本日は、一般の方にも楽しめる製材の話です。
先日のタモを挽く事になりました。流石にハイエーススーパーロングでも積み込みは厳しいので、2tトラックのロングボディーをレンタルしました。
まずは、バンドソーの刃を研磨したものに交換します。
丸太の挽き方は色々ありますが、今回は柾挽き。それでも、手順はいくつかのパターンがあり、検討に検討を重ねます。
挽き方次第で、製品の価値が全然違ってくるからです。
私もこの道17年、そこそこわかっているつもりです。
とりあえず、縦に真っ二つに割ることにしました。
どのラインに、鋸を入れるかだけでも、10分は話し合います。
割れました。
ガーン!数十万円の材ですが、ひどいヤケ(菌が入って腐りかけている)が全面にあり、これでは家具材として一切使えません。
製材もこの時点で、終わりです。今見たら、芯から下は使えそうですが。
余りに長い間、丸太のまま置き過ぎたのが原因でしょう。
これでは、お代は払えません。製材所も大ショックです。
なんか可哀想なので、別のタモの板を1枚、7万円で買って、トラックに積んで寂しく帰って来ました。
高速使って、3回も打ち合わせして、俺も大損じゃった。丸太はやっぱりギャンブルじゃな。でも、こんなヒドイ失敗は初めての経験です。
落ちを付ける気にもなりません。ゆっくり寝よう。