木工道具・機械一覧

裏方の道具

今回は、製品の加工にはに直接使われない、裏方の電動工具の1部を紹介します。

Dsc_00161 先日話題にのぼった、ホビールーター。はみ出た銀ロウ落しに、2番目のルーターが重宝します。

その下のペンシルタイプは、まず実用にはなりません。漆の表面を装飾するとかには使えます。4000円だったので問題ないです。いつか出番があるかもしれません。

一番下は、電動彫刻刀です。本格的な機械もありますが、とりあえずこれで十分です。もっといえば、電動は必要ないけど、たまに便利な時があります。

Dsc_00171 これは、まだ一般的でなかった、25年ほど前、オブジェの制作のために買ったメルトガン。最近は使う機会が減ったけど。梱包や仮止め等、あると便利です。パワーのないものは実用に向きません。こいつは業務用で故障知らずです。

Dsc_0022 エア工具です。仕上げくぎ打ち機は、直接家具に使うことはありませんが、工房の棚やDIY、治具作りに必要です。出番は多いです。

右は、ホッチキスのような針が出ます。革や布を固定するのに重宝します。槌で打ち込めばいいようなものですが、1人で引っ張りつつ固定しなければならない場合は、圧倒的に便利です。

電動工具は際限なくいるので、いっそのこと手道具だけで加工した方が、収支は勝るかもしれません。大きな怪我もないでしょうし。でも、汗かくの嫌だしな。


VICMARC VL200

本日は、木工をやってる人用のブログです。Dsc_00070001

ウチの木工旋盤です。オーストラリアのメーカーですが、ベアリングとインバーターは日本製です。スイッチとかはインドネシアだったり、グローバル化を物語っています。

5年ほど前、リブロスデルムンドで買いました。成り行き上これになったわけで、特に理由はありません。VL300(懐が30cm)は、ツールレストや押しコップが巨大で、私のようにイスの脚やスピンドルを量産するには作業性に問題があるのではと、敬遠しました。鉢物は、趣味程度にやるつもりですから。カナダで良く見かける、白いアルミ製のワンウェイも候補に上がりましたが、あれもデカ過ぎじゃ~。

下にモーターを内蔵して、カバーのあるこのタイプは、足が踏み込めないのではと心配していましたが、問題ありませんでした。インバーターの割にはブレーキが効きません。たぶん、ブレーキで故障が続出したので、そういう設定にしていると思いますが、私は重いものを回さないので・・・・・。富士通にも聞きましたが要領を得ません。手のひらブレーキに、もう慣れました。

Dsc_00100002 迅速に作業するために、近所の工作所でツールレストを作ってもらっています。これは便利です。

最近気付いたのですが、長いほうの2本は、幅が少し広くなっています。さすが、日本の工作所、芸が細かいですな~。ここは、この不景気にもかかわらず、結構忙しそうです。値段もオーストラリアに発注するより大分安かったです。

Dsc_00290003 これは、最初の写真にも写っていますが、脚を何本も挽く時などに、挟んで、雛形を目の前に突き出しておく道具です。雛形を見ながら、あらかた削って、ノギスで計測して仕上げます。

以前は、日本製の中古旋盤を使っていたのですが、ツールレストなどの作動が悪くて買い換えました。また、ひょっとして凄く旨く削れるんじゃないかと・・・・・・。

結論!パソコンと木工旋盤は買い換えても旨くなりません。ただただ精進あるのみです。

これから買われる方は、脚を挽くだけなら簡単なものでもOKです。インバータは便利ですが、プーリーのかけ替えで十分です。Vベルトによる無断変速は鉢も棒もやってみたい入門用にはいいでしょうし、実際このタイプが多いみたいですが、製品をを量産するにはどうかなと思います。

木工旋盤は結構難しく、危険でもあるので、私のように必要に迫られてやっているとか、よっぽどの好き者でないと長続きしないようです。だから、愛好者の多いアメリカにはピカピカの中古が一杯あるそうです。

*本日、ネットで木工旋盤をみていたら、インバーターなんて通常6~7年、長くもって10年とでていました。使い方にもよるんでしょうが、これが本当なら、プロにはプーリーかけ替え式が一番いい事になります。