木工道具・機械一覧

解体治具

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久々に真面目な木工のブログです。昨日は軽快に作業が進みましたが、今日は未明から右側の顎の付け根が腫れて寝込んでおりました。唾を作る部分にバイ菌が逆流したのではないかという見立てでした。もう大丈夫です。

これは何の治具でしょうか?と言っても、すぐわかりますが。

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(どうも、縦画像に文章がうまく回り込みません・・・・)  そうです、一度仮組したテーブルの脚を打ち抜く道具です。

この部分の上下2ヶ所は、このタイプのテーブルの要ですので、正確な接合が必要です。何度も仮組を繰り返し、調整するのですが、嵌めるのは簡単ですが、抜くのは一苦労です。

今回、初めて治具を作りましたが・・・・・楽じゃ!こんなことに、なぜもっと早く気付かなかったのか。ここでも、リフターテーブルが重宝します。

これだけ長いホゾになると、かなり緩めに作っておかないと、接着剤を付けた本番では、木殺しが膨らんできて、途中で止まってしまいます。無理にプレスで押し込むと材を割ってしまいます。経験が必要です。

青いスプレーは間違えて燃やしてしまわないためです。


トグルクランプの使い道

昨夜「やまぶき」で鯨の刺身を食ってきたのに、風邪は良くなりません。飲み過ぎたか・・・?

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昨年、オークションで買ったトグルクランプ、出番がなかったのですが、良い使い道を発見しました。

この金工バイスは木工を始める前、金属彫刻をやっていたときに買ったものですが、重さが20キロ以上ある大きなものです。木殺しに使うことが多いのですが、何かと重宝しています。

長時間使う時は、リフターテーブルに移動して、より楽な姿勢、短い動線で使うようにしています。よって、ボルトで固定しておらず、大きなクイックバイスでその都度挟みます。ただ、この定位置は挟みにくく、大きなレバーが下の棚の邪魔になっていました。

そこで、2台のトグルクランプを使ってみました・・・・完璧や。頭は使いようじゃ。

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ERONのバイスはあと2台ありますが、結構信頼出来るようです。バイスは動かさなければ、でかければデカイほどいいと思います。

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大分片付きました。私の適当な木工で、一番重宝しているのは右から2番目のベルトサンダーだと思います。これも、木工を始める前からの付き合いです。一番古株かもしれません。連動している集塵機は非常にうるさく、なんとかならないものかと・・・・あきらめております。

それから、下に見える洗面器は二日酔いの朝に役立つんじゃなくて、小さなパーツの仕上げなどに右から左へと移すのに使います。スピードこそ命です。


終日切り抜き。

Dsc_0012 中断していた、下駄箱の製作を一昨日より再開しています。

扉のカマチ組も出来、今日は鏡板の十字の切り抜きをしていました。

Dsc_000566 新調したロングアームのヘグナーの糸鋸を使っています。

最初に試作の鏡板を切り抜いて様子を見て、本番は2枚一組で切り抜きました。

ロングアームだと9割方の穴はバックせずに挽くことができます。

Dsc_001066 それにしても地味な作業です。これは売物にならんかな。

モモが来て、器用に両手で挟んでカジカジしていました。

Dsc_0013 鏡板は先に塗装して仕上げておきます。なかなかいい感じです。

機械で穴を開けたのではないので、しかも下手なので、暖か味があります。

今日は、グルメネタの予定でしたが、作業もしているふりをしないと、施主様に怒られます。


ボンジョビ・ヌーボー

今日も、一般の人にはつまらない木工の話です。

昨日は、O塾長から先週殺傷したばかりの、青首(カモの一種)をやるから、ボンジョビ・ヌーボーを買って来いと連絡があった。売り場に行くと、美味くもないのにやたら高いので、普通の赤を買って行ったら怒られた。フランス人じゃないのにな。日本人は新酒じゃろーが。

昔、スペインを旅行中、デパートで日本フェアーをやっていて「大関」のカップ酒を買ったら味が変わっていて、飲めんかった。そこまでじゃないにしてもな・・・・。カナダのスーパーで買った、北米で作っている「月桂冠」は、水がいいのか滅茶美味かったですが。現地の人にも人気みたいでした。

ところで、その量販店で「ボンジョビ・ヌーボーありませんか?」というと、レジのおばさんが他の店員に「ボジョレーの所に案内してあげて」と修正していたのは、ちょっと恥ずかしかった。

