2010年02月一覧

たまには文化的な、

夕方マンドリンのコンサートに行ってきました。先日、チラシ作りを頼まれたミニコンサートです。飲み友達のHさんがリーダーのようです。波乗りの疲れが今日出てきて、いい気分で聴けました。なんのこっちゃ?ベテラン揃いで超巧かったです。

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Hさんは「やっぱり最初は緊張する」と言っていました。こんな田舎のジジババ相手でもそうなんですから、オリンピックでトリプルアクセルを跳ぶのは大変なことですね。

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マンドリンの胴体は涙を半分に割ったような形をしています。チェンバロみたいな音色でした。チェンバロもレコードでしか聴いたことないですけど。たまには、映画やコンサートにも出かけんといかんな。ずっと御無沙汰じゃ。

この会場のホテルは“やまぶき”のすぐ近くなので寄りたかったけれど、明日のことを考えて我慢しました。


スーパーロングのキャンピング車登録

本日は、ハイエーススーパーロングのキャンピング車登録、1ナンバーから8ナンバーへの構造変更にかかわる真面目なブログで、一般の方は面白くもなく意味もありませんが、所有者には有益だと思います。

8ナンバー化のデメリットは2年間で税金等が¥2,5万高くなることですが、1年車検の手間と費用を考えると、チャラになると思います。

メリットは、高速道路料金です。何で11トントラックと同じ割増料金を払わないかんのでしょうか?当然1000円高速の恩恵も受けられます。完全無料化は難しいでしょうから、ナンバーによる格差は今後も続くと思われます。

意外に知られてないのがタイヤです。貨物車であれば縦剛性の強いだけの6プライタイヤが義務付けられますが、安全性の劣るものです。意味がわかりません。8ナンバーだと、大型ミニバン用のタイヤが選択できます。元、タイヤメーカに勤めていた私が言うので間違いはないです。

あ、なんか真面目なことを書いたら疲れてきました・・・・詳しいことは陸運局に行くと教えてくれます。関係する部分の仕様書のコピーをくれると思います。

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奥のベニヤ板とタル木で作ったものが自称ベットです。200×120㎝。これでOKが出ました。エアーベットはオートキャンプ用の本格的なものでもダメだそうです。

キッチンも条件が大変厳しくなっています。特に立ち位置の天井高は全域で、きっちり160㎝必要です。私の場合、フローリングを切り抜きました。これでも、窓側はわずかに低いのですが厳密には計らないようです。ミッドルーフ車などはスペアタイヤの部分を板金で35㎝掘り下げたりするそうです。

詳しいことは自分で調べて下さい。大変ですがメリットはあります。審査基準は係りの人によってもバラつきがありそうですから、1,2回は相談、実車見分が必要だと思います。私は説得力を増すため、当日はポータブルトイレも載せていました。

日常、実際に貨物として使用されている方は、いろいろと問題があり止めておいた方がいいようです。あくまでキャンピングカーということです。まあ、この車で電気工事に行ったり、営業に回る人は少ないでしょうが。

ナンバーがおりて、2日間で、短距離でしたが2度ほど高速を使いました。200円くらいの違いですが、10年も乗れば随分な金額になると思います。

*私の車は以前、後部座席を取り外して、3人乗りとして改造申請していましたから、比較的簡単でした。6人乗りはもう少し面倒です。


ボードの破損から立ち直る?

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今日は雑用が全部片付いたので、また、非常に暖かかったんで、入野松原にサーフィンに出かけました。波は風が入ってグチャグチャでした。

折れたアルメリックのロングボードの修理が出来てないので、8フィートでペラペラのT&Cで入りました。相当前にハワイで買ってきた板です。中途半端なのであまり乗っていません。パドルはしんどいけど意外に使えそうです。しばらく、これでやってみるかな。

海から上がって、風の中、裸でいても寒くありませんでした。海水はまだちと冷たい。

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午前中で切り上げて、お昼は近所の“大田食堂”でラーメンを食べました。450円也。実は波乗り“いのチーム”のO塾長がやっています。ハンターでもあります。

最近のインパクトの強いラーメンとは違い、殆ど天然だしのやさしいスープです。しかし、先代から数十年守られてきた味は絶品で、格が違います。小ライスを付ける人も多いです。

ここは、他に昼の定食とコーヒーぐらいしかありませんが、根強いファンがいます。あと、夏はソウメン、トコロテン、かき氷、冬はおでんがあります。


後悔先に立たず

本日は、朝から原木市場に出かけた。お目当ての朴(ホウ)は他県から買い付けの製材業者が来ていて、大分高値で、競り落とすことが出来なかった。安いもんですから、その気になればいけたのですが、在庫もあり無理をする必要はないと判断しました。その方が「高知は面白い木が一杯ありますね~」と感心していました。

