正確には“タケノコの皮”の思い出です。
小さい頃、祖父母の家では、いつも食肉用の土佐赤牛を1~2頭飼っていて、遊びに行ったら餌をやるのが楽しみでした。
特にタケノコの皮は大好物らしく、実に旨そうに食べるのです。
配合飼料も混ぜてはいましたが、ワラや野菜クズ、雑草と与えるものはふんだんにありました。糞の使い道もあるんですよ。
祖父母は大の動物好きでしたから、いずれ売られていく牛の目を見ることはありませんでした。
百姓にしてはハイカラだったのか、仲良く牛を使って田起しをしている写真が残っています。残念ながら、私が物心付いたときにはトラクターでした。