カエデのスプーン

今朝は10℃くらいと寒くはなかったが、夕方には冷え込んできた。

仕事も一段落したので部屋の片づけをしてのんびりしようと思っていたのだが、スプーンの制作に取り掛かる。

何て働き者なんだろう!他にすることがないし。

本来ならば塗りのスプーンを作るべきなんでしょうが、インパクトのある木地を使って拭き漆の方が勝負が早いとの商売上の判断です。塗りは塗師屋に任せればよい。

塗りのスプーンならば木地はホウでも良いし、仕上げは多少荒くても良いのです。拭き漆の場合はきっちり磨かなくてはならないという手間はあります。でも拭き漆の塗りは刷毛塗に比べると圧倒的に簡単です。

いや、塗る事だけならそうでもないのですが、塗り漆は色漆を練って練って製作して、刷毛の準備をして・・・・・終わったら刷毛を入念に洗浄して油を染み込ませ保管・・・・・また使う時はその油をすっかり落として・・・・・・余った漆はラップして乾かないように保管する・・・・・・専業でないとやってられんのどすえ~。朝、準備をして1日塗りの仕事をして、夕方道具を手入れしてしまう・・・・でないと元が取れません。

*そんなに頭を使わなくて良いスプーンの制作は脳を休ませるのにも良い。木工は本来そういう仕事なんですけど。