木工一覧

額装

本日のお散歩で早くも彼岸花が咲いていた。
 
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さる高名な書家から額装を頼まれました。
 
『無功徳』という言葉の意味は、《 前もって良い報いのことを考えて(何かを期待して)、良い行いをしたならば、何の功徳にもならない》 ということです。詳しくはググってみてください。
 
額は山桜の木地仕上げ。台紙は秘蔵の“板干しの和紙”を使っています。残念ながらこの写真ではよく分かりません。
 
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すみません。本当は近所の叔母さんが天ぷら紙に書いたら良く出来たので額装を頼まれました。

制作もする。

福島県小児科医会は「不安を助長する。」との理由で甲状腺検査を縮小するという要望書を福島県に提出したという。段々と統制が利いてきましたね。
 
俺は北朝鮮の核実験より原発の方がずっとリスキーだと思うけどな。まだ核弾頭は無理でしょう。原発は止まっていても燃料プールにミサイルを撃ち込まれたら日本は住めなくなりますがな。
 
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長手盆の木地も完成して、
 
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シェルチェアーを発送。たまには売れるぜ!
 
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注文があった茶箱を制作。
制作のツボを忘れた頃に・・・・・多品種少量生産は能率が大変に悪いですね。
 
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苦労するぞなもし。脳も限界。
 
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散歩に毎日1時間取られるけど、ユキちゃんがいた方が仕事ははかどる?
 
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拭き漆の前にブラックライトでボンドの付着をチェックします。
 
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一回目の塗りが終わり、それでも
見落とした部分がある。
 
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ここも怪しい。
 
茶道具は小さいけど滅茶苦茶手間がかかります。
 
 

山桜のキャビネット(中)

連日35℃超えは辛いです。多分、室温を下げても遠赤でこんがり焼かれていると思います。
 
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やっと、中サイズのキャビネットが出来ました。高さは70センチですが重さは22キロ位あります。板厚を薄くしても箱の中に箱が入っているわけですから重くもなります。
 
4つくらいの仕事を並行してやっていましたがやっと一つ片付きました。会社でデザイン業務をしていた時は8つくらい一遍に進行していましたが、木工の場合、並行してやるのは困難です。機械や材料で工房が一杯になってしまうし、一気呵成に仕上げる方が良い結果を生むように思います。
 
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アリ組は流石に失敗はなくなりました。
 
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底板のみタモ材です。やっぱりべニアは使えんかった。
今回引き出しの深さが同じですので多少は楽でしたが、そうは変わらん。
 
引き出し物は手間も材料も一杯いるのにお客さんに「そんなにするんですか!?」と言われてお勉強しなくてはならないのが辛いところです。
 

茶筅筒

暑いです。こういう時はあんまり根を詰めて仕事をしてはいけません。
川縁にビーチパラソルを出して読書をしたいですね。
 
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現在、お茶道具の注文があります。
 
お道具は、時々ギャラリー経由で制作しますが、直接注文を頂くのは大変珍しいです。
なぜなら、お茶をやっている方は保守的な方が多いからです。(というか、殆どは普通の婆さん。)どれだけ真剣にお茶をしているかは疑問。
私のような者に目を付けて注文してくれる方は稀です。
 
ボヘミアン的に自由にお茶を楽しんでいる若い方もおりますが、ボヘミアンはお金がありません。
 
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椿をくり抜いて、手鉋で薄くして、茶筅筒の完成。
左の在庫品は内径30でしたが、お客様の要望で35で制作。
確かに茶箱手前でも、茶筅は大きなものでシャカシャカやらないと美味しくない。
 
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ゆきちゃんが来たから、工房はエアコン入れっぱなしです。でも、夜は涼しいので動いていません。
 
 

桐材の机

 
本日は昼前から晴れになり洗濯をするべきだったと悔やみました。
あべちゃんは集会の自由も規制するようですから、悔やまないように選挙に行きましょう。
 
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お得意様が洋裁に使う裁ち台を桐材で作りました。なんだ、ちゃんと仕事もしてるじゃないか。
 
