ロイヤルエンフィールド、ヒマラヤンを借りた時点から不安があった。なぜなら、両足はつくが、なんとも心もとない。立ちこけしそうである。
普段乗っている電動バイクは60キロ。ヒマラヤンは荷物も含めると250キロ勝手が違います。レーの街中は、道はうねっているし、穴だらけです。足元が凹んでいたらこけてしまいます。
パンゴン湖を往復した後もその不安は消えませんでした。急に足腰が弱ったのかなあ。
昨日は8時半に出発して、ヌブラ渓谷へ。最初の5300メートルの峠は全面工事中でラフロード。しばらく走ると軍隊の車列が延々と続いている。時速10キロメートル以下で真っ黒い排気ガスを出す。これではバイクの運転は却ってしんどい。対向車はほとんどいないので、思い切って右側を疾走した。前後タイヤともスライドする。なかなか行けるぞヒマラヤン。やっと抜けたと思っても次の隊列が。200台ほど追い抜いただろうか、先頭に出た。
途中雨になり追いつかれないよう急いでカッパを着込む。
次はガスが出て、視界が20メートル位になる。地元の方はハザードを焚いて走行していた。これは有効だ。雨も厳しくなりシールドを半分上げて進む。さらに寒くなりダウンジャケットを下に着込んだ。
風も強くなり、峠を越えたときには嵐のような状態だった。まぁしかし文字通り峠は越えた。
しばらく進むと、天候が回復して晴れた。まさに山の天気は変わりやすい。
しかしこの経験のおかげで重量級バイクに慣れることができた。
峠下の茶店で知り合ったドライバーが撮影してくれました。
宿の予約をしていなかったので、彼お勧めの宿に向かうことにしました。さすがに疲れた表情。
写真たくさんありますけど、今回は1カ所だけ紹介。
なんとも美しい村。
砂防壁だろうか?
中心部。
うーん、幻想的だ。
必見ポイントなのか人が集まってきた。
私も自撮りしてみた。
15時に宿に到着。125キロの工程に6時間かかっている。体感的にはダートが3割。かなり疲れたが吹っ切れた。