2011年06月29日一覧

フットサーファーの怪談

この話を聞いてから、もう10年以上の月日が経ちました。

Kちゃんは、その日も配達で軽トラを走らせていました。当時、私もよく波乗りをしていた、T海岸にさしかかった時、ジャンクで大波のコンディションにもかかわらず、上手なサーファーが綺麗なマニューバーを描いていたそうです。Kちゃん自身は波乗りをしませんが、兄弟は皆サーファーです。

車を止めて、しばらく見とれていたのですが、恐ろしいことに気が付きました。
その、足元に本来あるべきはずの、サーフボードがなかったのです。
サーファーは素足で大波を乗りこなしていたのでした。
Kちゃんは慌てて、車を発進させました。

後で、一部始終を聞いたローカル達は全員総毛立ち、Tポイントに入るどころか、その海岸線に近付かない人もいたそうです。Kちゃんは、絶対に口から出まかせを言うような人ではないですから。

実は、私がこの話を聞いたのは大分後になってからで、当時、良くTポイントに入っていました。道理で、ローカルがいなかったはずです。