木工道具・機械一覧

バンダジの製作 1

今日もまだ疲れていた。

2棹分のバンダジの木取りが出来ました。表面は一枚板の杢板を選んだ。

レーザー加工機で切り出す。まだ新型は使えてない。

2棹分なら、設計の段階から比べても手加工より早くなりました。もう目も見えないし。

仮組してみると奥行きがあり過ぎます。バンダジに実用性を求める方はいないのでプロポーションが大切です。

ホゾはもう刳ってあるので2cm縮めたいところ1cmで我慢した。


丸膳の脚

今日も割と真面目に仕事をした。

丸膳の脚は今回5本脚にする予定なので都合15脚。倣い加工機アドバンスを使うかどうか悩みに悩んだ。複雑な形状で15は非常に微妙な数字。しかし、加工機に材料の固定や裏表がズレないようにするにはちと面倒くさい。手加工で行くか。

幸い加工手順を示したサンプルが残っていた。

最初のバンドソーの荒取りで・・・・・・

爪切ったんどすえ~。

ベルトサンダーでここまで仕上げます。段々早く洗練された形になって来ます。

しかし、くるっと巻いた切れ込みの部分は刃物で手加工が欠かせません。

一回目の水拭きが終わった小坊主達。世話焼けるな。


またまた電気の話

細工用のバンドソーで爪ごと切ってしまった。大したことはないが、階下のステライト刃のバンドソーだったら指2本無かった。

20年以上使ってきた自動鉋盤のデジタル表示が壊れました。メーカーに電話すると「高いですよ~。」「おいくら?」「¥17万。」「ヒィ~!!」

数値がズレた場合は、仕上がった材をノギスで計って下のカウンターをセット、RESETを押すと液晶表示されます。

こういう仕組みでカウントされます。光の遮断で。

対策は色々あった。

1,代替品を探す。2,専門業者に送って修理してもらう。3,アナログ表示で我慢する。

最初はこの測定器を取り付けようかと。デジタルノギスと同じ仕組み。ダサいし、ゼロリセットしか出来ない。発光しないので老人には不向き。

ネットで散々調べてオムロンのプリセットデジタルカウンターを取ってみた。カウンターは中華製の1500円のものから8万の国産品とか色々あります。本来、ベルトで搬送される電子部品の数を調べるようです。設定でタコメーターにもなるらしい。

説明書を元に配線すると点灯はするが機能しない。先の電気屋さんに診てもらうと、自動鉋のカウンターは特殊なもので既製品があるかどうか?「まあ、もう修理よりメーカー品を買った方がいいんじゃないですか。」

昨日バカ高いのが届きました。

慎重に配線して、

何事もなかったように機能している。

ここが壊れてお手上げ状態、途方にくれましたが・・・・・・

2カ月近く経っていたので、このアナログ表示にも慣れました。

まあ、この機械は次のオーナーにも便利に使われるでしょう。私が一人でボチボチ使っているだけですから、この種の機械としては新品同様です。


便利な刃物は・・・

何か怠いです。恒例の夏の疲れか。

為替介入したって無理!もうそんな力ないし。金利を上げないんじゃなくて上げられないんです。輸出に精出すかな。

こんな時に首相はオーストラリアでコアラ抱っこして喜んでいるじゃどうしようもないな。

話題がないので引き続き木工旋盤です。荒取りした3枚はこのようにしばらく放置して狂いを出します。まあ、ここで大きく狂う材は使わない方が良いでしょう。中央部の厚みは40㎜。

ボールガウジという刃物で削りますが、スムーズな面を出すのは名人クラスでないと無理。スクレーパーで修正します。危険の少ない誰でも使える刃物ですが表面が毟れてガザガザになります。そこで再度ボールガウジで皮一枚削ってからサンドペーパーで仕上げます。

自然の摂理というか、鋭い切れ味のボールガウジはその分神経質で突き込むとロックしてワークもバラバラになったり、前歯を折った人もいます。これだけ大きいと僅かなミスも許されません。今までの苦労も水の泡。

仕上がった2枚。

交換してくれたボリュームはちょっと見づらい。こういう海外の機械は主要部品以外は安物を使っていて、壊れたら交換してくださいという事なのだろう。レーザー加工機も一緒。

インバーターが手に入らないという話はほんとかな?と、モノタロウで調べてみたら小型のもの以外、殆どが納期は来年or未定であった。


一難去ってまた一難

今朝は11℃であった。夏と冬が交互に来ます。外気温を確かめてから散歩の服を選びます。短パンにサンダルだったりフリースを着たり。

モーターのマウントを修理してから快調だったはずの旋盤がやっぱりおかしい。

500回転で回っていたものが急にブレーキがかかって200回転に落ちたりする。切削量によって力加減を変えるので、これは非常に危険。写真のような大きなものは特に。

そこでだ、実は前々からこのような場合に備えて「インバーター 修理 高知県」等で検索するが殆どヒットしない。「家電修理」とか色々試していたら近所の「吉村電装」がヒット。元々は車屋で走り屋はお世話になった店。ダメ元で電話したら来てくれるという。

