昨日は400キロ近くの行程だから、空が白みだした6:30アーメダバード出発。おお!朝はやっぱり空いているぞ。
高速に入って30分ほど走ったところで、またまたエンジンストップ!!!ガス欠の症状に似ているが、何の前触れもないので違うだろう。200回ほどキックしたかな。ヤバい暑くなってきた。こんな時に限って水は500㏄しかない。しかも今回は建物も付近にない。日陰もない。このままでは死ぬ。マジかよ、うーん、困った。最高に困った。仕方なく親切そうな若者を狙って、手を振ってみる。
すぐにHIDETO君に似た髭ずらが止まってくれました。しばらくGoogle翻訳で会話しましたが、
「私はココナッツの積み下ろしがあるので付き合えない。」
「いいんです。私の人生いつもこんなもんですから、どうぞ仕事に行ってください。」
しかし、彼は助けてくれそうな車を10分以上待っていた。いや何を待っているのか?そしたら幸いにもオートリクシャーが通りかかった。
いや、今考えると空荷のリクシャーが通りかかることは少ないから、彼が呼んでくれたのであろう。しかしどうやって載せるのかと思ったら二人で簡単に載せてしまった。まあ私も手伝ったけど。これで一安心。
彼は仕事に向かった。何かあったら私に連絡するようにと。(しかし、SIMカードを替えてあるので電話できない・・・・よくわからない。)運転手は修理屋に車体の写真を送って都合を聞いているようでした。進んでいるな。
15分ほどのんびりと景色を楽しみながら2つほど町を通りすぎてから高速を降りた。
バイク屋に到着!
こわもてだが優しい運転手。お代は300ルピー(500円)しか取らない。ガソリン価格は日本と同じであるので一体いくら儲かるのか??
やんちゃな息子。外人に興味深々。でも英語は一番上手。
インドにしては整然とした作業場。他の方も「ここに任せれば間違いない。」と言っていた。
ご主人がね~、イケメンで「ガス・モンキー」のリチャードにそっくりなんですよ。以後リチャードと呼ばせてもらいます。やっぱりガス欠ではなかった。
まず、君の荷物を降ろしてくれ!手際よくパーツを外します。
タンクも外す。一応燃料フィルターもエアで吹く。
「ここのな~~」
多分、こいつが問題ありだぜ。
直るかな?
まあ、何とも楽しそうに仕事をするな。
外の景色。やっぱり牛はいます。
リチャードのお兄さんが「やってはみるが、ディストリビューターが壊れているようなので、直らなかったら、今日は日曜日で部品やは閉っている。ホテルをとって明日の朝来い。」そうでした。今日は日曜日。
その後、誰かが茨木に10年いたという通訳を呼んでくれたりした。
配線を終えて、2度キックするとエンジン復活!!リチャードはWowとおどけて見せる。
やっぱり修理代は300ルピーしか取らなかった。
その後みんなで記念撮影。
右がインドのHIDETO君。主任に訳を言って様子を見に来てくれました。
「ナマステ!」を連発していたら「俺たちはムスリムなんだよ。」と言われました。
ちょっと泣けた親切な面々。昔の日本人もこうだったかな?ググって写真を送れるかな?
修理完了が11時。あと350キロ。エンジンの吹けは軽くなった気がする。トラックの隙間を飛ばして18:00ダマンのホテルに到着。かなり限界に近かった。65歳でこんなハードなツーリングをするとは。3日ぶりのビールは、さぞ旨かろうと思ったがそうでもなかった。
本日は海辺でゆっくりした。良い経験になりましたが大変難儀ではありました。