アートキャンプで生徒たちと箸作りをしたら、自分も作りたくなってしまいました。
材は以前紹介した、椿の巨木。
横切り盤で四角錘に仕上げます。治具を使いますが、跳ねることもなく、加工出来るのは流石、桑原の工作機械です。
手押し鉋盤で面取りします。
更に豆鉋で仕上げて、ペーパーをかければ木地の完成です。
150膳、300本ほど削りました。
拭き漆をします。極めて地味な作業です。
漆が乾くと、削り残した丸鋸や自動鉋のナイフマークが現れたので、再度手鉋とペーパーをかけました。それでも、削り残しはありますが、最初ですからOKとします。
拭き漆は、回を重ねるごとに透明感が増し、杢が浮かび上がって来ますが、ナイフマーク等の欠点もはっきりと分かるようになります。難儀です。
明日、2回拭き漆をしたら完成です。
箸作りは禁断の作業です。箸の木地なんて100円くらいで売ってますから。下手をしたら大損です。手間はかかるしな。
まあ、そういう仕事はやってみたくなるのが人間の性ですが。