木工道具・機械一覧

ベースの制作

本日も雨。

コートハンガーの在庫がなくなったので製作中です。まずはベースを製作します。一人でやっとこさ動かせるケヤキ。厚さ70㎜。4個取れます。

横切り盤に載せる力がないので、床で作業。ロックが怖いので表裏から挽く。

直径は400㎜。型紙で傷のない部分を狙います。切り出したら手押しと自動鉋にかけて平面を出します。

半分にしてもバンドソーに載せられる限界の重さ。

今回、30年前にインカのバンドソーを買った際、オプションだったサークルカット治具を初めて使うことにした。以前、ちょこっと使ってみたが面倒でした。

中心に・・・・

このように嵌めます。

穴にセットして、

ストッパーがかかるまで平行に移動させたら、回転させます。材料のセットがクソ面倒くさい。重くて大きいから。

刃が曲がって全然使い物になりません。厚くて硬いケヤキはどうやら無理のようです。しかも傾斜切断だし。半日無駄にした。これも研究すればどうにかなるかもしれませんが、そんなに出番はない。

手持ちでやったら神速、かつ正確。伊達ではないぞ30年の修練!

ベルトサンダーで40番、80番、120番、150番と仕上げてゆきます。40番は切削力も強いけど傷も深いので気を付けなければなりません。

「たいがいに散歩に行こうや。」

断面の研磨は本当に手間が掛かります。1/4回転ずつ仕上げます。水拭きしてまた研磨。

やっと完成。2.3日かかりました。銀行で両替してくれないかな。


エアホースリールの修理

昨日は午後から手結に波乗りに行っていました。カメラもスマホも持ってなかったので写真はない。

マリンセンターの人に「こりゃ無茶苦茶暑いですね~!」「早く海に入らないと死んでしまいますよ。」

今日はしんどかったけど真面目に仕事をした。一段落したので夕方、劣化の激しいエアホースの交換を試みた。

どちらも信頼の日本製です。

内部のブリキの部品は面取りしてなくて、横着して外さないで作業していたら案の定、指を切った。

組み上げたら巻き取りが出来ない。どこに問題があるのか?内部に時計のようなバネが入っている。明日、ネットで調べて分からなかったらメーカーに送ろう。

電源リールはエアに比べると出番は少ない。


倣い加工機アドバンス

今日も34℃。こういう時は無理に仕事をしても良い事はありません。午前中は散髪に行く。

長手盆は大きいので前後にストロークが足りなかった。倣い加工機をあちこち改造する。

このステンレスのシャフトはお高い上に納期がかかるのでスライダーの間隔を詰めて対応した。これで十分。次、出番があるかどうかも分からないし。

この型は完全にコピーが出来なかった上下式の先代用のもので、癖に対応した形になっている。仕方なく新たに作り直した。

なんだかんだで2,3日かかったが暑いのでゆるりとやろう。

ワークは矢張り掃除機で吸って固定するのが確実です。

セットが決まれば10分ほどで削り出します。お客さんには「凄い手間が掛かります!」と言いますけど。

1枚削ってこのあり様。

邪魔ですがエアコンのそばから離れません。食欲がないがCa値のせいか、単に夏バテなのか分からない。


椅子の修理

暑いのでそこそこに仕事をしています。

「ゆうゆう」の椅子が壊れたと連絡があった。この椅子は都合3店舗渡り歩いている。貫通ホゾに割クサビなんて愚の骨頂の仕口です。かなり初期の製品。

小さめのドリルで穴を開けて・・・・・

残りを丸のみで剥がします。かなり特殊な丸のみで何で買ったのかは覚えていない。

割合簡単に修復出来た。

ユキちゃんはCa値が適正になったのか元気を取り戻しました。本日川SUPに付き合ってもらいました。

庭の鬼百合は盛りです。ウ~ン、どうなんですか?

