木工道具・機械一覧

リフターテブルはなにかと便利

やっと、先週あたりから、体調も良くなってきました。が、仕事をバリバリやる気になるかと言うと、そうでもないです。

しかし~!中国にもロシアにもなめられて・・・・・・・政治家は俺みたいな、責任のない呑気な自営業と違うんですけど。いくら、私が怠けていると言っても、政治家の3倍は働いていると思います。

彼らも、忙しいんでしょうけど、それは愚忙と言って、何やっていいか分からんのでしょうね。バカだから。本当に困ったことです。

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山桜のテーブルトップは相当な重さがあって、一人では持てません。

やって出来ないことはないのですが、降ろす時に、どこかが当たると、自重で傷が付いてしまう恐れがあります。腰も痛くなるし。

オイル仕上げなら、ごまかしも効きますが、今回は拭き漆なので、慎重に進めます。

“馬”に移す時、昇降可能なリフターテーブルなら、スムーズです。

この作業台は本当に便利です。プロの木工家なら、絶対に元が取れます。

ただ、中央に見えるフットスイッチは、どうも使い勝手が悪く、なんとかならんもんかな。「もう、チョビット下!」とか音声に反応するのがいいです。


グラインダーは大事かも。

今日は、つまらない木工家専用です。

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木工旋盤での加工の仕上がりは、刃物の“研ぎ”で決まります。研ぎはグラインダーで決まるそうです。

どなたかのブログで、グラインダーによって、随分違ってくると書かれていたような気がします。

そこで、塗装もオリジナルの淀川のSG255Tをオークションでゲットしました。集塵モーターも付いていて、レバーを引いてフィルターのゴミを、底のバケットに落とします。重量は120キロ。値段はたったの¥28000でした。人気ないのね。送料が1万円以上かかったけど。

本日、早速使ってみました。左のマキタの直径150の製品とは、相当、差がありました。マキタは、はじくけど、淀川は吸付く感じか・・・・ちょっとオーバーですが。

スキューを研いで、使ってみましたが、淀川の方が速くて、楽に研げます。切れ味も数段上でした。まあ、感覚の世界ですが。砥石の厚みもマキタ13ミリに対して、25ミリですから大分研ぎ易いです。

集塵ファンの音がちょっとうるさいですが、軸は無音で回ります。振動もなし。

ハイス刃物を研ぐには、スロースピードのタイプがいいと言われますが、私は特に必要とは思いません。仕事も遅くなるわけですから。ヘタな奴は、どっちにしても“なます”しな。

このSG255Tは周速度が1450m/分と遅めで、丁度いい感じです。

いい買い物じゃった。こんなことなら、10年前に買っとくべきだった。

こいつなら、鑿や鉋の修正にも重宝しそうじゃ。


新たな発見

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マッハGOGOGOで、主人公が運転していて、窮地に立たされたことがあった。その時、助手席の従兄かなんかが、「君は自分の車のことを、なんにも知らないんだな~」と言いながら、隅っこのボタンを押すと、ヘリコプターみたいに空を飛んだような記憶がある。

これと似たようなことがあった。実は今日は木工家専用です。

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最終型の桑原の自動鉋の昇降は、電動です。右下の緑のボタンを押すと上昇します。その外側の筒を、左に倒すと、一押しで0,1ミリずつ上昇します。

しかし、薄い材は、7ミリが限度で、それ以上は定番が上昇しません。これまでは、捨て板を使って、薄くしていました。

名古屋で、「後は手回しハンドルでセットするんだ」と聞きましたが、ウチのはハンドルがないぞ~!

今、また薄板を作る必要があり、なんとかならないもんかと、調べてみました。

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あった、ありました。なんかの“はずみ車”と思っていましたが、これが手動ハンドルでした。ちゃんとデジタルカウンターと連動しています。

取説にも書いてないぞ~。こんな、奥まったところにあるのは、あくまで特殊な場合を想定していて、普段の作業の邪魔にならないように配慮されたものでしょう。

おかげで、作業能率はぐんと上がりました。

どころで、マッハGOGOGOはアメリカのアニメにも影響を与えていています。

日本人のデザインした、フェラーリ “エンツォ” はどうもマッハ号がモデルになっているような気もします。

水木先生だけじゃなく、この時代のアニメって凄いよね。


ベンチに穴あけ

アホの森元首相の長男が、酒気帯び運転でコンビニに突っ込んだそうだけど、酒気帯びくらいで、そこまでするか~?

そんなことはどうでもいいけど、近年の日本の首相、ホントに情けない面々ですね~。

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ちゃんと仕事もしています。政治家と違って、一般市民は真面目に働かないと飯が食えないんです。でも、今日は木工家専用です。

前にも書いたけど、ベンチの座板の穴あけに、台湾製ラジアルボール盤を使いました。オモチャの機械ですが、手持ちドリルよりは正確な仕事をします。

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いや、今回、手持ちでいこうとしたんですが、試しにあけてみると、最初はどうしてもブレるので、0,3ミリほど太くなってしまいます。おそらく奥は大丈夫なので、円錐形に広がっているのでしょう。これは、いかん。

どうしても、ボール盤が使えないときは、予め木でスリーブを作っておくと完璧です。

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今日は、この後、脚の先を切って揃えて、塗装もして完成しました。

手持ち加工する前に、端材で試すとは、我ながらアッパレというか、自分でもビックリ!このことを忘れずにいきたいですね。


明日は海か!?

