2019年11月23日一覧

レーザ加工に向く樹種

今度床屋に行ったら「おすべらかし」でお願いしますと言ってみよう。多分しばかれるか丸坊主にされると思う。

棚の木地の準備が出来た。木地の厚さは12ミリ。試しに焼失分と木殺しを考慮して、データで11.5と11.3ミリの穴をレーザー加工機で開けてみた。

用意したのは楠とケヤキです。ケヤキは個体によって比重に凄くばらつきがあるのですが今回は一般的なもの。やや重めなケヤキは失敗だったかなと思いました。

予想に反して楠は出力100%・6mm/Sでも切れません。もう一度繰り返すと火災を起こした。これでは使えません。

ケヤキは思いやられるなと思っていたら、何と6mm/Sで余裕で切れました。木殺しして11.5の穴にドンピシャ!

計ってみたら比重は楠の1.4倍ありました。

どうもよく分からない。楠は独特の光沢があるので光線がはじかれるのか?「木の反射率」でググってみたらそうでもないな。波長に関係があるのか?

流石に「レーザー切断と樹種の関係」の文献は見当たらなかった。レア中のレアだからな。これで杉と楠は向かないことが判明。楠は脂があるのでしつこくやると火事になる。せっかく用意したから、切れなかった部分は糸鋸でトレースしよう。