Dsc_0070 売るほどあるハタガネも2mクラスとなると、こんだけしかない。大物には、やはり手前の”ソマックス”が有効です。重過ぎるのが欠点ですが。

中央のものは、懐が深過ぎて、用途が違うのかもしれません。使うには剛性がないので工夫が必要です。

Dsc_0075 私の場合、締めつけた後、すぐに取り外します。どうしても板が内側に凹むので、そのままでは歪んだまま固まってしまいます。

あり組は、気持ち緩いくらいにしておかないと、接着剤を付けた本番で「往生しまっせ!」

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先日の薄板はこのように使います。一般の人にはわからないと思いますが。ホゾ先の出っ張りを避けるためです。

簡単に見えて、あちこち小技が使えるようになるのに10年はかかります。それでか”箱物”するには師匠に就いた方がいいと言われます。

政治家に就くのが一番かも・・・・・・・・座布団3枚!


止めの加工

今日は、変な日だった。忙しいのにお客さんが2組も来た。年間、数えるくらいの人数しか来ないのに不思議だ。夜も明けきらぬうち、中村に波乗りに行く途中、沢山の狸が、しけている(轢かれている)日があるけど、そういう日かな。

Dsc_0001 止めの加工は、普通ノコギリでやるんでしょうが、私は不器用なのかいつまでたっても上手く出来ません。ので、治具を作ってトリーマーでやります。

Dsc_0005 こんな感じに出来ます。取り切らなかった部分は、アサリのないノコギリで落とします。

Dsc_0018 ほぼ、完璧です。締めると隙間はなくなります。それなりに、やり方はあるもんですね。

Dsc_0007 仮組したら、相当デカイです。こりゃ~1週間じゃ無理じゃろう。

ちゅ~か、この材料はもう殆ど使ってしまって後がないので、慌ててやって失敗したら大変じゃ。

Dsc_0042 解体して、引き戸の溝を入れましたが、この作業も「アリャ??」ってな具合に失敗したら一切終わりなので、慎重に慎重に進めていきます。

木工のこういうところは厭だな。


下駄箱作り。

下駄箱作り、始まっています。

Dsc_0041 これは、アリ組のオスを作るためのルーター治具です。薄いベニヤ板は組み立ての時使います。

Dsc_0044 両テーブルスライド丸鋸と糸鋸があれば、治具はすぐ出来ます。なんでも道具が仕事をします。

ところで、このヘグナーの糸鋸、一番懐の深いタイプに買い替えたいんですが、こいつを買ってくれる方いませんかね。メールお待ちしています。

Dsc_0047 幅が1800もあるんで、必殺“階段落とし”で加工します。ルーターを使った作業はいつも緊張します。慣れた時が危ないですね。

Dsc_0060 階段はワヤクチャになります。

Dsc_0076 このように綺麗に仕上がります。まあ、本当はそんなに簡単じゃ~ないんですけど。(正直に言うと簡単です)

Dsc_0077 グサッと入ります。恐ろしく丈夫ですし、手間のかかる分、駄賃は貰えます。メスはバンドソーと糸鋸を使います。他にもやり方はいろいろあります。

一週間で作る予定でしたが、施主様に「樹齢200年の木にいい加減な仕事は出来ない」とか「急いでやって、俺の指が何本か落ちてもええんかい?」とやさしく言うと「時間かかってもいいから、納得のいく仕事をして下さい」としおらしく仰いました。うちのお客さんはいい人ばかりです。

スムーズに進めば、納期に間に合うかも知れません。しかし、東京の個展の用意もあるからな。


替刃ケースの製作

Dsc_0006 先日、手押しと自動鉋の刃を交換していて、ケースの製作を思い立ちました。

刃研ぎは、出入りの業者に頼みます。そこが県外の専門業者に外注するのです。

研ぎは問題ないですが、錆だらけになって返ってきたりして困るんです。高知県の業者が締りがないからこんなことになるんです。そんなとこ、さっさと止めればいいのに、きっと料金が安いとかいうんでしょうね。

ちょっとでも、大事に扱ってもらえるようにケースを作りました。結構大仕事になって一日かかりました。Dsc_0012

作るのが10年遅かったな。

手押し鉋は消耗が激しいので2セット作りました。

本体には最上のケヤキを使いました。たまたま、手元にあったんで。

Dsc_0001 今回、何を思ったか、彫り込んで作りました。

ルーターマシンによる、深い彫り込みは、余程慣れてないと恐ろしいです。細長いしな。大きなものだと、もっと楽でしょう。

もう、あんまりやりたくありません。手前のスパイラルビットを使いましたが、UPカットの場合、材料をよく押さえつけてないと浮いてきます。あれこれ考えての作業は危険なのでDOWNカットを使いました。切りくずは取りにくいけど安全です。次回の深堀には16ミリ軸のラフィングビットを使いたいです。

