電気屋のM君に、
「振動ドリル持ってる~?」 「あるで~。」
ということで、かねてから気になっていた地震対策をすることしました。
1階はコンクリートむき出しですので、鋳物の精密機械が転んだら再起不能だと思います。
桑原の手押し鉋は見るからに安定が悪そうです。左の自動鉋盤が転ぶ時は私も生きてはいないと思います。
奥のルーターマシンも幅が非常にスリムです。この2台は高額マシンなので、もう買い替えるゆとりはありません。
ショウレンとバールでこじって移動させます。重量は800キロ。
ついでに旋盤も固定しました。右の角鑿盤は広い台を付けたうえ、階段部分に縛り付けてあります。
固定にはこのタイプが一般的だと思います。外径14㎜。叩き込むと、地獄ホゾの要領でクサビが広がります。
こんな感じに固定出来ました。上にあるのは、刃物セッティング治具。
超高精度に作られています。しかし、4枚刃をうまくセット出来たためしがない。
こんな仕事は助っ人がいないとやってられません。
このタイプはピンを打ってクサビを拡げるようになっています。
工房の2階は床を張っていますし、倒壊対策をそこそこ済ませています。
機械を固定している人は意外に少ないのではないでしょうか。震度6~7が予想される地域では必要だと思います。
おかげで、また腰が痛くなりましたけど、一安心。
ても、津波が来て、火事にもなったら意味ありませんけど。アメリカ的にやれることはやっておこうと・・・・・。