんで、体も大分楽になりました。

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昨夜のお楽しみタイムです。

地味な、一合徳利は、実は人間国宝の作です。

醤油の小皿は、近所のMさん作。

丸膳は、人間国宝・・・・・・になったら特別年金貰えるらしいと、羨ましがる私の作。

煮物は母親作。

刺身はグレなんですが、量販店のは、なんでこんなに甘味が抜けてんのかな?

でも、器をチョビット変えてみると、いい気分です。

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お酒はね~、レンジでチンはダメですよ。

面倒でも、湯せんにすると、味が全然違います。ちょっとリッチな気分だしね。

冷酒(ひやざけ)は体に良くないですよ。屋台の“六平ちゃん”が

「冷酒やってた連中は、全員死んだ!」といつも言っていました。