今日も一般の方には、つまらない木工の話です。
塗装前の木地の完成までいけるかと思っていたら、2個×5脚分のドロップを削り出すのに半日かかってしまった。普通の木取とは繊維が逆なので難しかった。
慣れてくると、商売が出来るくらい速くなります。
笠木の形状は複雑です。強度を保つために、端に行くほど太くなっています。しかも、全体を軽快に見せるために、上に行くほど薄くなっています。彫刻科を出ていますからお手のものなのですが、左右対称に作るとなると、大変です。
最初は、ドロップの部分も、一個の木の塊から削り出していました。随分と酔狂したものです。そうなると、大きな盤から2,3枚しか採れません。
笠木は固定しにくいので、実際に仮組した状態で丁寧に成形します。
明日には終わるかな?
もう、ちょっと辛いけど、それにも慣れてきた。