2代目が言うには「もう若者は車離れで、現在は産業機械がメイン。」だとか。午後から協力会社の機械制御が専門の若者を連れて来てくれました。

もう富士通に電話してパラメーターの設定とかやっていたらこちらの脳が損傷する。というかインバーターは交換しようにも世界的に物流と生産が滞っており、1年以上待たなければならないとか。

機械全体をトータルにチェックしていたようだが、どうやらスピードコントロールのボリュームに問題があるのかも?ということになった。

交換してどうやら復調の様子。外国製の機械はこうゆう重要な部品に安物を使っていたりするな。また写真のようなクネクネの配線にも断線が発生していることも多いとか。

2時間ほどの修理で¥5万ぐらいとのこと。有難いです。以後、頼りになりそう。レーザー加工機の設定もやってもらおうかな。結局、人、人、人ですね。


轆轤作業

もう衛星の打ち上げは北朝鮮のロケットマンに外注した方が良いのではないでしょうか?政治家がバカなので、いや日本人の劣化か、現場に緊張感が感じられない。

私の旋盤は懐が直径400までしか挽けないので、オーバーサイズはアウトリガーと呼ばれるツールポストを使います。これは結構面倒。

全体に均等に薄く仕上げると外側は振動でビビります。よって外側を先に所定の薄さにします。これはこれで難しいのですが・・・・100枚も挽いたら答えが出ると思いますけど。

この大きなチャックが威力を発揮します。

400×2,450×2 挽き終わった。

最初に仕上げた脚付き丸膳の木地。厚さも足りないし面白くない。もう、気に入らないものは無理して完成させません。

自信がないので安くして売る→利益の部分が飛んでしまう・・・・からです。

一回目の拭き漆終了。これらはラフな感じに仕上げます。


恐怖の旋盤加工

今朝は12℃でした。

暇になったのでスプーンでも作ろうかと考えましたが、安いものを一々WEB作業して梱包して送り、お礼のメールをするのも難儀と思い止めました。それにカトラリーを作っている人は他にも一杯いる。

檜丸膳 の画像4枚目

直径450の脚付き丸膳を作ろうと栓で木取り。しかし、1枚刳ったら全然面白くない。木目が柔すぎます。

でも丸く木取りしたので無駄には出来ません。盆に急遽変更。

しかし、木工旋盤が突然止まった。

あ~!またインバーターか?最悪。開けてみたらプーリーが外れていた。特殊な素材のブッシュでモーターはフローティングマウントされていたが、劣化してゼラチン状になっていた。斜めになって外れたのです。アナログならドンと来いです。

手前の2個をゴムに交換しても外れる。後ろの2個もダメになっていました。

手持ちのゴム素材で無事作動。

ネジは緩み止めが付いたタイプだったので、TONEのラチェットがなかったら往生していた。

丸盆の試作、と言っても売りますけど。プロだから無駄には出来ません。なんちゃって、ヘタウマ仕様です。

しかし、デカい材を久々に回すと恐ろしい。使う刃物もどれだったか?棒を削るのと皿を挽くのはまるで刃物が違います。まあ、1枚挽いたら大分に勘所を思い出します。


茶筅筒

梅雨から冬へと季節は移ろいます。

珍しく茶筅筒の注文が来た。椿の小径木を使います。まず、バイスに挟むための面取りをします。

よく研いだドリル刃で慎重に掘り進めます。ちょっと恐ろしい。大きい方のボール盤はストロークが140㎜あるので有難い。

余分な部分はバンドソーでCUT。

完成。3つぐらい余分に作っても良かったかな。今回も作り方を忘れていた。思い出しても効率よく作業できるまでは時間がかかります。


塩害

一昨日の朝は16℃であった。本日は19℃。日中も割合涼しい。

朝の散歩でマンホールのふたが錆びているのに気が付きました。光線の具合でよく分かるよう逆さまですけど。これは台風で運ばれてきた海の塩によるものです。我が家は直線距離で海岸から10キロほどです。

こういう時は車なんかは洗車した方が良いです。いつぞや酷かった時は山も赤くなりました。枯れて。

以前、海の近くの本格木工愛好家の作業場を訪ねた時、矢張り台風の後で、鑿からドリル刃、鉋盤の定盤など鉄という鉄は真っ赤に錆びて悲惨なものでした。隙間から潮風が侵入したのでしょう。海の近くは木工には向きません。


もう少し。

本日は手元の温度計で35℃を突破した。エアコンをつけて仕事をしていると汗は出ないが遠赤でローストされている感がある。

夕方、川サップトレーニング。最近バスタオルを片手にユキを誘うと「どうぞ一人で。」本日は付いて来た。やっぱり暑いからか?

脚部の構造。

材料には方向性がある。組み立てを間違うとえらいことになるので、組み立てると見えない部分に打刻印を打つ。エンピツだとサンディングで消えてしまうから。更に直前にはテープなどで印をつけた方が良い。

今回はPIボンドを使ったが、このようなdeepな組み立てにはエポキシを使った方がスムーズだ。失敗にも対応できます。水性接着剤だと一度押し込んだらプレス機でも外せません。

2000×920。写真で見るよりずっとデカいです。

別に必要はないけど、ブックマッチングですので契りを入れます。色合い・大きさ・数はセンスの見せ所です。あくまでさりげなく。

エアコンのもろ当たるところで動かない。邪魔な時は蹴ります。