月曜日、製材を終え、海回りで自宅に帰りました。
ついでに河口をチェック。
シラタ・白太には虫食いがありました。
そのまま、乾燥場に持ち込んで殺してもらおうかと考えましたが、使い道は決まっているのでシラタを外すことにしました。
「シラタが引く」といって、銘木屋はサッサとシラタを外してしまいます。芯材と辺材では収縮率が違い、反る原因になるようです。
このようにしてブックマッチングの木取りをします。
一枚の盤からテーブルトップ一枚分と+α取れました。木味が素直な所は九州産のような気がします。
このケヤキはナチュラルにオイル仕上げの方がいいかも。
端っこも、このままでは持ち上げるのが精一杯ですので分解します。
噛みこんでいた石は結構デカかった。
こんなにコンパクトになりました。
鋸代は3ミリです。2枚で8回通していますから、鋸屑になった分だけで24ミリです。ムラ取りを含めると4センチは失われました。
シラタを除けば、残った材は2/3程。それでも今回は大変効率が良い方です。
この後、倉庫に入れて様子を見ます。使えるのはまだ先。テーブルが売れるのはずっと先。
それまで、持ちこたえられるかはお客様次第です。因果な商売ですね。