夕方、ユキちゃんの散歩をしていたら高所作業車が電線のメンテをしていた。見上げていたら、警備のオッサンが「あ~!」ユキちゃんがパイロンにおしっこをしていた。引っ張ったが間に合わなかった。「どうしてくれる~。」というので「どうしたらいいんでしょうか?」ととぼけてやった。持って帰って洗ってアルコール消毒もしときますか?俺の車のホイールなんか年中猫にオシッコ掛けられているぞ。オメーは歩行者よりパイロン守るんが仕事なんかい。「そんなに大事なもんだったら大切にしまっとけや。」と言っておきました。世知辛い世の中になって来ました。
「木工」一覧
話題がないので山桜のシェルチェアーの宣伝です。ムートンの毛皮じゃなくてユキちゃんの背中。
木地の方がカッコいいかも。
ジョイントの部分もそんなに見苦しくない。
オイル仕上げをすると随分濃くなります。重量は2200g程です。
励みになります。
今朝はついに16℃を記録。流石にユキちゃんの散歩もランニングシャツでは寒くなりました。
当工房にお客様が御出でになるのは年に何回もありません。先週の月曜に県外からおいでたお客様は何も買わずに帰られた。昨日の京都からのお客様も同じだったら嫌だな~。もっと波乗り出来たのにな~、と思っていた。
しかし、長年の経験から期待値が低いほど売れるというのを身をもって知っているので、諦めてはいなかった。
そしたら、ササッと大物2点お買い上げになりました。しかも現金。ウ~、神様仏様。
聞けばブログもずっとホローして下さっているらしい。
無駄ではなかった日々の努力(でもないけど)。報われることもあるんだな。
昨今の政治状況を見ると報われないことの方がずっと多いのですが、諦めずに75歳まで頑張ろう。90歳までだったりして。それまで生きてないし。
アイヌ民族の木工
北海道では仕事のことはすっかり忘れていたが、どうしても木工品には目が行きます。
これは神々に贈るイナウ(木幣)。高知県のいざなぎ流では御幣は紙で作られている。
しょうもない神様には粗末なものでよいらしい。
黒田辰秋もこれをパクったのか。
全般にイヌイットの木工品とよく似ています。トロントの博物館などには膨大な量が保管されています。北の大地は食料が豊富な季節には食って寝るだけで、十分な時間があったのでしょう。漁・猟に対して人が少なかったとも言えるし、農耕でなかったら人口は増やせないのかも。
仕掛け弓。カワウソなどを狙った。先端には北海道、どこででも見られるトリカブトの毒を塗ります。
ちょっと参考にしたい「皿付きまな板」。アウトドアでは便利そう。
お玉などは生木の状態で加工したものと思われます。
これ以上の生活は要らんよな。パソコンいじっているのがバカらしくなりますね。
和紙張り李朝三段棚
ここ数日は朝から雲が出て蒸し暑い。午後は黒い雲が拡がるのに土砂降りになりそうでならないという、なんかこう糞詰まりなお天気なのだ。
ニコンD7000が修理から帰って来た。大分部品を取り換えたようです。機種によって修理前から料金が決まっているというシステム。使い捨てコンタクトレンズほどではなくても、開発費と製造ラインに金が掛かるけど、部品そのものは安いのでしょう。それでも¥2万。もう少し出せば上等の中古ボディーが買える。そのあたりも計算ずくでしょうね。
ヒノキで作った李朝三段飾り棚についでに和紙を張りました。普通は楮紙。この前のは雁皮紙。今度はミツマタです。やや黄色がかっている。拭き漆より、板はかなり厚く見えます。
不思議な質感です。一層目は機械漉きの和紙を捨て貼りします。最後は矢張りドーサ液を湯煎して塗る。
朱漆を入れている椀を載せてみたが、これではパッとしません。
The Wall 完成
今日も暑かった・・・・仕事もしなかったけど。ちょっと燃え尽きていた。こういう日はダラダラでよい。
湯煎してドーサ液を作ります。暖かいうちに塗るのですが夏だからしばらくは大丈夫。
パネルの水張り用の刷毛ですが、もう40年使っている。良いものは長持ちするな。
取っ手は直径6ミリ。なかなか微妙な旋盤作業。
デケタド~!
ビョ~ビョ~ン!
内寸は36mmしかないので実用性は殆どありません。
しいて言えばエビフライやカッパ巻きが収納可能です。
自分でも良いのか悪いのか分からないので、部屋に上げてしばらく眺めてみることにしました。迫力はある。(・・・・・かどうか?)
シンプルな部屋に置いたらカッコいいと思うのですが、そんな部屋を持っている人が1万人に一人いるかどうか?そして家具好き。殆どゼロに近いだろうな。
サイドの引き出しは深いので使いにくそう。全部に本を収納すると壊れてしまうかもしれません。
とりあえず肩の荷が下りました。
上張り
本日は町の健康診断に行った。係りの女性がコンビニの店員みたいな変な日本語を使うので、訂正してやったらムスッとしていた。
上張りの和紙を「いの町紙の博物館」に買いに行く。真っ正直な和紙か、手芸用の下品なものか両極である。ちょっとオレンジがかった土染めの雁皮紙が気に入ったが、高い!高過ぎる!本体の材料代より高い!・・・・・・が、ここまで手間をかけたので思い切って買った。
つなぎ目に埃が溜まらないように下から張るが大して意味はない。
このころになってやっと、和紙張りのツボを思い出す。
下張りは機械漉きの和紙で幅広のロールになっているので一遍に張っている。しかし手漉きだとこの大きさのものはない。
ちょっと変則に分割して張ったが成功したかどうか。
隙間には本体と引き出し側2枚ずつ・計4枚の和紙の層が出来るのでクリアランスを1.5mm取った。実際の紙の厚さは僅かなものだがしわも出来たりするし、入らなくなったら後が面倒なので大きめにしたが正解だった。
「そんなことより早よ!散歩に連れっててくれ。」
犬もしらばっくれる
昨日、昼飯に母屋に行くとメインディッシュは古びた塩サバだった。こりゃ食えねえ。母親も高齢で料理に力が入らない。この商売、飯だけが楽しみです。
それで、自分専用の食材で夕食の両親の分も含めて3人分のチャーハンを作りました。両親の分はテーブルの上で冷ましていた。
夕食時、階下に降りるとユキちゃんがいつも通り散歩の催促。「まあまあ、ご飯食べてからね。」
母屋に入ると母親が「昼過ぎ、台所でガチャンと音がしたので見に行ったら、ユキが椅子に乗って器をひっくり返して、チャーハンを殆ど食べてしまっていた。」
作業場に戻って、「オメ~!チャーハン食ったとな。」
ユキちゃん、突然両耳を後ろに収納して、超反省のポーズ。わかっとるがな。ちゃんと。
俺のところでは絶対そんなことしないのですが。しばかれるから。
和紙張り作業が始まりました。もう随分手際が良くなった。
糊を伸ばすのに作ったヘラ。クロス屋さんが使っていますね。
前回も制作した気がしますが、すぐ忘れるから。
一枚目。厚いのを一回では上手く張れませんので2回張りです。
面倒ですが焦っても仕方ありません。
この部分には当然取っ手が付きます。