私は、結構な昆虫オタクでした。一昨日の大方町のキャンプで、ランタンの灯りに誘われてやってきた訪問者を紹介します。
コフキコガネ、一番の大型昆虫。ビロードのようで可愛い。松原にはシロスジコガネも飛来する
大方町は田んぼの畦にもミズスマシがいたり、自然がわりと残っています。
ところで、昆虫たちは最高のプロダクトデザインですね。惚れ惚れします。でも、最後のチビクワガタはちょっと失敗作かも。
先週の金曜、土曜日、名古屋で開かれた木工家30人展を見に行ってきました。徳島県のきすべ~さんと待ち合わせて車で出掛けました。
きすべ~さんの、のっぴきならぬ都合で、金曜日の朝3時に出発となりました。私はこれを機会に、大鳴門橋のたもとにある大塚国際美術館を訪ねることにし、前日の木曜日の朝、家を出ました。
この美術館は、大塚製薬が世界の名画を陶板で複製した美術館です。世界の名画といってもなぜか西洋絵画ばかりですが。
なるほど聞きしに勝るスケールで、歩く距離は4kmに達するそうです。相当足早に見て回る私でも3時間近くかかりました。
一見の価値はありますが、所詮陶板による複製、入場料¥3150、駐車場¥200、音声ガイド¥500、昼飯食べて計¥5000はちょっとお高いでしょうな~。
ただし、”最後の晩餐”や’受胎告知”なんていう、教会や美術館、各国に点在する同じテーマの絵画が、10枚以上並んでいるのを見られるのは面白い体験でした。別にキリスト教徒じゃないけど。
写真のように、教会内部やポンペイの豪商の館の壁画を部屋ごと立体的に再現した展示がいくつもあってこれは見ごたえがあります。
私達、美大生は、西洋美術ばっかり手本にして勉強させられてきたわけで、なんかおさらいしているみたい。今は東洋のほうがクールなんですぞ~!!
美術館のような、堅苦しさはないので、中世の、たおやかな裸体画を前に、おばさんたちの、「自画像みたい」なんていう下ネタも聞けます。写真撮影も自由です。ミュージアムショップでは昔のボンカレーなんかも売られています。自販機の中身は当然ポカリスエットなどの、大塚製品のみです。
3時に美術館を出て、徳島市に向かっていると、やや!瀬戸内海なのに波がある!!
次のカーブを曲がるとサーファーが・・・・・。
夜までには時間があり次の観光スポットを決めかねていたところでした。阿波十朗兵衛屋敷はこの次じゃ~。
道具を積んでいましたので、すぐ海に入りました。波はトロイが、こりゃー良い土産話になるわ。大鳴門橋を見ながらサーフィンなんて。この後、晴れて素晴らしい虹が出ました。水を持ってなかったので、水たまりでボードを洗い、銭湯、新町温泉へ。
夕方、きすべ~さんの駐車場に入れてから、夜の街に繰り出しました。脳も体も胃も充実した一日でした。後は次回へ。
昨日の午後2時に出発して、いつもの旧大方町に波乗りに出かけました。(現、黒潮町と言うのでしょうか?)夕方の1ラウンドを狙います。波はまずまずでしたが、午前10時ごろは素晴らしかったそう。こればっかりは自然が相手ですからどうしようもありません。足しげく通う人にのみ幸運の女神は微笑みます。
7時まで波乗りしたため、サンシャイン大方は閉まってしまい、コンビニへ、どうせ夜は居酒屋「8の字」だが、犬モモちゃんの食事を買う。
そこへ、軽トラが滑り込んで来た。「ゲー!!免許持ってるんですか~?」まっ、そんなはずないか。でもなんとなくシュールな光景でした。
大方町は風光明媚だし、食いもんは旨いし、人はやさしいし、今の住所にしがらみがなかったら移り住んでもいいなあと思う。仕事はあんまりしなくなるかもしれないけれど。
そのまま、車中泊して朝一番の波に乗り、朝のビールをシュッポッとやり、漁港で小アジのお刺身と甘エビを買って帰り、2時から家具の配達をしました。
そこで、そのお客様にお魚のおすそ分けをしました。フッフッフ、俺も結構やるぜ。これで、またまた注文ゲットじゃ~!!
そんなわけで、遊びに仕事に結構充実した休日でした。
先週の個展期間中、火曜日に陶芸家の吉岡 萬理さんを訪ねました。ちょっと変わった南欧的な作品を作られています。彼が高知で個展をしたのがきっかけで、もう長い付き合いです。
家が、長谷寺のすぐ隣なので、当然、長谷寺に出かけます。屋根の付いた長い上り廊下の、あの寺です。
丁度、宝物の一部を公開していて、面白いものを見つけました。(残念ながら複写でした)
この、オッサン、鋸と槍鉋、鑿にチョウナ、トンカチを同時に使ってるぜ。助手に欲しいな。
いや、この方は菩薩様で観音様と仏師とで、巨大なご本尊を3日で彫り上げたそうな。
うーん、さもありなん。
桜は大分散っていましたが、暖かな日差しの中、茶室の屋根を葺き替えていました。下地には、ヒノキの皮?を使っているようでした。
神戸、住吉倶楽部での個展、新装移転オープンだったので、お客様も多く、好評のうちに終わりました。
しかし、最近の傾向として、現品は売れず、別注が多いのです。私としては行商に出た以上、寅さん気分で売りまくり、少しでも荷物を減らして帰りたいところなのですが。車に大きな空きスペースが出来るくらい売れれば、絶対真直ぐ家に帰ることはない・・・・・・・しかも、現金払いだったら大変なことになるかも。
ところで、このあたり、走っているのはベンツとBMWばっかりじゃー。信じられん。
昨夜は神戸を夜の10時に出ると、ノンストップで3時間。早いもんです。でも、飯食って、ゆっくり走ると4時間はかかります。 一夜明けると、高知の空は真っ青で、やっぱりいいぜ!!
