仏像の制作一覧

仏像作り始まる。

じわじわと、準備を進めてきた仏像の製作に入っています。 先に仏壇を納めたお客様の注文ですが、私から持ちかけた話です。(向こう見ずな!)

仏具屋さんの商品は精緻で良く出来ているのですが、完全に作業となっていて、形骸化しています。妙にしらじらしいです。中国の専門の村で作られていると思います。毎日拝んでいれば、それなりに良くなってくるかもしれませんが、下手であっても、生臭くても、私が作った方がいいと思いました。

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いきなり、木に彫ること困難なので、急がば回れで、粘土で原型を作っています。

人体像の製作は簡単なようで難しく、彫刻科で、しかも塑像を専攻していても思うようにはいきません。自分で言うのもなんですが、工業デザインは割と才能があったんですが、塑像は苦手でした。というか、大学の時は遊んでばかりだったし……卒業してから大変後悔しました。

モデルを使わず、写真を頼りに作るのは大変ですね。でも、学生の頃よりは確実に上手くなっているような気がします。卒業してからもずっと造形関係の仕事をしてますし、木工の微妙な寸法に日々悩んでいることも役立っていると思います。

これで飯が食えるんなら、木工より楽しいかもしれないな・・・・・・そりゃ無理じゃろーな。


「古仏との対話」展

Dsc_000123 本日は、香美市立美術館で「古仏との対話」展を見てきた。

18点ほどの、こじんまりとした展示ですが、十分楽しめました。

運慶の弟子の作という大日如来坐像は非常に洗練されていて、よくぞ鎌倉期から高知の小さなお堂に残されていたものだと思う。私がルパン3世なら一番に頂きたい。

地物の仏像もちょっと不細工ではあるが、なかなかに味わい深かったです。図録等なかったのが残念ですが、規模からいえばしょうがないか。日曜までですがもう一遍行ってみたいな。

06666 すぐ隣の八王寺は今日がお祭りみたいでテキヤが準備をしていました。

銀杏も色づき始めました。