首都圏のお客様から、丸テーブルを頼まれた。遠方だと打ち合わせは慎重になる。何度か写真をやり取りする。
しかも、ウサギが好きなので、お任せするので、鳥獣戯画のなかから、見繕って何点か、どこかに彫り込んで欲しいとの事。ウ~ン・・・・・・
「私はスーパーマンじゃありませんで~」しかし、偶然、彫刻科を卒業している。やらにゃいくまい。
線彫りでは味気ないので、レリーフとした。また、効果をあげるためにオイル仕上げでなく、漆塗りとした。
一年ほど前、仏壇を作った際、仏像も彫ってみようと買っていた彫刻刀が役に立った。こういうものは道具が仕事をするのであって、彫刻刀の場合は小が大を兼ねるのです。
何とか出来た。仕上がった材料にブッツケ本番というわけにはいかないので、端材で練習しました。かといって一週間も練習するわけにもいかず、辛いところです。
蛙に投げ飛ばされた ウサギの口から「プハッ」と出てるのは私のアドリブです。目にはアワビを使っています。
なんでもそうだと思うのですが、お客様の無理難題は、大きなチャンスです。実際のところ今回も、こういうスタイルもありかなと思いました。
ところで、ホームページの改修は、水面下でボチボチ進んでいますが、完成は五月の中旬になるのでは考えています。別に大して変わりませんが。