今年は、暑いには暑いのですが、蚊が殆どいません。また、蝉もあまり鳴きません。昆虫の裏年なのか?天変地異の前兆なのか?

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実は、仕事も真面目にやっています。昼休みは2時間とっていますけど。夏は無理は禁物です。工房のエアコンはもう1ヶ月以上、昼夜を分かたず入れっぱなしです。こうすると電気代も以外にかからず、体にもやさしいです。

“お使い物”にするとかで、T型チェアー10脚を頼まれていました。本日、木地まで完成!気が付いたら11脚になっていました。

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この、鉛筆削りのような道具で、ホゾ先を削り出します。このように曲がった小径木は旋盤にかからないのです。この道具は、アメリカ人の友達の友達が開発、販売しています。

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ただ、曲がっているので、NASAのロケット発射技術を応用した、アンチ・レべライジング・スケールを使って、転びの角度を逆算します。

当然、脚の穴開け角度が全部違ってきますので、手間と言えば手間です。それと、若干のセンスが必要です。

それでも、バランスが悪い場合は 「なにせ、自然のものなので。」と言い訳すればOK牧場です。


直立ボール盤インプレッション

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先日、オークションで購入した遠州の直立ボール盤、なかなか具合が良いです。

これまで使っていた日立のボール盤はスイング360で、これは500。スイングとはその半分の値がフトコロ寸法となります。どうしてかは、調べていません。機械の高さは160㎝位です。

フトコロ180㎜でも、まず不都合はないのですが、ウィンザーチェアーの座面を加工したりするとき、やや窮屈です。500ですと、山戸製作所のフライステーブルがスッキリと装着できます。

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まだ、よくわからない部分もありますが、自動送り装置が付いています。まず使うこともないと思っていましたが、直径25㎜程度の穴を開けるには、力が要らなくて便利でした。本日50穴ほど開けましたが、全部自動送りを使いました。

ワークに当たって力が加わると、クラッチがつながって自動に入ります。おそらく、木工10㎜程度の錐では入らないと思います。

ウィンザー系の椅子を作ることが多いので、これから活躍することでしょう。


直立ボール盤

昨日からの続きです。

一昨日は、大方町の「8の字」で、ローカルのS君と飲んでいました。浜で寝ているとMちゃんとIちゃんの話声で目が覚めました。しまった、寝過ごした!もう6時じゃ!

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昨日は、9時から工房へ大型機械の搬入の予定です。慌てて着替えて、30分だけ波乗りして帰路につきました。海から上がった時は、このように土砂降りでした。

雨は搬入には困りものですが、東に向かうにつれて晴れてきました。

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機械は大型ボール盤です。280キロあります。クレーンで揚げて、2階の窓からチェーンで引っ張り込みます。

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この機械屋はいつも、仕事が荒く、搬入しているのか、機械と家をぶっ壊しているのか分からないときがあるんで、今回はきつく言っときました。

わりとスムーズに設置出来ました。建物が鉄骨だと搬入の時は便利ですね。吊る所が一杯あって。

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デカイです。モーターは2馬力もあります。鉄鋼錐が32ミリまで使えますので、鉄でウィンザーチェアーが作れます。

今まで使っていた、日立のボール盤はオークションに出そうと思っていたんですが、今度のはデカ過ぎて、気味が悪く、様子がわからないので、しばらく置いとく事にしました。

インプレッションは後日。


桑原の自動鉋

今日は、桑原450自動鉋の詳細ページで、一般の方には無縁のブログです。すみません。

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上部にブリキの横出し集塵フードが付いています。ダクト径は100。効率的にはローラーを外して、上に引き上げるタイプを作った方がいいと思います。

*写真はクリックすると拡大します。

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昇降軸のカバーは外されています。

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オイルバス式です。

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昇降はスムーズです。ホイールの外周に目盛りがあり、0,1mm単位のセットが出来ます。

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作りは非常にしっかりしています。

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スライド部分にも摩耗は見られません。使い込んでも、初期精度とあまり変わらないのが桑原の特徴です。送材スピードは3段階です。

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セッティングゲージと刃が2組付属します。


座刳り用品

本日は、木工家専用です。しかも、飲み会のお呼びがかかりましたので、簡単に済ませます。

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グラインダーにアーバテックでの荒彫りは、切粉が大きく、勢いも凄くて、皮膚にあたると痛いです。そこで、手袋は2重にしてゴーグルをして、マスクをして、首に手拭を巻きます。

それと、腰痛ベルト。滑り止めのスプレーがあると、グリップ力が増します。

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今回、左のディスクも試してみましたが、滑らかで切粉も細かく痛くないのですが、その分遅いです。アマチュアの方や中仕上げにはいいかもしれません。

この作業は非常に危険で、跳ね返って頸動脈を切断するという死亡事故も発生しているので十分な注意が必要です。


リフターテーブル

今日も、一般の方には縁のない、木工家専用のブログです。

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アリ組をする人にしかわからないと思いますが、組手の仮組、調整には本当に便利です。逆に、これがなかったら、相当いらつくと思います。

本日は、この李朝棚の仕上げをしていましたが、箱物の塗装も楽ちんです。私の工房の機械類では、ダントツ!コストパホーマンス NO.1だと思います。

この作業台がなかったら、木工はもう出来ないかもしれません。工房が広くて、それぞれの工程に専用の作業台があるような所は別ですが、個人で多品目作る人には最適です。

10年後には世界の木工家のスタンダードになるかもしれません。