乗りかけた船、ハイエースのキャンピングカー登録に向けた改造始まっています。右のオマルは登録にはあんまり関係ないけど・・・。でもすぐれものなので、後で特集します。
今回は、電動ポンプで水も出るようにしなくてはなりません。シンクは見ての通り漏斗を利用しています。ヨット用の小型シンクはとても高いんです。洒落た植木鉢を利用しようとも考えましたが、機能性を重視することにしました。
こんな仕事なら、体調すぐれなくても、ガンガンいくな。能率上がるし。しかも、結構いい材料使ってるしな。
久々にYチェアーの張り替えの仕事が来た。厳しいこのご時世に貴重な現金収入だ。なんかバイトしてる感じだ。しかし、間隔が微妙に開くので、やり方をいつも忘れてしまっている。でも肝心の所は体が覚えていて、始めると後は早い。
今回の2脚は今までで一番状態が良く、肘かけが一ヶ所外れていただけだ。すごく嬉しい。実は、Yチェアーはガタガタになったものが大半で、中には致命的な破損があって、ちょっと修理の難しいものもある。例えば、背もたれのYが折れたものなんか、積層でパーツを作り直すほどウチは暇じゃないし。あんまりひどいと、張り替えは気の乗らない仕事になってしまう。
Yチェアー信奉者には申し訳ない話になりますが、構造的に弱いのでは・・・・・という話は明日にして、長年?木工をやってきた私が感じるのは、材料の乾燥が十分おこなわれてないのでは、ということだ。
外れた部分を見ていると、長年の使用によるヘタリというより、乾燥によってスポスポになったように見受けられます。
実は、木材の人工乾燥は大変難しく、根拠があって言う訳ではないけど、日本が一番進んでいるように思います。例えば、高知県の“乾燥師”は世界で教えているし。木は一定でないので、感性とか目分量とかが必要なようです。
それから、この構造は、材料を吟味して、出来れば一つ一つのホゾをすり合わせるような精密さ、手間がが要ると思います。つまり、量産には向かないと思います。しかし、実際はPPモブラー社の中では安価な量産椅子なんのです。スーパーレジェーラ等と比べると明らかに雑な作りで、貫の部分なんかは研磨が十分でなくてザラザラしています。
「ハッ!ざまーみろ、世界の名作椅子を散々こきおろしてやったわい」
と言いつつ、考えた人も考えた人だけど、作る方も作る方だな。逆に言えば、量産椅子でここまで出来るのかと、考えさせられます。デザイナーがモデラーも兼ねてないと無理ですね。
真面目な話を書くと、時間もかかるし疲れます。
う~ん、風邪が治らん。今、全国的に木工家のトレンドは風邪のようです。
大した話題じゃありません。一般の方は読んでもわからないし、特にお客様は読まないようにして下さい。
これは、先日出来上がった、ちゃぶ台の幕板の部分ですが、反り台カンナのかけ方もいい加減なものですが(上側はどうせ見えない)、一番下に注目!
鋸跡が取れていません。これは、バンドソーで挽き割っていた時、うっかりハチベー、それてしまったのです。この部分を取り去るには、もう一度4枚の板を自動鉋にかけて、20ミリの厚さを19ミリに落とさなければなりません。
厚みを落としたくなかったし、面倒くさいし、勿体ないのでそのまま仕上げました。どちらにしても普通は隠れる部分なので、職人の失敗を残しておくのもいいんじゃないかと考えました。
こういうのは、あってもいいんじゃないでしょうか。
裏は2回塗りで止めてしまったけど6回塗った方が良かったな。
このちゃぶ台は納品に行ったのですが、比較するため持って行った、うんと高い“円卓”をお客様が気に入ってくれて、そちらを購入されました。思う壺じゃ。ウッシッシ。
そんなに商売うまくいくのは、年に1回ぐらいです。
“思うつぼ”は、サイコロ賭博のあの壺だそうです。目が思い通りに出たというか・・・。
今日は、なんか昨日よりだるいので木工は止めて、溜まった雑用を片付けていた。その一つが散髪。4月並みの気温で良かった。
それから、高知市内の陸運事務局に車を持ち込んで、キャンピングカー登録の説明を聞きました。そしたら、また数年前より、更に条件が厳しくなっていて、ちょっと決心が揺らぎました。
流しの立ち位置の天井高さが160㎝・・・・その部分の床を剥がさんとな。
私の荷室は全面フローリングで布団を敷いて寝るんですが、ベットじゃないとまずいそうだ。「ほんで、ベットって何よ?布団じゃいかんの?」と聞くと、明らかな答えはなかった。床とは違う何らかの設備がいるそうだ。すごい抽象論だ。俺たちゃ、日本人!なんで布団が行かんのか?
