インドでバイクツーリング2024一覧

インドの交差点

いつの間にかYouTubeに簡単にUP出来るようになっていた。

アウラカンガーバード、ホテル前の交差点。珍しく信号アリ。

インドの交差点2024

台湾ともベトナムともカンボジアとも違うせわしなさ。

何しろ人口が14億であるから幹線道路は郊外でも交通量多し。夜中でも。都市部に近付くと延々とこんな感じです。

ムンバイの場合は、こういう状態が4時間でも5時間でも続くので相当タフでなければバイクツーリングは無理です。


EMS

ユキちゃんは朝7時になると、暑くてハーハー言い出すのでうるさいです。

昨夜は夜中に目が覚めた。私も僅かに汗をかいている。ハーハーで眠れません。エアコンをかけて停車している軽四のようにしばらく静かにしては、またハーハー。

仕方なくエアコンを入れると爆睡してイビキがうるさいです。鼻が悪いので仕方がないけど。

額は当初、段ボールで送るつもりでしたが適当なのがなく、木工の技術を生かしてべニアで作りました。手間はかかりますが、折角送って壊れているよりはましでしょう。

確実に届くよう店の写真を貼った。

ヒンディーでもメッセージを入れました。

EMSは90サイズを超えると、このサイズでも椅子でもさほど料金は変わらないと知った。


バイカーの恩返し

今日も蒸せてエアコンがないと生存するのは厳しい!

修理で世話になったインドのバイク屋。以前からお礼に写真を送ろうと考えていた。住所は知らない。でもGoogleマップで何とかなるさ。

しかし「Hind Auto Mobiles」でググっても出て来ません。流石10億人の国、違う店が数件ヒットします。Hindとはヒンディー語の事でしょうね。

たまたま撮影していた向かいの家具屋。この店名でヒットした!

おお!この通りです。

何故か看板にまだロゴがない。マップには店名もないけど隣の店の住所で届くだろう。

カメラのキタムラでプリントして、マットはレーザー加工機で切り抜きました。久々に使ったら・・・・もう電子機器を自在に扱える年じゃない。

何とか完成!EMSで発送します。

何かちょっとしたものを同梱しても良いがカツオは腐るだろうな。


インド人は何故にそれほど飛ばすのか?

夕方雨がやっとあがった。

あと少しインドネタにお付き合いいただきます。

インドではバイクもオートリクシャーも常にフルスロットルです。何故に???
スピード違反の取り締まりがないためか?

思うに娯楽がクリケットぐらいしかないためか?普段、ボーっとしているので運転の時は集中したいのか?

極稀に低速で流している方もおりますが、そんなのに付いて行ったらいつ着くか分からんし。

方向指示器:交差点でもほとんど使いません。そもそも壊れていたりする。右折はドキドキものですが、慣れます。

ニアミス:3車線の高速道路では速い車は全部の車線を縦横に使って追い越します。時には路肩も使います。走行車線を走っていて、遅いトラックを追い越そうと中央車線に入ったら、追い越し車線から突っ込んできた車とニアミス。こちらが余裕を持っていたから良かった。一般的に車は高カーストですから、バイクを轢いても大したことないのでしょう。友人のカメラマン氏は30年ほど前、取材の際「人は轢いてもいいけど、牛はいかん。牛は高いから。」と言われたそうです。

この牛車は鉄ホイールです。タイヤはなし。タイヤがあると抵抗が増えるんだろうな。完全木製ホイールも見た。ベアリングが付いているのか、単に油をさすのかは確認しなかった。

恐怖の体験:年取ってからすっかり高所恐怖症です。トラックの隊列が遅いので、土の路肩を走っていたらどうやら橋のようです。路肩の幅は50センチ。ガードレールも縁石もなし。草は生えていた。干上がった川に落ちたら確実に死ぬ。本線に戻ろうにも渋滞してるし、アスファルトのギャップでバランスを崩したら元も子もない。集中して遠くを見て何とかやり過ごした。

暴走族:アーメダバードから南下中、スーパーバイクの集団を何度も見た。ニューリッチ層の若者か?200キロ近いスピードで疾走する。インドには峠道は少ないので高速道路で他の車をパイロンに見立ててスリルを味わうのだろう。パトカーもオンボロなのでとても追い付けない。