 


お薦めしない。

本日は昨日買ってきたヒノキ板の荒取り。

板を半分に割る必要があるのですが、当社の中型バンドソーは最大挽割り高さは300㎜(実際は305)。これで先ず不便はない。大型バンドソーは工房の規模から言って特に必要は感じません。それに大物を挽割る場合、後ろ取りの方と2人で作業するのが基本です。

しかし、今回の長手盆は幅が330あります。工業技術センターに行けば大型バンドソーの賃貸しがあるのですが、行くのが面倒、何とかならぬものか?

刃を安定させるセリというパーツはテーブル上下に付いていますが、上のを外せば335ぐらいまで挽けると判明。

フロント安全カバーの部品も外す。

セリがないと刃は左右に振れます。

材料が入ると安定しますが振動で挽代は多くなるように思う。墨線も見えにくい。

無事終えたがお薦めは出来ません。数が多ければどこかで大型バンドソーを借りた方が賢明です。


延長

今日も蒸せた。作業場はエアコンを入れているのでユキが離れん。

S君が前に納めた座卓を作業台にするから、脚を延長してくれと持ち込んだ。「見てくれは言わん。」

一本だけ白木の部分が長いのは・・・・・・

こういう事なのだ。やるもんですねシロアリ。

一辺95の角材を一発切断するのに直径400の鋸刃に取り換えた。普段は350。何だか恐ろしいので切断後、すぐ元に戻した。

プロでも機械があるから出来る仕事です。

座卓の時には楽勝だったが、脚を延長するとそれだけで一人では動かし難い。


拭き漆 2

ユキちゃんは昨日手術で火曜辺りには戻れそうです。犬がいないのがこれほどストレスになるとは。ペットホテルに預けて旅行に行く時は清々いしますけど。

山桜の大テーブルの制作も佳境に入りつつあります。後拭き漆1回で完了。

皮付きの部分を少し残してCUTするのが私のやり方です。全部耳を残すと野暮ったい。

杢が出ています。

表面が欠けていた箇所は・・・・・

似たような桜材で補修。

この木工パテは漆と相性が良い。

ほら目立たなくなったでしょう。

丁度、腰痛の季節でもあり、大物制作は年寄りにはきつい。


リフターテーブルは使える。

朝飯しっかり食べたらお腹が痛くて仕事がはかどらんかった。

貫通ホゾの穴は左右は緩めですけど上下はピッタリに仕上げます。毎度のことながらノミで調整する作業は辛気臭い。プロの方はどうやっているんだろう?穴のセンターを多めにすき取れば楽に入るとは思うが。

組み立てにもリフターテーブルは重宝します。

クサビは後で小さくします。

アリ溝にピッタリ納まった。

一番低くして裏返し、この状態からUPさせて立ち上げます。便利なリフターテーブル。でも美人の助手が3人いるに越したことはない。

犬は役に立ちません。

天板がボリュームあり過ぎるので、下端を面取りして薄く見せます。


脚出来た。

今朝は15℃。日中も暑くはなかった。毎度ですが、これが夏のMAXだったら最高なんですけど。

仁淀川の川霧でしょうか?最近の天候は全く不可解。

脚のパーツを整形して接着した。今回は篏合がきつめだったのでエポキシボンドを使用。ボンドも値上がりしとった。

ややのっぺりした印象ですが、拭き漆の場合は艶が出てシャープになるのでこのぐらいが丁度良い。

木地の仕上げは、念入りに研いで水拭きしてまた研いで、更に水拭きしてまた研いで、ご苦労な事です。


庶民は地道に働く。

マイナンバーカードのトラブル、どうせ自民党が実績のない身内に発注して莫大なバックマージン稼いだとか、身内は丸投げしたとか、電通・博報堂が絡んだとかそんな事でしょうね。全部~!国民が負担するんですけど。

山桜のテーブルの脚部を製作中。片側の主柱を2本にすると手間は4倍になります。でも、このテーブルの格としては致し方ないところ。部材は重くて大きいのに精度は0.1㎜単位。毎日こればっかりやっていたら大した苦労じゃないのですが。まあ、遅くても失敗はしないように。

これは仮組した主柱を外すの図。プレス機は有り難い。これがなかったら頑丈な木組は出来ないだろう。

一々治具を作って押し出します。