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後悔はその事じゃないのです。銘木商のAさんが持っているケヤキのことなのです。長さは5mくらい、半割りにした材で直径はほんの50㎝というところでしょうか。大きいわけではないのです。軽く表面を削ってあるんですが、細かい花弁のような上品な杢が出ています。ケヤキを20年近く見てきた私ですが、しびれます。

最初に見たのは5年以上前です。恐ろしく高額で買えるような代物ではないのですが、市場から姿を消した後も忘れられず、聞けば倉庫に保管してあるということでした。その後2度ほど人を介して探りを入れてもらったのですが、どうも簡単に手放す気はないようでした。この不景気だし、最後には俺の所に来るかなと、高をくくっていました。

その辺に転がっている木を、高額商品に仕立てるのを得意としている、詐欺まがいの私ですが、矢張り、ここぞという時には、銘木もいるんです。李朝の小箱を作るなら、一生使えそうです。

それで、今日は意を決してAさんに相談を持ちかけました。そしたら「 あ~、あれは鴨居に使った、いいのが取れたわ!」 ガーン!!もう何年も見てないけど、頭の中では製材の仕方まで考えていたんです。その後、反対側の材も製材所から出て来て、高値で転売したとおっしゃっていました・・・・・・・グ~!

後悔先に立たず、借金しても買っとくべきだった。Aさんは「あんなの二度とお目にかかれない、吉良君も頑張りや」と捨て台詞を残して去って行ったのでした。


忙しかった一日

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今日は、1日忙しくて疲れました。主に気苦労です。朝9時にトヨタのディーラーに昨日頼んでいた委任状を取りに行きました。構造変更を自分でやる場合には必要なそうです。本人名義であれば必要ありませんが。

車検作業自体は5分程で終わりますが、初めてなので、ちょっと慌てました。構造変更の審査は別のラインでやり、少し時間がかかります。でも、昨日OKをもらっているので簡単に済みました。しかし、自賠責保険の加入や、重量税を納めたり、ナンバー外したり、スムーズに運びましたが、 結局2時間以上かかりました。

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陸運局は混んでもなく、書類の記入もそれほど困難ではありません。普通の車検なら30分ほどで終わるのではないでしょうか。さほど距離を走らない4ナンバーは2回に一回は自分で済ましてもいいと思います。

目出度く、ナンバーがおりると、封印場で取り付けます。封印のアルミのポッチがないので焦っていたら、係りの人が来て最後に簡単なチェックをしてポッチを挿入してくれます。これで無罪放免です。生まれて初めて2年車検へ仲間入りです。

陸運局の人たちは、公務員にしては親切で、臨機応変に対応していて気持ちがいいです。まあ、ここは真面目にテキパキ働かないと、さばき切れないでしょうからね。

それから、再度トヨタに行ってプリウスを横目で見つつ、ETCを中型車から普通車へセットアップをしてもらいました。ヤッター!これで、はれて高速料金は普通車と同じです。

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吉野家で並、玉(ぎょく)、お新古の昼飯を食べた後、明日の原木市の下見に行きました。時期的には一番いいのに、出てる材はとても少ないです。不景気なんで、皆さん山から切り出してないのです。実際、木も少なくなっていますし。明日は久々に買うかな。でも、相場は少し高めなのだそうです。

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ついでに、製品の市場もチェックしてきました。一度でも鋸を入れたものは“製品”と呼ばれます。ここもガランとしています。10年くらい前は山盛り一杯出ていたんですが。

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海回りで帰っていたら、ケーソンでも運ぶのか巨大なクレーンが浮かんでいました。写真ではわかりにくいですが、高さは100m以上あるかもしれません。

なんだか、良かったような、虚しいような一日でした。


ユーザー車検

本日、午後から陸運局に行って、改造したハイエースをみてもらった。4時に車検作業が終わるので、その後は私のような者の相談にのってくれます。正式じゃないけどOKが出ました。良かった、良かった。

前の車検から、まだ1年しかたってないので、今回はどこもいじらずにユーザー車検なるものに挑戦することにしました。大した挑戦じゃないけど。明日の朝の予約を入れました。

改造についての詳しい記事は後ほどUPします。これから“駅前酒場”に行くのでここで終わりです。


ネットオークション

ヤフーは大嫌いだが、オークションは実に重宝している。先日も、ヘグナーの糸鋸、レイズのTE37鍛造アルミホイール、コンターマシンと売却した。どれも新しくレアな商品だったので意外な高値で売れ、一財産手にすることが出来た。これを元手にトヨタ株でも買うかな。

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14年間乗ったいすゞの4WDトラックです。初めて新車で買いました。3年ほど前に弟にオークションで売ってもらったが、下取りの査定はゼロだったにもかかわらず、40万ほどで売れた。劇レアだしな。しかし、自分としてはどこも悪くなく、タイヤもタイミングベルトも新しく、サンルーフ付きのオシャレなトラックがそんだけかい・・・・・という気はする。リミテッドスリップデフも組んでるしな。新しい商売のスタイルに切り替えなかったら今も乗っていると思います。(フェンダーの凹みは地震で材木が倒れてきたもの)

