メノコツチハンミョウ

雨降りで暖かかった。只今の室温20℃。

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先日手に入れた山桜から、早速ある主がお出ましのようです。

図鑑で調べると「メノコツチハンミョウ」。ハンミョウと言っても川原にいる“案内人”とは別の種類のようです。

ググッてみると、事態は単純なものではありませんでした。

成虫の出現は秋なのだそうで、これは問題なし。パートナーを見つけて交尾したら、地中に産卵して死んでしまうそうです。その後、春に生まれた幼虫は花によじ登ってハナバチを待ち、ハナバチが来るとしがみ付いて巣まで移動するのだそうです。

ハナバチは蜜と花粉を混ぜ合わせたカプセルに卵を産むのですが、それを丸ごと食料にして成長するのだそうです。

ハナバチの仲間でも、ハキリバチ科は土中に埋める者、木の穴に巣を作る者、いろいろいるそうです。

結論として、最初にカミキリムシかキクイムシの開けた穴に、ハキリバチが巣をこしらえたのですが、その巣をメノコツチハンミョウが乗っ取ってしまったわけです。

昆虫の世界もなかなか奥深いです。

インターネットってほんとに便利ですね。図鑑にはそこまで書いてない。

*ちなみにこの虫、関節から毒液を出すので、素手で掴んではいけません。

*「メノコ」とはアイヌ語で女性を表すそうです。ウエストのくびれた豊満な形をしていますものね。