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刃物の交換の終わった自動鉋で削ったホウの映像です。 刃が新品だと、ホウでもピカピカに仕上がります。カエデなんかですと眩しくて目を開けていられません・・・というのはウソです。

強風が吹きだしました。立て掛けた材木を縛ってきました。まだ遠いのにパワフルです。


トグルクランプ

現在、ささやかながらホームページを改良しています。それをやってくれている業者が「独自ドメインを取れ」とうるさいです。なんとなく必要性は感じますが、経費は年間¥4万!どんだけ酒が飲めることか。毎月「やまぶきに」1回行けます。どうなんじゃろうね?

Dsc_0002 今日は木工の中でも更に特殊な道具です。

ルーターマシンで倣い加工する時、材料を固定するクランプです。

オークションで1個¥500だったので買いました。でも送料が800円、振り込み手数料が315円でした。

現在売られているものに比べると、タッパがあるので機械と干渉しないか心配です。

でも、動きはスムーズでモノ作りの原点を見る思いです。汚れ具合もちょうどいい感じです。あまり倣い加工はしないので、死ぬまでに出番はあるかな。いや使ってみよう。

欲しい人は、ヤフーで”ルーター”で探すとまだあると思います。


地球2周半

今日のブログは木工家専用で、なおかつ記憶力の良い人のみ理解できます。

今年の4月のことですが、ビックマーク木工旋盤のVM120チャックをオーストラリアから取り寄せたとき、インサート(アタッチメント)のネジ切りが不十分で、本体の主軸に最後まで入らなかったことを書きました。

それを、ビックマーク本社に送って再度タップを切ってもらったのですが、届いたそれは良好だったチャックとの勘合のネジを削ったものだったのです。分かりやすいイラストを付けたんですがね。ちらっと、写真を添付しようかなと思ったんですが、後の祭りです。

しかも、添えられた手紙は、よくある外人特有の悪筆で読めません。でも何とか暗号解読しました。タイプしろよ!

今度は、説明付きの写真を添付して送りました。OKでした。ちょっと緩すぎるような気もしますが。Dsc_00336

外国とのやり取りは、文字はタイプ打ち、絵ではなく写真、というふうに明瞭な資料を用意しましょう。

頭の構造が、はなから違う場合もあるでしょうから。最近は日本人同士でもありえます。

送料\1800×2いりましたが、よしとしましょう。勉強になりました。

Dsc_0035 昨日、ベンチの背もたれのスピンドルを挽いていました。

当工房、最長の45㎝のツールレストでもとどきません。

黄色いテープは一番ふくらんだポイントを示します。

Dsc_002766 これだけ長いと、当然振動しますので、手を添えての加工が必要です。

材料が癖のない楠(クスノキ)でしたので、比較的簡単でした。

山桜に比べると強度は劣りますので、2割がた太く仕上げました。


円 4つ。

Dsc_0008 現在、ナチュラルベンディングの終了した栗の板を使って、一人膳を作っています。

最初に電気反り台鉋で形を整えるのですが、10枚もあり、非力な私には重労働なので、ゴムで天井から吊っています。

このシステムはは当工房では「釣りっ子」「バランストルダー」とか呼ばれています。ちなみに河原のリフターテブルの正式名称は「太郎ちゃん」です・・・・・意味がわからん。

Dsc_00236 横から300Wのハロゲン照明を当てて、凹凸や逆目を確認しながら、反り台鉋で仕上げていきます。

暑苦しいので、LED照明をネットで調べてみましたが、まだバカ高いし、出力も低いですね。

Dsc_00253 底もすきとって仕上がった天板。厚い所で5分(15㎜)くらいですか。

適当ですが、このいい加減さが腕の見せ所でもあります。

Dsc_0016 全然関係ないけど、昨夜は「やまぶき」に行ってました。

このホルモンは、いつでも手に入るわけではなく、良いものを直接北海道から送ってもらうそうです。絶品です。前回は塩でやってもらったので、今回はタレです。

料理はやっぱり腕もあるけど、素材が命ですね。材料選びが腕かもしれん。木工は、ちょっと違って、良くない素材も使い道があったりします。