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怪しい自転車

今朝も氷点下でした。

6:30から散歩を始めると高知県ではまだ暗い。朝が早くなるのはこれからだろう。一方、日没は相当遅くなった。

今朝は満月が煌々としていた。散歩も終盤に差し掛かるころ、怪しげな自転車に度々遭遇する。

55年ほど前に流行ったセミドロップハンドルの軽快車に似る。なぜか手作りのオートバイのマフラーを模したものを取り付けている。フレームはLEDの電飾が輝く。更に、アジアか中近東系の音楽が流れる。外国の方?かは暗くてよく分からない。でも何となくほっこりする。

散歩が終わるころには月は銀化して輝きを失っている。

そして手にはユキちゃんのウンコをぶら下げている。


一杯。

今朝は-3℃を下回った。しかし風もなく寒くはなかった。

反り板のテーブルで晩酌して練習(試用)しています。中々に具合が良いですが、平皿を端に持ってくると傾きが気にならないこともない。

錆漆を入れて目止めしたので拭き掃除が圧倒的に楽になった。


李朝文机出来

今朝は今季初の積雪を観測した。

何故か?山には雪は見られず。

入野松原の定点カメラ。流石にサーファーはいない。

出来上がった角丸の文机。明日発送。

どちらもブックマッチングで左右対称です。

現在濃い色だが、3か月もすると右くらいになります。その後はあまり変化はない。


道具の処分

雨も降ったので海に行かず。体に悪いな。

お見苦しい一角ではありますが、年末から整理中です。

四角い箱は、材料、特に椅子の脚などを絶乾状態にするもの。

一番大きな箱には炬燵用ヒーターが入っています。材料を入れて蓋をして20分も置くと湯気がモワモワ出ます。乾燥材でも相当な含水量です。でも、もうそこまでしなくてもよいことが多い。

全部解体して、広いもの以外ストーブで燃やしました。

主にテーブルの脚の組み立てに使った自作のプレス。機械が入ったので必要ありません。

椅子の座面の倣い加工の雛形は検討中です。


ペーパーコードの輸入

今日は暖かかった。

Yチェア張替用のペーパーコードは日本の販売店から買っていたが、在庫が不安定。先日販売店2社とも在庫切れで困ったので、直接デンマークの製造元から輸入した。昨年11月初旬に発注してやっと届いた。

物価高に加え、円安の影響もあり、10年前の倍の値段となっています。更に今回は通関手続きを業者にお願いしたので手数料もかかる。それと税金・・・・・年間どんだけ納めればよいのでしょう?金持ちにとって固定の税率は何でもないでしょうが、元手の限られているものには重荷だ。

1立方強の容量なので国内輸送は混載便で割安なのが有難い。フォークリフトが必要なので、Kちゃんの会社に降ろしてもらって、本日届けてくれた。

ちょうど雨が止んだので、Kちゃんにも手伝ってもらって作業場に入れた。

72巻・・・・・・以上だと割引率が高くなるのだ。ざっと300脚分張れます。はけるのは何年先になることやら。これを一人でボチボチ4階に運び上げます。ざっと400キロ!でもまあ張替の材料の心配はしなくてよい。

メールをチェックすると、デンマークの製造元とのやり取りが往復30通。輸入代行業者とが40通。製造元はユーロで請求しているのに、郵貯で送金手続きをしたら、デンマークを選択すると自動的にデンマーク・クローネ一択になるなどのトラブルもあった。なぜに輸出入の手続きがこれほど煩雑?もっと簡単なら私の家具も海外にバンバン売れるのにな。


拭き漆の回数

昨日は夕方川SUPトレーニング。向かい風の中、必死で漕いだがフルスーツでも汗にならなかった。

翌朝はすぐに起きられません。でも今朝は何ともなかった。晩酌で食べたカツオとニンニクが効いているのだろうか?血圧も上が100であった。まあ、弱い降圧剤飲んでますけど。

本日のブログはお客様への説明用です。

立てかけてあるのが現在制作中の文机の天板。2回塗ったもの。手前は2年ほど前に作った6回塗り。

この写真で差は分かりにくい。同じ山桜です。

色味は塗りたてが赤黒く焼けていますが、時間が経つと漆は透明に近くなり、同じになります。

これでも差はよく分からない。

立てかけたら一目瞭然!右の2回塗りはマット調です。

これはこれでカッコいい!