期間中の、小旅行は十津川街道を南下して熊野本宮大社まで行き、南紀白浜に出て、海岸線をのぼって来ました。この話は、また今度します。
和歌山の海岸線は別段の見所もなかったので、最後に根来塗りで有名な、根来寺を漆を扱う者として表敬訪問することにしました。
子供の頃、切手で見た国宝の塔はここだったんだ~。うーん、いいわ~。
世俗にまみれた和歌山の海岸線、チェーン店や潰れたドライブインを見ながら走って、此処にたどり着きました。
俺達、一体何やってきたんでしょうね?進歩してないどころか、どんどん馬鹿になっていっているのですね。
根来寺の回りも、ラブホテルや妙な建物が一杯あって、はからずも、余計にそんなことを考えさせられます。
この塔は、1500年代の建築で法隆寺ほど、古くはないのですが、美しいです。建物も1800年代になると、柱も直線的でぺったりした力のない印象になるようです。
たった、1週間の個展でしたが、しばらく家を空けていたような気がします。やっぱり旅はいいな~。また、秋にはどこか出かけたいです。
(ネット環境になかったので、メールとか出来ませんでした)
ローカルの詰め所に薪ストーブが入っていた。そこで一句。
「風吹いて ローカル小屋も 冬支度」・・・・ お粗末でした。
昨夜も良く飲みました。もう寝ようかな~ってところに新手が現れ、「また一からやり直しじゃ」・・・・なんてもう若くないのに。
そして、本日も波乗り。その後、潜って漁をするつもりが、そのままダウン。ちょっと、波乗り、やり過ぎ。
仲間が、温泉に行くというので、同行する。
旧佐賀町のセルフ温泉。途中、絶景が楽しめます。そういえば、昨夜の星、まばゆかったな~。空気が、ドピーカンに澄んでいます。
いい表情出してますので拡大してみました。
しかし、途中から、道が狭くて、私のハイエーススーパーロングでは限界に近いものがありました。また、上りは、ロングバンタイプの車は、つづら折で、タイヤが空転するので雨の日は避けたほうが良いでしょう。
海がすぐ近くなんで、貝も採れるし、今度は、温泉キャンプもいいかも。ここで、もう一泊しても良かったが、食料が少ないので諦めた。
驚くべき場所にある。わが、いの町の中心部から車で20分、国道を折れて、美しい渓流沿いの集落の最後にポツンとある。以後、ほとんど民家はない。灯もない。都会の20分とは違いますよ。信号がありませんから。
淵の音がゴウゴウとうるさい。夏場はしぶっているくらいだ。いつもエアコンがかかっているみたい。
口の悪い客は「山姥」と呼ぶ。
ここで飲むには、1、代行やタクシーを使う 2、下戸を用意する 3、前の沢でキャンプする・・・・・・・・・・ことが必要だ。
ちょっとした旅の気分になる。味も良いし、店主も良い。昼もやっていると聞くが、こんな所で、どうやって経営が成り立つのか不思議だ。
うちのお客さんに「あんたところも、同じでしょう」と言われた。う~ん。なるほど。
6月に入ると蛍が飛ぶそうです。行かれる方は、前日に電話で予約したほうが良いでしょう。ただ、電話帳に載っているかどうか・・・・・・・・。
明後日の早朝、神奈川の展覧会へ出発するので、昨日より積み込みをしている。木工をしていて、何が嫌だといって、こいつが一番嫌だろう。まあしょうがない。
重いテーブル等は手伝ってもらい、後はチンタラ一人でする。
今回、ギャラリーが湘南のすぐ近くなので、一応サーフボードも積み込んでいます。というか降ろしてません。波はあるじゃろか。
積み込みをしながら、様々な家具をどうにか荷台におさめていくのは、混沌を形にするという意味で、とりとめのない波に乗るのとちょっと似ているな~なんて考えました。
搬入の前日は、箱根の温泉にでも一泊して、乗り込もうかと思います。ただ、荷物が一杯なので車で寝るわけにはいきませぬ。毛布は沢山あるのに。
このところ、個展は三連敗といったところ、車のローンもありますし、神奈川県のお客様どうぞよろしくお願いします。
先日、北川村の山道を犬のモモと散歩していると、落石防止用の金網の上のほうでガサゴソと音がする。猪子であろうか?
鳥でした。すぐに金網の上方から逃げるであろうと見ていると、あっという間に、目の高さまで落ちてきました。鳩よりも一回り小さな体。なんだろうと・・・・・・その時点で、小さいんで捕って食うつもりは消えました・・・・・・見ると、猛禽類独特の精悍な横顔、ハヤブサでした。若武者みたい。
つかまえてやろうと、金網にモモのリードをくくりつけている間に、我から転がり落ちたのでしょうか、足元よりちょっと離れた所から、逃げていきました。ウーン、さすがはハヤブサ。モモを放していれば、お座敷犬ながら猟良しですから、きっとくわえていたでしょうが、相手は猛禽類、もしものことがあってはたいへんです。
まあ、人間はこのように納得するわけですが、モモはフガフガくやしがることしきりでした。
そういう訳で、本当は「ハヤブサをつかまえそこねた」でした。