5万円のダイハツ・ハイジェット、タダで貰って黄色に全塗装したサニトラとトラック街道をひた走ってきた私ですが、箱バン乗ったら・・・・・超便利ですね。昔、お天気を気にして家具を運んでいたことが懐かしく思い出されます。結局、高温多湿の日本にはピックアップは根付かなかったんですね。

なんか、車の話になってしまいましたが、ヤクオフは買うのにも役に立っています。時代じゃね。


美しいものには・・・・

ハイエースの8ナンバー化の改造をやっていますが、案外大変です。普段使わない木ネジやべニアも使っていますが、これはこれで別の技術が要ります。べニアはすぐささくれるし、全然面白くありません。

ベット設備については、杉のフローリングの床があるのに、やっぱり作らないといけないようです。友人たちは、マジックで描いといたら、とか水糸張っといたらとか、無責任なことを言っています。どうやら、それなりの構造物がいるようです。コンパネや絨毯を敷いただけではだめなようです。

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この前の続きのYチェアーの話です。特に面白い話ではないので興味のない方は読まない方がいいです。

この椅子が弱いことの、もう一つの原因は前脚と後脚をつなぐ構造材が2本であることでしょう。ペーパーコードを張る部分と貫。これは致命的だと思います。

座面に紐を張るタイプの軸組み構造の椅子では、貫は殆どの場合2本以上です。多くの資料が載っている“UPPER CANADIAN FURNITURE” を見ても、通常は2本、肘付きだと3本、ロッキングチェアーになると4本、都合5本の構造材でつながっています。

Yチェアーの貫はその分、太く作ってあるんですが、貫の場合、太く作ったらいいというもんではないんです。全体に柔構造でありますから、細い貫2本が絶対に効きます。でも、そうなったら下半分が平凡な印象になりますが。

ウェグナーはこの件で製作ともめて、工場の床に寝っ転がって駄々をこねたそうです・・・・当然ウソです。でも、この部分は相当もめたと思います。

ただ、前回書いたように、乾燥がもっとしっかりしており、ホゾの精度がよければ、相当いけると思います。どちらにしても、子供のギッコン、バッタンに耐えられる椅子ではありません。

どうも、落ちが見当たりません。使用にあたっては、座面の張り替えのことも頭に入れておかなければなりません。結構維持費がかかりますよ。美しいものにはそれなりにリスクがあるんですね。

フェラーリやシャコタンは腹するしな・・・・・・・・うまく落ちたかな。


Yチェア張り替え ,完了。

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ここ2,3日に本業以外のことで非常にに忙しいです。ウチは本当に暇な工房なので、珍しいことです。あと、ハイエースの車検が終われば、雑用はすべて終了します。もう一息!

Yチェアの張り替えは、なかなか奥が深いです。いつも100点満点とはいきません、でも段々巧くなっていきます。頭はボケているんですが、手は勝手に動きます。この調子だと痴呆になっても張り替えは出来るかもしれません。

このくらい編んだところで、12枚のクッション材を挿入するのですが、その後はかなり編みにくくなり注意が必要です。

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パーンと張りがあるのが確認出来ると思います。実際やや膨らんでいます。音もパンパンします。座っても座面の落ち込みは殆どなく、異次元の座り心地です。

ハイブリッド座編みと言いたいところですが、前にも書きました通り、古くは馬の尻尾の毛などを詰めて行われてきたことです。なぜPPモブラー社が行わないのか不思議ですが、矢張り手間がかかるのと、座面の張り直しも重要な収入源と考えられていて、早くダメになった方が儲かるんでしょうね。

腰痛持ちの方にはお薦めです。

*ブログの最後に青いチッチャなものが付くようになりました。何かな?


キッチン、だいぶ出来。

今日もよく働いて疲れたので、崇高なYチェアーの話は明日にします。風邪はどうやら治ったみたいです。

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ミニキッチンの製作の様子です。本当に沢山の道具が必要です。特に重要なのはハタガネ・クランプ。大は小を兼ねるわけにはいかなくて、多種多様のものが必要です。

通常の家具製作では使わない、エア釘打ち機も重宝します。今回はかなり本格的なのであまり出番がありませんでした。

下に空間があるのは、タイヤハウスをクリアーするためです。

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本当にちょっとしたキッチンになってしまいました。BOXやランタンが正確にビルトインされます。二つのポリタンクは給水と排水用です。

材は楠です。昔はショウノウの原料になっていましたから、クールミントガムみたいな強い臭いがします。寝られるかなと心配していますが、段々おさまってくると思います。ヒノキも候補にあがりましたが、流石に雰囲気が違うのではと考えました。

商品ではないので、塗装はしません。