5.6回塗るとしっとり落ち着いて縮み杢などが浮き出てきます。

以前にも書きましたが、拭き漆は1回目で7,2回目で3の漆が木地に吸い込まれます。以後は表面にコーティングする感じで回を重ねます。全体に塗って、丁寧に拭き取ります。恐らく、表面に残るのは米粒くらいの量です。車のワックスがけと同じです。

1回目は大量の漆が必要ですし、ムラになりやすいので気を使います。最初のころはヘラを使っていましたが、手早くしないと溜まりの部分が濃くなるので現在はタンポ刷りです。

吸い込みがなくなる3回以降は楽に作業できます。3回塗り、4回塗りですと妙に中途半端な状態で仕上げとしてはあり得ないです。木地の状態を見て5,6回塗ります。面倒になったらやめるのかも。神器などでは千回・万回塗る場合もあるといいます。

昔から玄人筋では拭き漆は2回で十分ではないかという声がありました・・・・が、矢張り高く売るには6回塗って立派に仕上げないといけないかもとか。確かに高級感は出ます。お茶をする方も2回塗りを支持される方は多い。(塗り漆は別です。)塗を重ねて”こうべった”感じになるのが嫌なそうです。

”こうべる”① 人の機嫌をとり、ことば巧みにしゃべる。② 高慢なことを言う。
土佐弁ではおしゃれする”・”ちょっと気取る”から名付けたオリジナル品種です。

ただ、2回塗りはムラが出やすいし、ごまかしが効きません。

今回は2回塗りがいい感じなのでお客様に聞いてみようと思います。耐久性も変わらず、10年毎日使ったら手油もしみ込んで判別は付かないと思います。


雛形があると楽。

土日仕事をした分、本日もダラダラと仕事した。いかんな~。

今回の文机はほぼ同サイズの在庫があったので各部の寸法は僅かな微調整で済んだ。一々図面を残していない場合も多いので助かります。天板に対して脚のサイズや取付位置は中々に難しい。

今回のお客様は天板は角丸を指定。モダンでやさしい印象になりますね。最初は15Rで取ってみましたが、やや中途半端なので18Rとした。下端を面取りしても印象は変わります。いい加減なようで結構気を使っています。上端の面取り幅も細心の注意が必要です。

室に入れて後5回塗ります。今回はパーツで拭き漆をしますので幾分楽です。


Fiat500 チンクエチェント

土曜の午後から入野松原の予定だったが、何だか寒気がするし、風も吹くので止めにした。

近所に最近停まっているFiat500。

ここ20年ばかりの車のデザインで一番いいのではないか。スーパーカーも含めて。デザインはピニンファリーナ社かと思ったが、ググってみてもよく分からない。

ルパン三世の乗っていた初代より大きくなったがキュートだし破綻もない。内装も素晴らしい!鳴り物入りで発表された新ビートルなんかは、やたら大きくなって全然可愛くなくて売れなかった。ポルシェ911も60年代に発表されたナロースタイルから、でかくなってずんぐりしている。人気はあるがもうデザインは良いとは言えません。その点ミニクーパーはうまくやったなと言う感じです。まあ、車に興味のない方は何を言っているのかさっぱり分からないと思いますけど。

このように形と絶対的な大きさはデリケートな相関関係があるんですね。そのまま大きくしても持たない。

ヘッドライトの内部は3角形だったりして中々芸が細かいです。

ただ、壊れるし、中は狭いし・・・・・でも乗りたい車ではある。

最近のクラウンなんかただでも要らん。気が狂っているとしか言いようのないデザインですね。トヨタには病気の人がいるようです。

ではロータス エリーゼはどうかと言うと、あれは箱のレースカーに見られる一代限りのボディーみたいなもんで、どうこういう代物ではありません。


かんな盤の刃物交換

昨日川SUPトレーニングをしたのだが、カルガモが不審な行動。岸から飛び出してきて、うまく飛び立てない様子を見せます。どうやら私を巣から離したいようでした。ググってみるとまだ産卵の時期ではないようなのですが。

荒取りをした材料を仕上げ削りするために鉋盤の刃を交換。べつにそれほど切れ止んでもなかったが、サンディングで仕上げるよりもいろいろと無難。

まずは手押しかんな盤。

桑原のセッティング治具はアルミと真鍮で出来ています。

ちゃんと緩む方向が打刻されていて超親切!でも、4枚刃が均等にセット出来たことはまだない。

次は自動鉋盤。シャフトにセッティングゲージを載せたところ。こちらは3枚刃。

専用のレンチはこのようになっていて、すべって手が刃物に落ちかかることはない。至れり尽くせりの器械です。


錆入れ、研ぎ出し、拭き漆

本日も緩々と仕事した。寒いし。

天板だけ錆入れする計画だったが、研磨していると側板に埃がついて白っぽく見えます。やっぱりここも錆入れするか~。まさか、天板裏は必要ないだろうと思いつつ、どうせなら裏もやっとくか~!木工あるあるですね。

ヘラで錆をしごき入れて乾燥後研磨。冬に水仕事はしたくないけど。

更に拭き漆は2回。しっとり落ち着いた。

木目がくっきり浮かび上がります。

食べ物をこぼしてもふき取りが楽です。勿論、手間がかかった分価格を上げます。

九州は別府から文机の注文。「文机」でヒットして、随分前から当ブログをチェックしてくれていたそう。無駄ではないぞ!ヤマネコ通信。ほんまにネットの世界も地道な積み重ねやね~。