2009年10月06日一覧

銘木解体

Dsc_0005 今日は南国市の海地製材所に行ってきました。

7,8年前に買った山桜(全長4m×幅85㎝×厚さ17㎝)を家具用に腑分けしたのです。

この盤は私が買った中では一番高価で、どうも、価格に見合った使い道が見当たらず、他県の市場に投機目的で転がしていたんです。

残念ながら、不景気でますます価値は下がりました。いや、価値は別に下がってないけど、価格がね。

Dsc_0013 このほど、段取りついて、エイヤ!で挽くことに。

このクラスになると、ワクワクもしますが、憂鬱でもあります。

どんなに上手くいっても、100%成功はあり得ませんから。でも、今まで待った意味はあったかもしれません。期が熟したというか、それなりに経験を積んできたし。

実際は、今回、さほど選択肢はなく”焼け”の入った両端1mを切り離し、良質な2m材を取りました。両端からはテーブルなどの脚を取ります。

Dsc_001732 最近不景気な製材所も、久々の大径材にチビット緊張気味です。

幅60㎝程度の盤はざらにありますが、山桜の85㎝はちょっと珍しいと思います。

でも老木で多少傷みは免れません。

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縮杢が出ています。

意外に軽かった。あまり知られていませんが、ホントの銘木はケヤキなんかでも比較的軽いんです。これなら後々大狂いはしません。それに、この材は20年以上寝かされていたそうですから。

Dsc_0059_2 海地製材も記念撮影していました。

実は薄板を何枚も取ろうかと考えてもいたんですが、勇気がありませんでした。

まずまずの板が取れて、私も久々に製材の楽しさと興奮を味わいました。でも、買った時の値段で買い戻してくれるならそっちの方がいいかもな~。

どなたか、ダイニングテーブル注文しませんかね。この材なら、すぐ使えると思います。