当社は零細な木工房ですので、なるだけ面倒で材料がもったいない、曲線を使わないようにしています。
面倒というのは、デザインするのが面倒、加工が面倒ということです・・・・・お客様すみません。でも使っている材木がいいですから、あまり凝ったことをすると、台無しになってしまう可能性もあるのです。
三次元で、尚且つ凝ったデザインをまとめ上げるのは、並大抵の造形力では難しく、避けて通るのは個人の工房ではむしろ正道と言えるでしょう。実際、妙なデザインをして成功している例は少ないと思います。本当に成功したら、大手の家具メーカーからパテントの問い合わせがくるでしょうね。
とはいっても、どっかに曲線は入ってくるもんで、曲線定規があると便利です。
これは、会社で工業デザインをしていた時に重宝していたものです。
木工を始めるとき、思い出して購入しました。ちょっと高価でしたが買って良かったと思います。定規がいい加減ですとあと後、尾を引きますから。
短いものは使いません。
これは、”ヒヨコ定規”と言ったかどうか?先の”高杯”のデザインにも使いました。
”ステッドラーの雲形定規”は家具作りには殆ど役に立ちません。
パソコンを使える人なら、製図に定規なんて、チャンチャラおかしいでしょうね。