まだ、波乗りの疲れが残っていて、体が捻じれない。
ところで、今日も、一部の木工家には大変参考になる話ですが、一般の方には意味が分からないし、使い道もありません。
先日の山桜ですが、3分割すると、幾分予想はしていましたが、中央の板目の部分が、ビィヨョーンと反ってしまった。6㎜だった反りが、何と10㎜に!内部応力のバランスが崩れたんですね。
これでは、仕上がりの厚さが28ミリほどになってしまう。お客さんには、仕上がりは薄くなると言ってあるもの、40ミリの1枚板を見せているので、、「ウソツキ、詐欺師、人でなし!」と言われても仕方がない。
それに、銘木のテーブルが、あんまり薄いのはどうかな。凸面が表なら、裏は凹んだまま残すという裏技が使えるんですが、今回は逆だしな。
そこで、木工仲間の近藤さんのブログを思い出しました。試してみる価値はあるぞ、加熱曲げ!
慌てていたので、作業中の写真がありません。濡らしたバスタオルを巻いて、アルミホイルでカバーし、長さ120センチの部分をアイロンの2台がけで30分ほど過熱しました。幅は27センチですが、別に直角に曲げるわけではないので、十分可能ではないかと・・・・。
写真は曲げた時の様子を再現したもの。実際はアルミホイルは巻いたままです。また、かました板は、3センチ厚を中央に1枚。
それを、強力バイスで両側が定番の縁に着くまで締め上げます。
最初は、両側を木のブロックに載せて、糸鋸機やら、自分やらが乗ってみたんですが、大して曲がりませんでした。このやり方だと200キロは必要かと思います。
上面をアイロンで加熱中は、下面に、この園芸用ヒーターを敷きます。ほんで裏返して、同じことをします。 このヒーターは、漆ムロ用です。別になくても出来そうですよ。
どうじゃー!ここまで修正できれば大成功じゃ!やってみるもんじゃね~。
僅かに、3ミリほどの隙間はあるけど、十分じゃ。その気になれば、限りなくゼロに近付けられるでしょう。面倒だからな。
昔から、炙ってタメル方法はあったけど、40ミリはな。
銘木や、ここぞという時、4枚剥ぎのうち、1枚が反っていて、余分がない時などに活躍するでしょう。
近藤さん、講師の徳永先生、どうもありがとうございました。