陸運事務局の方たちは荒くれと思いきや、親切でやさしかった。それだけに手ごわそう。
本格的キャンピングカー以外は締め出したい意向だろう。金持ち優遇ですね。家具職人だから、やって出来ないことではないんですが、メリットはあるかな。
トラックや乗用車の高速道路料金の区分のもまだわからないしな。もう1年待ってみるかな。政治家が馬鹿だと、本当に下々の者は苦労します。
紙袋に4億円入れて運ぶ人がシロなのは、どう考えてもおかしいですね。堅気の人間は400万でも現金は持ち歩きません。いつも思うんですが、なんでそれほど金が欲しいんでしょうかね?そんだったらビルゲイツを目指せばいいんじゃないでしょうか。俺も1兆円だったら欲しいけど、一国の権力者があんなチッコイ土地をゲットするのに策をめぐらすなんて情けなさ過ぎます。
政治に全身全霊を捧げて良いかじ取りをしたら、食うには困らないし、賞賛の雨アラレ、多分女も寄ってくる・・・・?そんだけで十分お腹一杯になると思うんですが・・・・・・俺の欲がなさ過ぎか・・・・・今までついてなかったからな。
昨夜「やまぶき」で鯨の刺身を食ってきたのに、風邪は良くなりません。飲み過ぎたか・・・?
昨年、オークションで買ったトグルクランプ、出番がなかったのですが、良い使い道を発見しました。
この金工バイスは木工を始める前、金属彫刻をやっていたときに買ったものですが、重さが20キロ以上ある大きなものです。木殺しに使うことが多いのですが、何かと重宝しています。
長時間使う時は、リフターテーブルに移動して、より楽な姿勢、短い動線で使うようにしています。よって、ボルトで固定しておらず、大きなクイックバイスでその都度挟みます。ただ、この定位置は挟みにくく、大きなレバーが下の棚の邪魔になっていました。
そこで、2台のトグルクランプを使ってみました・・・・完璧や。頭は使いようじゃ。
ERONのバイスはあと2台ありますが、結構信頼出来るようです。バイスは動かさなければ、でかければデカイほどいいと思います。
大分片付きました。私の適当な木工で、一番重宝しているのは右から2番目のベルトサンダーだと思います。これも、木工を始める前からの付き合いです。一番古株かもしれません。連動している集塵機は非常にうるさく、なんとかならないものかと・・・・あきらめております。
それから、下に見える洗面器は二日酔いの朝に役立つんじゃなくて、小さなパーツの仕上げなどに右から左へと移すのに使います。スピードこそ命です。
水曜日にプールに行ったら、えらく水が冷たく感じられた。じつは、それからまた風邪をひいてしまった。気合いが足らないとしか言いようがない。寝込むほどではないので、ずっと仕事をしている。
ちゃぶ台、完成しました。今度作るときには、またノウハウを忘れていると思います。一応、パソコンに記憶させておこう。
ヒノキは時々使うけど、いいもんですね。軽いので、追求すれば新しい形の家具が生まれる可能性があります。既存の西洋家具は堅木を材料として考えられたものですから。
ところで、冬場は3日も風呂に入らないと、一生風呂なんかなくてもいいような気になりますね。でももう、風邪も飽きたので、今夜はひとっ風呂浴びて「やまぶき」にでも出掛けるかな。
金属用バンドソー(コンターマシン)を新調した。以前の100Vマシンもさほど不都合はなかったが、懐200ミリは流石に使いにくいし、なにより不細工だった。
オークションで競り落としたですが、中古なのに使われた形跡がない。まさかメーカーが社員に給料代わりに引き取らせてるんじゃないだろうな?実は先月も同じのが出ていたんです。
