木工一覧

モビールの制作 その1

店舗へちょっと飾り物をというので、マグロがメインの店なので「魚のモビール」を作ることにした。

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レーザー加工機でアウトラインを入れる。切断しても良かったけど厚さが15ミリあるので止めにした。

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今までのやり方では、大まかな形を直接板に描いて、バンドソーで切り出し、ちょっとずつ修正していました。

木は引き算の素材です。削れても盛ることは出来ません。よって段々小っちゃくなったりします。

今回はillustratorでパスを使って完成形を作りました。こちらの方が随分速いと思います。

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予行演習。

縁を削ってゆくのですが、かなり気の遠くなる作業かと・・・・・・・。

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真ん中がバンドソーで荒取りした状態。

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ちょっとテクニックが要るかも。

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大型ベルトサンダーで40番→80番・・・と仕上げてゆきます。

ヒノキは柔らかいのでむしろ困難な部分があります。

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オイルを塗ったところ。苦労した分、それなりに迫力はあります。

相当に手間を食うと思っていたのですが、段取りを考えて、慣れてくれば割合スピーディーに運びました。

まあ、もう二度と作ることはないと思う。

 

 


木取り

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シェーカーラックの在庫が尽きたので製作中。

このような材は“棒”と呼ぶのか?棒は丸いような気がする。柱にしては細いし。角棒とか細い角材と呼べばよいのかな。

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縦棒は4本、横が6本で一台出来ます。都合6セット60本用意しました。割れや節があるので2枚の盤から挽割って、生存率は6割くらいか。

今回の山桜は反りもあまり出ず、かなり効率が良かった。

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今朝は入野松原でちょいの間サーフィン。土曜なのにアウトのセットは誰もいなかった。明朝、地区会があるのですぐに帰って来ました。

 


栃杢バンダジ

今朝は7℃と肌寒く、散歩ではフリースよりダウンが欲しかった。

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漆の色も落ち着いてきたのでHP用に写真取りをしました。

ギラギラは良しとしよう。次はもっと落ち着いた板を使ってみよるつもりです。

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ポンポンは庭にあったもの。左側からレフ板をあてています。まあ、キャンプ用の断熱シートなんですけど。

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結構収納はあります。実用で使う方は少ないでしょうが・・・・・・て言うか、買う人がいるかどうか?

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引き出し部分は朴。やっぱり底板にもべニアは使っていません。

この商品でべニアを使っていたらお客様も興ざめすると思います。


ソリッドモデル

ネットをしていると「ヤフオク」の広告が入ります。模型飛行機とか見ていたらドンドン出て来ますね。その中にソリッドモデルというのがありました。木の塊から削り出して作るという。職業柄、後学のために完成品を一つ求めてみた。

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1930年代のデハビランド社の機体ではないかと出品者は言っております。製作は名人の伊神氏という方らしい。全幅184㎜ 37g。

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手のひらに載る大きさです。

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星形8気筒のエンジンは一つが米粒大。そこに排気管とヘッドのバルブを動かすロッドが2本付いています。一部塗料が剥がれていますが樹脂で自作したんだろうか?

前方に客室があり遊覧飛行したのでしょうか?内部にシートも付いています。

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コクピットには操縦桿も。

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信号灯は0,5ミリくらいの太さでしょうか。

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美しい~。全ての翼に布張りの凹凸が付いている。尾翼は控えめ。

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機体の中央下に小さな穴。どこをどう省略するかが腕の見せ所なのでしょう。センスいいですね。やっぱり美意識が大事よ。

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ちなみにWikipediaから拝借したソリッドモデルのキット!マジかよ、こんな部品だったら作業場にいつでも転がっているぞ。設計図もこれじゃ~どうしようもないから資料も集めなければならなかったでしょう。

しかし、割とリーズナブルに購入出来ました。これは陶芸の大先生の器がヤクオフで1/10で購入出来るのと同じなのでしょう。手作り職人つらいな。

 


バンダジ出来た。

去年のブログを見るとタケノコのシーズンが始まっているので、裏山に鍬をもって上ったがどうも気が無い。年によって違うのだろうか?

