ラダックツーリング2025一覧

被ヒッチハイク体験

高知県、朝は随分と涼しくなった。

インドをバイクで旅するとあちこちで手を上げてヒッチハイクする老若男女がおります。いや、若い女はおりません。危険だからと思います。

キリル村の入り口でも村に向かう人達が車を止めています。相互扶助が普通なのでしょう。

昨年、アジャンターの遺跡から帰る途中、白人カップルがトボトボと歩いていた。遺跡付近にホテルはなく、近くの街までは遠い。暑い中、遺跡巡りでバテバテのはずです。ホテルに荷物を置いて空荷で通りかかった私は乗せていこうかと思いました。こっちでは3~4人乗りは普通です。でも、そう思った時には随分と通り過ぎていた。残念。

今回、キリル村に帰る途中の国道で兄さんが手を挙げたので、乗せてみました。何もない淋しい場所で、ここまでとりあえず歩いて来たのかな?

しかし、バイクには少し荷物を積んでいるし、お兄さんも荷物の上に座るのは遠慮した様子でとても窮屈。何とか次の村まで10キロほど走って降りてもらった。

乗せるなら、それなりの準備が要る。


杏(あんず)

まだまだラダックネタは続きます。

確か、ラマユルゴンパに向かう途中の検問所。インナーパーミットの提出があります。

おばさんたちが杏やドライフルーツを売りに来ます。

一つ買った。生は初めて食べたが甘くて美味。大きな種がありますがビワよりは食いでがあります。

でもね~、よく見るとあちこちに落ちています。随分拾って食ったが、落ちているのは熟していて更に美味しい。

珍しい黒杏も。

それはロバのクソです。


旅は道づれ

本日は手元の温度計で36℃突破。

フンダルからトゥルトゥクへ向かう途中のドライブイン。どうやら軍の経営であるらしい。

珍しく向こうから話しかけられた。ちょっとフーテンのカップル。翌々日、パナミック温泉のゲストハウスで一緒になる。宿泊は我々3人のみ。41才と32才だそうです。

このように旅先ではしょっちゅう会う人達がいます。

彼らのバイク、ロイヤルエンフィールド・クラシック350。キャストホイール仕様。レンタルではない。

このようなキャリアでないとデコボコ道の振動で荷物は落ちてしまいます。安全のためタルチョは必須か?

ラマユル・ゴンパを望む茶店。空いていたのにすぐ混んだ。

南部のベンガルールから2カ月ほどかけてインドを回っているそう。職業は金ジュエリーの販売員。

バイクはBMW390アドベンチャー。羨ましい・・・・ずっと乗り易いだろう。

彼とも翌日、チリン村から国道に出た所でバッタリ出会う。皆さんともっとゆっくり話もしたかったが、そこまでの余裕はなかった。


レーからヌブラ谷へ

今日は暇だからラダックブログの更新です。

まずはホテルで朝食を頂いて、9時出発。

フンダルまで125キロ。休憩も含めて6時間の道のりでした。

レーの街の先端。いきなり峠道となります。

最初はいわゆるフラットダートで走りやすい。

峠近く。下に車が見えます。

交通量はパンゴン湖の倍くらい。この後、雨に続き濃霧となる。タンデムライダーも多い。

嵐の標高5300m・カルドゥン峠の下の茶店で一服。途中、インナーパーミットのチェックがあった。最近はどこもバイク一台でも問題ないようです。

追い越した軍隊の車列が続々到着。

下りは快走路多し。

カルドゥン村で昼食。レー以外の街はこのように、道沿いに商店や宿が数軒という規模が多い。

シンプルな店内。観光客が多いのだろう。

量も多いが、塩がきつくて完食できず。外食は全般にソルティーかつオイリーな味付けのようです。

インドのうま味調味料は「味の素」が基本のようです。

振り返ってカルドゥン村を望む。

降りて来た。ヌブラ川とシャヨク川の合流地点。

恐らくネットの中継塔。パンゴン湖は朝は繋がらなかってけど、他はどこも2~3本は立った。レー以外は夜間の計画停電があるので、スマホの普及で誰もテレビを見なくなったそうです。