時代は急激に変わっています。2年前に買った100Vマシンに比べると、3倍も大きいし、溶接機やインバータも付いています。それが同じような値段で買えてしまうんです。恐ろしいですね。デフレスパイラルやな。
本当はネットで見つけた静岡のショップの3点プーリーの“アンドソー”の新古品が欲しかったのですが、先の個展で東京に行った帰りに電話すると、すでに売れていました。いいものはこんな時代でも動くんですね。即断即決や!アンドソーはボディカバーに至るまで総鋳物で振動が少なく精度が出るんです。ただ、3点プーリーは車輪の直径が小さいので、鋸を曲げない2点プーリーの方が本筋であるそうです。(詳しくは知らない)
この機械には厚物を挽く場合の自動送り装置が付いている。たまには便利かも。しかし、切断スピードは前のとそう変わらず、残念です。ただ、疲れが違うような気はします。
溶接機が付いているので、インカの木工用バンドソーの刃もこれからはロールで買って安上がりです。中抜きも出来ます。
千葉県から福山通運で高知営業所止め、1万円で送られてきましたが、荷主のショップが送る手立てがないというので、こちらでパレットを製作して宅急便で送りました。今、丁度いい高さの台になっています。でも、2階に上げてもらうのにレッカー代が3万円でした。
道具道楽ですね。
そうなんです、先日の謎のパーツはちゃぶ台の脚をキュッと固定するための板なんです・・・・・と言っても若い人にはわかりませんでしょうが。
ちゃぶ台の製作は3台目なんですが、記憶力が悪い上に、間隔が微妙に開くので、勘所を忘れてしまいます。今回も前回の図面を見ながら苦労しました。実際、構造は難しいんです。
最初に作った時は、古物屋からわざわざ買ってきて研究しました。そのちゃぶ台がどうも見当たらないのは、女の子に猫なで声でせがまれてやったのかな。男にタダでくれてやるはずはないしな。
今回はヒノキで作りました。初回の拭き漆の直後はこんなか感じです。
乾くと色が濃くなります。それから3カ月もすると随分薄くなります。上のものほどではないのですが。
ヒノキは鉋のナグリ仕上げが良く合います。チューカ、このやり方が慣れると、ごまかしがきいて便利です。
私のハイエーススーパーロングは1ナンバーの中型貨物車で、以前にも書いたが、1000円高速の恩恵にあずかれないどころか、高速料金は普通車の2割増しだ。
これが、8ナンバーのキャンピングカー登録をすると、なぜか普通車扱いなんですよ。ミステリーでしょう?
ただ、8ナンバーは税金が高いとか・・・。ネットでも調べてみましたが正確なことはわかりません。来月が車検なんで販売店に調べてもらったら、年間にして8千円高くなるとのこと。
それだったら、高速代を別にしても、今の毎年車検より2年車検になって全然お得じゃん。任意保険も問い合わせしたら、ソニー損保の場合大差ないそうだ。8ナンバー化決定!
ただ、キャンピングカー登録は、8ナンバー車の税金が極端に安かったころ、税金逃れの登録が多発し、今は割りと厳しくなっている。でも、私の車は、元々キャンピングカー仕様なんで、わずかな改造で事足りるのです。本職だしな。
晴れて8ナンバーになったら、土日に遠出してみようかな。庶民のささやかな夢じゃな。この件はまたレポートします。
*ビヨヨヨョ~ン、先ほどディーラーの方からメールがありまして、8千円は間違いで12500円だそうです。訂正しときます。それでも安い。絶対元が取れます。それから、税金は地域によって変わってくるかもしれません。