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モダンバンダジ完成。どうも縮み杢のせいか?カメラのピントが合いません。今は赤黒く焼けていますが2か月ほどで漆が透けてきて色はもっと薄くなります。

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普通玄関先などに置くと良いと思いますが、ベットサイドに置いて夜中に小腹が空いたらここからエビフライを出して食べるのもお洒落ではないでしょうか。他に、ツチノコの子供・キュウリ2本・トウモロコシの芯なども収納出来ます。すごく便利だな。

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こちらは大収納です。吊り引出しなので抜き差しはスムーズです。

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「お客様、ご主人のためにどうぞ買ってあげて下さい。」

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なんかエラそうだな。


どうなるか?

元号が決まりましたね。個人的には「広至」というのがカッコいいと思うのですが。しかし、昨日はどのチャンネル回してもアベちゃんが出ていてうっとしかった。

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バンダジ2棹の一回目の拭き漆完了。出たがりの犬。

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ちょっと目がチカチカする。漆が透けてきて斑の模様が出るかな?

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濡れた布で覆って乾かします。正確には硬化させるか?室温が低いので手前の温室用プレート(200W)を入れていましたが、どうもパワーがあり過ぎるのでヒヨコ球(100W)に替えました。なくても朝までには乾くと思うが。

あまり温度を上げても乾かないし、導管から漆がしみ出したりします。漆の仕事は微妙で長年の経験が必要です。


バンダジ木地の完成

本日は冬に逆戻りした感があった。寒風山のライブカメラでは積雪が確認できました。でも、大分春に押されている。

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モダンバンダジの木地がやっと完成しました。小さいので割と楽ではあった。

明日からマスキングして拭き漆で仕上げますが、オイル仕上げでも良かったような。

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展開するとこうなります。しかし、バンダジに実用性を求める方は少ないと思う・・・・・と言うか、バンダジを求める方自体いないような気がします。オプションでシークレットポケットの設置が可能です。ドロボーには分からないと思いますが、マルサは難しい。

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バッサリ!

大分暖かくなってきましたが春の息吹というのはあまり感じられない。

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新しい自由制作が始まりました。

以前は秘蔵の一枚板を裁断するのは中々勇気がいりましたが、注文もないし、老い先が知れて来たので気軽に使えます。それに在庫をドンドン使わないと倉庫が一杯になってしまいます。

私は自己流で始めたので丸鋸の使い方が上手くありません。ロックしたら恐ろしいので荒取りは時間がかかってもジグソーでやります。

完成。

震災から8年。Uチューブで津波映像とか見ていた。忘れた頃にやって来るのか、明日なのか。

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猫足ドレッサー出来ました。何てことないけど苦労しました。
天板にレーザー加工機で縁取りのラインを2本入れても良かったかなとは思います。わざとらしいか?

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裏には引き出しの抜き差しを楽にするための空気穴を開けています。普通どうすんじゃろ?木工の基本を知らないので分かりません。

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引出しの底板も山桜の無垢です。今回はつまみを除いて全部山桜です。大きな盤2枚を消費した。2/3以上がおが屑と焚き物になります。

引出しの深さは注文主が「スプレーとか全部納めるために220しして。」とおっしゃいました。ダサいとか言われたら厭だな。

一層ずつ。

昨日はお誘いがあり、飲みに出たが汽車の時間を間違えて、慌ててタクシーに乗りました。かつてないことです。先が思いやられる。

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マスキングして初回の拭き漆完了。初回はムラが出やすいので極力ヘラは使わないようにします。しかし、猫足は塗りの段階でも厄介なことが判明。

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フレームを組んで・・・・

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濡れた大漁旗を被せます。

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2回目が乾いた状態。2回でもいいと思うのですが、6回塗ります。

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山桜は密な材なので3回目でそこそこ艶が上がって来ます。

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4回目終了。見えない底の部分はやや拭き取りを甘くして4回で止めます。面倒だから。
後2回で長かった猫足ドレッサーは完成です。

しかし、拭き漆は段階が進むにつれ、木地の仕上げの欠点が見えてくるので困ります。まあ、やり直しが必要なほどではないのですが。また、ひっくり返していると、回を追うごとに僅かに傷も付いてしまします。でも、大抵は老眼の進んだお客さんなので大丈夫です。