昨日は午後から4月に仕入れたケヤキの盤2枚を製材した。
4月に電話したら、すぐにはかかれないので、とりあえず持って来て下さいとのこと。
仕入れたその足で運びこんだら
「場所がないので、一度持って帰ってくれ。」
「勘弁して下さいよ。こんなの動かしていたら腰が砕けます!」
一枚100キロくらいあるがな。なんとかホークリフトで降ろして、保管してもらう。
やっと呼び出しが。製材は、ながせ(長雨)の前は忙しいようです。
奥の台車に材を固定し、レール上を台車が走る仕組みです。
昔からの製材所は貯木場が裏手にあります。
本当は水に漬けこんどいた方が、早く乾くし、材も暴れないので良いのですが、現在はそんな悠長なことは言ってられません。
鋸刃を研いだものに交換します。
最初の基準面を決めるのは慎重です。
今回は、「賃挽き」でも時間制です。時間“なんぼ”で挽くとなると、とたんに動作が緩慢になると感じるのは気のせいだろうか?
ただ、高級材の場合、慎重に事を進めてくれた方が、こちらも気が楽です。
このレバーで微妙な調整をして切り進めます。小指は必ず立ちますね。
ンッ!台車が止まった。いやな予感。
石を噛んでいました。石を挽くと刃先が鈍るのでもう切り進めません。
恐ろしいので、根元の方はボシ切ってもらいました。
この製材では研磨賃は請求されませんが、バンドソーの交換には時間がかかり、料金は高く付きます。
1枚を3枚におろしてもらい、計6枚と根元の部分に分解しました。
1時間の作業でした。
傷も殆どない良材で、反りも僅か。まずはメデタシ、目出度し。