Pangong Tso(パンゴン湖)へ 後編

今日は真面目に仕事をした。しなくてはいけないのでしょうがない。

峠を下ると打って変わって快走路が続く。手前はごく浅い川。

やっと着いたパンゴン湖。中国との国境が近いので軍の施設があります。

標高4200m。見ての通り。

吸い込まれるよ。

湖畔に佇む人々。インド人観光客はかなりいます。大半はチャータータクシーで来ます。車の普及でバスの便は激減した。

後ろには氷河を抱えた峰。

テロのせいか宿は簡単に見つかった。

下の宿は深夜まで騒いでいた。多分、酒はないから葉っぱで盛り上がっているのだろう。

この時点では、クソ重いバイクで湖畔迄降りる自信がなかった。

私も夜中に起きてみたが、月が明るかった。でも天の川ははっきり見えた。

そして朝。

「お早うございます。」それほど寒くはない。

同じ宿のインド人グループ。皆親切です。

帰路、あちこちで工事。人力で岩を動かしている。

皆、屈託がない。

前半、麓に見えた美しい村に寄ってみた。でもここでもクソ重いバイクがネックとなり自在に探訪できない。

ローカル食堂のうどん?は100円でした。まあまあ美味しい。


Pangong Tso(パンゴン湖)へ 前編

7月24日にレーに到着。高度障害が出たので3日ほどユルユルして、27日に1泊2日でパンゴン湖へ。

出発前の部屋。もう歳だからレー中心部の割合良いホテルに宿泊。ここを拠点に回ることになる。

チェムレ・ゴンパの前で。全ての荷物を積んでいるが、重くなり過ぎるため、以後は不要なものはホテルに預けた。この辺りは景色も良く快走路。

峠をグングン登る。

峠道はダートロードは少ないが、走りやすいとは言い難い。

片道160キロ。写真を撮りながらだと5~6時間かかる。

K2もこんな山だろうか?落石多いな。

交通量はボチボチ。連なるが、来ない時は来ない。

標高5300mの峠下の茶店から。タルチョが強風になびくよ。

お兄さんはここで一生を過ごすのかと思ってしまう。いや、冬は居ないと思うが。

そのすぐ下のお花畑。

画像検索によるとゴマノハグサの一種であるという。

美味しそうな牛。

絶景の連続で疲れる。後編はパンゴン湖へ。


帰って来た。

レーからデリー迄のフライトは突如欠航したりするというので恐れていたがスムーズに連絡。

昨夕、通関も済ました後、乗り場近くにあったBARで生ビールを飲んでいる人がいて、私もたまらず注文。すえていた。S君が言うには毎日サーバーをきちんと掃除していないとそうなるそうだ。普通なら文句も言うが半分飲んでした。皆さん、知らないところでは瓶ビールを注文しましょう。

昨年と同じくワールド標準価格は一杯¥2000。羽田のフードコートでは握り寿司が食べられます。

iPhone16で撮った写真を30型パソコンモニターで見たらガッカリな出来。米粒ほどのセンサーだもんな。やっぱり面倒でも一眼レフを持って行くべきでした。

まあ、66才がバイクで異国のラフロードを疾走して無事帰って来たので良しとしよう。


最後のミッション

SIMカードの限界が来たのか音声入力ができませんでしたが、再起動で復帰。

昨日は宿を8時30分に出発して、チリン村へ。

例のごとく絶景の連続。

村の入り口側わからず、革パンツで登山。銀細工とかで有名な村らしいが高齢化が済み、若手も育ってないようだ。見ても鍛金の技術はいまいち。汗だくとなる。

まだ時間も早いし、立体曼荼羅で興味のあったなスムダ・チュン ゴンパに向かう。

途中から最高の悪路。ここはまだ舗装が残っている。最中はとても撮影するところではなかった。

路肩から断崖絶壁。250キロのオートバイで葛折りを進む。燃料もなくなってきた。使用するのはほとんど一速。次の角を曲がって見えなかったら引き返そうと思いながら進む。結局ラフロードは40分以上あった。

ついに到着。

そしてまた登山。肝心のゴパは扉が閉まっていた。時計を見ると、12時5分昼休みなのか?最悪。

「日本から来たんどすえーー。」と扉を叩くが、反応は無し。

小さな窓覗くと無数の燈明が見えた。誠に持って残念。

せんじんの谷底を見ながら引き返す。もうくたくた。

ラフティングもやっている。中央に天のように見えるのがボート。

燃料を入れて、レーまでゆるゆる戻る。日差しを避けて開いてない店舗の軒先で一服。そういうところにはやっぱり犬がたくさんいる。

レンタルバイク屋に返却。今回の走行距離は583.9キロ。先回の半分であるが、それ以上に疲れた気がする。高速道路の走行は無し。

ホテルで念願のビールをやるが美味しくない。やっぱりホームステイ先で畑と岩峰を見ながらゆっくりやりたかった。今回の旅の最大の反省点。

iPhoneが勝手に作ってくれたレーの夜景。

工事は6回部分が終了していた。

そして、朝。

長かった2週間が終りました。昼過ぎの便で高知に向けて帰ります。


宿を出発。

本日はチリン村に向けて出発し、夕方までにはレーのホテルに戻る予定です。走行距離120キロ。

夏休みで遅くまで寝ている娘たちが朝から騒騒しい。奥さんと一緒にレー に買い物に行くようだ。私より先に出発した。実はこの奥さん相当若いようだ。

ワンちゃんともお別れです

この景色、思い出すだろうな。


ビールが欲しい。

昨夜の事、年寄りは夜中に用事で起きてしまいます。ホームステイ先はバストイレが別のことが多いです。私の隣の部屋が娘たちの寝室なんですけど、扉がフルオープンであかりもついてパジャマでグーグー寝ていました。こういうゆるいのが普通なんでしょうか?

連泊することにして、9時からアルチゴンパへ。24キロの距離。ラダックでは、有数の仏教美術が収められていると言うがまあまあの出来でした。

と言うのは、失礼な話で、こんな山の中に、壮大な仏教が残っているのは驚くべきことです。

幹線道路からこの橋を渡る。タルチョがいっぱいくくりつけである。

サスポルの街並み。

土産物屋はいっぱいあったけど、どれもまがい物ばかり。

帰りに食料品の雑貨屋で一服。ビールがないか聞いてみるが、ないと言う。しかしビルの空き缶は普通に落ちている。拾って「これなんですけど。」「ありません!」

宿の横を流れる清水に沈めておけば最高の適温になるんですけど。まぁ昨夜も酒なしだったからいいか。

宿にたどり着くにはこのようなダートロードを登らなければなりません。写真で見ると素敵なんですけど。

ビールがないので、宿のワンちゃんにお菓子を買ってきた。最悪やな。

これからお昼寝してこの集落を散策します。

ちなみに、雲が切れたときの日差しは強烈なんですけど、部屋の中はエアコンが効いてるみたいです。帰ってから適応できるかな。