ここで言う、アルミホイールは自動車の車輪のことで、台所で使うものとは違います。
先日。海に潜りに行ったとき、駐車場で懐かしいものを見つけました。
これは、私が、23年位前、タイヤのブリヂストンに勤めていたときにデザインしたものなのです。
当時のスーパーカー、ポルシェ959のホイルの影響を受けていますが、13インチですのでかわいいです。
このホイルは売れたな~。写真のセンターキャップは、私のデザインしたオリジナルではなく、5年位してリファインしたものです。都合10年くらい売れたのではないでしょうか。アルミホイールとしては脅威のロングヒットです。
もともと無理のない、FF車に適した形状ですし、当時タッグを組んでいた営業のHさんの「もっと、一般ユーザー向けに!」という意見を入れて、やさしいデザインにしたのが良かったみたいです。
なぜか、今回はホンダ、フィットについていました。
私は、サラリーマンが嫌いではありません。この会社は、デザイン室が本社から離れており、妙に閉塞感があったので辞めましたが、本社内部にあって、同期の連中とワイワイ出来ていたらまだ勤めていたかもしれません。
会社帰りの居酒屋で、上司の悪口を言いながら酒を飲むのも好きですし、その上司におごられるのもいいもんでしょう。
しかし、今だから言えますが、こんなメガヒットを飛ばしても、さして褒められることもなく、ごく些細で明確なミスをあげつらう減点主義の部長がいたせいでもあります。私は高知県人ですので、一々ちっちゃい事など気にしていられないのです。
どうも、やっぱり勤め人には向いてないかもしれません。
でも、ずっといたらお給料いっぱい貰えたろうな~。独身だったら、毎晩キャバクラにいけるだろうな~。その程度なら、金なんてなくてもいいかもな~。
コメント
記事を見て頷いていました。私も元サラリーマンでしたので、お気持ちよく分かります。
企業というのは大きくなるほど減点主義・管理主義に走り、本当に大事な部分を見失って行く様に思います。これでは現場で頑張っている者がやりずらくなりますね!どこも同じ様な状況でしょうか?
まっ、お互い人の道を外さないよう頑張りましょう。
しかし、吉良さんがデザインの世界で活躍されていたとは!素晴らしい!
当時、デザイン部に来る管理職は、トコロテン方式で部長になった人達の中の、落ちこぼれとは言いすぎでしょうか。他の部署には優秀な、魅力のある人が沢山いました。
木工は、デザインが金にならないので、大変です。