バッサリ!

朝は肌寒くて薄いダウンにニット帽をかぶって散歩することもあるが、日中はTシャツ。

加工中の山桜。この幅の材は銘木市場でもお目にかかることはない。ケヤキなら金に糸目をつけなければもっと広いのもあります。山桜は200~300年が寿命ということではないでしょうか。ググってみたら500年とかいう銘木が花開かせている例もあった。

で~、それを半分に切断!!

7ミリほど反っておりなるべく分(ぶ・寸の1/10・厚みの事を言う。)を落としたくなかったから。乱暴なようですが内部応力も逃げるので後々木口割れも少ない。

大径木はこなれていて内部応力も少ないのですが、切断すると両端が2mmほど空きました。保管は都合30年ほどしている。

以前紹介した方法でムラ取りします。ヒノキの角材を利用して、浮いた部分にメルトガンでクサビを多数接着。横切り盤を定盤とします。自動鉋で少しずつ切削すると完全な平面が得られます。桑原だと実にスムーズ。

幅が5mmほど失われますが、再接着するとプロでも言われなければ分かりません。ただ自動・手押し鉋共に精度がないと厳しいです。

切り離したくない場合は、手作業では完全な平面は無理ですので、片側ざっと平面を作り工場の巨大プレナーサンダーに外注します。