峠道:は、いや何度かありました。しかし、常に遅いトラックで渋滞しているので、土の路肩を使って追い抜くわけで、全然楽しむには至りません。


旅の道具

今日は真面目に仕事した。

これがなかったら不可能だったインドツーリング。ハンドルに直に付けるのは殆どの場合スペースがなく、無理なので左のアタッチメントをミラーの根元に取り付けます。その後ミラーの調整も必要なのでスパナが要るが、ホテルの近くのおじさんがやってくれました。

USB付タコ足。コンセントアタッチメント。モバイルバッテリーは必須だった。スマホは点けっぱなしなので、午後になると残量は少ない。最近の大型バイクにはUSBコンセントは付いています。私のSUR-RONにもあります。

充電については、ホテルは外出の際、部屋の電源が全部落ちる仕組みが多く往生しました。

パソコンは大型スマホがあれば必要なかったかも。

Wi-Fiは殆どのホテルにあるのでモバイルルーターは持参しなかったが、接続が悪かったり、一々フロントでパスワードを聞くことを考えればあった方が便利。

一眼レフカメラ:バイク旅には面倒だったので半分はスマホで撮影した。ただ、でかいカメラを向けると被写体もサービスしてくれます。コミュニケーションの道具にはなる。

スマホ一本で全部済ますなら荷物は減るな。でも長期の場合、紛失したり壊れたら恐ろしいですね。

荷張り用ゴム紐:はインド出国の際、空港で没収された。「リル ビット エクスペンシブ!」と言ったが駄目でした。「これでどういうプレイをするっていうんですか?」とは聞かなかった。


働く人達

腰が痛いので夕方SUPトレーニング。雪解け水か?十分な水量。

サトウキビ・ジュース屋。トッピングをする客。

何やら揚げ物を売る方。全部売れてもおいくら?インドはこのような不思議が多い。

ドライバー。屋根に15人・室内に15人くらいのを見た。ギネスに挑戦かよ!
一人50キロとしても1.5トンだから問題ないのだな。

家具職人?しかし、場所はレストラン。私は昼飯を食いながら観察。間借りしているのか?団体客が来たら仕事を止めた。

マンドゥのホテルで朝食を頼んだら30分しても出て来ない。「あと5分。」10分後にも「あと5分。」
簡単なハムエッグ・トーストに1時間かかる。

遺跡の修復をする。トラックを使えば仕事がなくなるのだろう。

40年前エジプトで聞いた「機械化は容易だが、農民の仕事がなくなっちゃう。」

定宿「FabHotel Spring Inn Kandivali」のホテルマン。みんな賢そうな顔をしています。
レンタルバイクショップの近くの場所を選んだから、観光客もおらず、かえって良かった。

理髪店。ベトナムで散髪してもらったことがありますが、刃物を使うから感染症は少し怖い。

仲良くなったオートリクシャー運転手。

材木屋の主人はお昼寝中。

昭和の風景。

雨季はどうするんでしょう?

清掃員。薄いプラスティックの板で挟む。大体でよろしい。

屋台は全部回ってみたかったのだが。

アウランガーバードのホテルにて。

ドライバーはお昼寝中。

タイヤ外しも人力です。

まだまだインドは「混沌」が充分残っております。


インドのBAR

本日は手元の温度計で26℃を記録。

インドの飲み屋は大体「BAR」で通用します。店内はモダンな色調か、洋風スタイル。日本のように古い赤のれんはない。矢張り宗教的な理由で酒の歴史が浅いのだろう。

ではドラッグ天国かというと、田舎の路上でそれらしいのを吹かしているのを一回見ただけでした。

メニューはスマホで翻訳してもよく分かりません。ベジとノン・ベジに分かれていることは確か。でも、そもそも菜食主義者が酒を飲むかは疑問。

レジ係はカッチョイイ方が多い。

でも、何度も利用したホテルの近所はそうでもなかった。昼間は隣の売店で煙草を売っていて、挨拶した。

ここはウェイターの方が渋かった。

チップス感覚のカリカリに揚げた魚。今一でした。

マトンの香草炒め。
「スパイシーか?NOT スパイシーか?」と聞くので「真ん中辺り。」と答えたが、十分スパイシーでした。

魚は全部マナガツオでした。でも美味しい。

どうだー!って感じで食べてやりました。

まあ、ここもBARなんですけど。ケーキで泥酔するのも悪くないな。

ホテル内のBAR。ご近所の旦那衆か?上級カーストか?ニューリッチ層か?

大体どこも2000円以内でOKです。近所にあれば通うと思います。

インド人は生真面目なので酒でも飲まないとやってられんと思うのですが、酒はそれほど一般的ではないようです。


グジャラート州アーメダバード

禁酒州でも生きていけるとわかって、足を延ばしたアーメダバード。しかしこれは失敗でした。人口558万・インドで6番目の都市。つまり、中心部の出入りで1時間以上、地獄の渋滞が発生します。

ちなみにマンドゥの人口は1万。バイク旅は小さな村を訪ねるのが良いでしょう。

宿から中心部の史跡を巡るのは、もうオートリクシャーにしようと思ったぐらい。バイクに乗りたくない。

でも、決死の思いでダーダー・ハリ階段井戸へ。

繊細な彫刻が施された廟。

600年前の作。彫は深く、細長い鏨でチンチンやったのだろう。

絵になる~!

天井部分。イスラムなので偶像彫刻は見られない。

「ほんで~、井戸は何処なんですか?」と聞いたら井戸だから地下にあるのでした。

良い子の皆さんは止めましょうね。破風を引っ掛けたら壊れてしまいます。

深さは20mとか。

今でも水をたたえております。

インドにはあちこちに井戸の傑作が点在しています。涼をとる場所でもありました。

ここは点検口のようです。

鳩なら居ります。

奥のドームが入口です。

寺院よりも・・・・・

人間の方が面白いかも。

暇な仕立て屋さんはエロ動画を見ていた・・・・かどうかは分かりません。

クラクションと車の洪水の中、路上の夕食で同席した家族。奥の白人女性は憔悴していた。


ロイヤルエンフィールド350

最初は500ccを指定したのだが350ccしかないとの事でした。元々はイギリスのメーカーですが現在はインドで生産されています。日本でも売ってます。

エンジンが2回止まった以外にはよく整備されて不満はありませんでした。クラッチも軽かった。車重200キロに対して20馬力しかありませんけど十分でした。巡航速度は60~80キロで快適。100キロ出すと車体が心もとない。ただ、不整地では取り回しが大変。

特筆すべきはシート形状のせいか?お尻が全然痛くない。腰痛も起こりませんでした。

これはレンタルバイク屋が回収に来た時の写真。フットレストが前過ぎて1週間慣れず。でも脚が疲れません。座席にもバネが付いていますが路面からの突き上げは苦痛でした。多分長距離でなければ問題ないと思います。

インドを2週間走るとこんな感じになります。目ヤニ・鼻は真っ黒。

後部座席の下に付いているのは、女性が横乗りした時に巻き込まれないためのサリーガードです。

125ccが圧倒的に多かった。この奥さんは横乗りじゃなく、跨っています。そりゃ絶対安全!殆どにチェーンケースが付いています。

では、インドでバイクツーリングするなら何がいいか?ホンダ・ラインナップで調べてみました。

750ccアドベンチャー:このクラスなら200キロと軽く、高速道路も楽々。でもデカい。

CB250R:新型は144キロと異例の軽さ。この辺りが良いのでは。

別にカブ125でも全然OK。

治安は問題ないのでキャンプしながらでも行けそうですが、流石にコンビニはないし、鍋窯を持参するとなると荷物も増えます。冷えたビールを飲むにはクーラーBOX・氷もいるしな。

手袋は持参しましたが、ヘルメットも持ってゆくべきでした。疲れが違ったと思います。


物乞い

まだインドネタはボチボチ続きます。

デリーでは物乞いに悩ませられると聞きますが、ムンバイ他、私が回った土地では少なかった。しかも全然しつこくない。

インド一の大都会ムンバイでも路上で寝ている方々がおります。今なら俺も寝てもいいけど雨季にはどうすんじゃろ?

ほんで都会なのにやっぱり牛もいます。朝、牛乳を飲むのかしら?

遠くからカメラを向けたら手を上げる、お嬢さんか?お母さんか?屈託がない。通ると「ねえねえ、頂戴よ~。」と寄って来ました。服を引っ張るでもなくおっとりしたものです。さっと差し出した札は200ルピーだった。昼飯が食えるが、役に立つならいいだろう。

インドでも上級カーストのお金持ちは無視で、もっぱら施しをするのは庶民という。昔付き合っていた金髪娘も「BARでバイトして、チップをくれるのは昔同じように働いていたオバサンばかりで、金持ちは絶対くれない!」と言っていたな。

旅の費用としては僅かなものですから、私は現れたら必ず渡しました。「施し」というよりはお布施やご報謝に近いのではないでしょうか。田舎道で家財道具背負って巡礼している方に出会うと、こちらからご報謝したくなりますね。

でも、アフマダーバードでガキどもに取り囲まれた時は逃げた。