当初、固定式を検討していましたが、使わないときは結構なボリュームになるので解体式に。十分安定していて普通の机として使えます。
 
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このように片付けられます。
本当はX脚にしたかったのですが、足元がまぎると反対されました。
 
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桐材は思ったほど軽くもなく、また重くもなく、
このような製品には良いですね。
 
ただ、丸った使えると思ったら、意外に節とか多し。まあ、普通に樹だからしょうがないかも。
 
 

忍び寄る老い

 
日曜は二日酔い気味でダラダラしていたので、本日はパドボートレーニングをした。
 
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和紙張りのシェルチェアーのジョイント部分を張るのに、円錐形の展開図を作図する必要がありました。
 
う~ん?忘れた!思い出せない。
 
忘れたというより小学生レベルの出題ですので考えたら分かるはずです。10年前は簡単に導き出しました。
 
やっぱり分からん。ネットで調べました。多分、長年の飲酒で脳のその部分が死んでしまったのでしょう。
 
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このような型紙を作って、10枚くらい重ねてカッターで切り出します。
 
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こんな感じに仕上がります。
 
ボケたら椅子は作れんな。まあ、そうなったら「まな板」専門で生きていきます。
 

和紙張りの椅子

 
本日、3時から仁淀川にパドボーに行ったら、天気は雨、虹、晴れと目まぐるしく変わりました。
 
下り、流れに身を任せ仰向けに寝ていると、トンビが気持ちよさそうにソアリングしていました。鳥とはいえ、彼らも幸せを感じていると思います。
 
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和紙塗装したシェルチェアーがやっと完成しました。
 
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和紙の成分をガンで吹き付けます。
 
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と言うのはウソであります。
 
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全体を24ピースに分け、それぞれに型紙を作り貼り付けてゆきます。ホゾ穴部分は乾燥後カッターで欠き取ります。ご苦労なこっちゃな。
 
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結構精密に出来ています。
かなりの高等技術で、普通の人はあちこち和紙が付きまくって癇癪を起すと思います。
 
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組み立てたら毛羽立ち・汚れ止めのドーサ液を2度塗りして完成です。
 
苦労したけど売れるとは思えんがな。
 
汚れるんじゃないかと心配する方もいると思いますが、ファブリックのソファーもあるようにさほど気にしなくてもいいと思います。大和のりで張っていますので張り替えも可能です。
 

灯台下暗し?

 
いよいよ梅雨らしくなってきました。気温が低いのでさほど不快ではありません。
 
ドーサ液を作るのに必要なミョウバンを、どこにしまったか分かりません。いつものことです。パソコンに入れておけばと後悔します。
 
しょうがないのでネットで画材屋に注文。少量だし価格も安いのでメール便で送って貰うことに。3日経っても届きません。他の仕事をするも、妙に落ち着きません。
 
ミョウバンて、薬局なんかで売ってるんじゃないかな?
 
ネットで「ミョウバンは何処で売ってる?」と検索をかけると「スーパーの漬物用品コーナーにあります。」だって。
 
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あった。「ナス漬用」と書かれています。100円でした。
 
スーパーから帰るとメール便が届いていた。嫌がらせか!
 
ネットの利用もよくよく考えてしなければなりません。ちなみにモノタロウでも売っています。
 

黒く塗る。

 
本日も蒸せます。でも、このぐらいの気温だとなんとか過ごせます。
 
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どうでしょう?
 
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ヒノキのシェルチェアー、つや消しブラックで塗ってみました。
 
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思ったより良い出来です。見るに堪えなくなるかもしれないと心配しておりました。
 
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全体のフォルムの確認のためでもありました。
写真に撮るとアラが良く見えますからね。足掛け5年。なんとかまとまったという感じです。
 
でも、買ってくれる人がいないと、どうにもならんのどすえ~。
 
矢張り先にサーフェイサーを吹いた方が良かったです。細かな傷が目立ちます。でもそうすると、補修・研磨という工程が増えてしまいます。
 

塗装に移る。

 
本日、仁淀川で今季初パドボー。水量多く、瀬を上れず。
しかし、コントロール技術は確実に上達している。早いもので丸4年になりました。
 
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ヒノキのシェルチェアー、接着剤を入れて組んでみたらヒノキでも十分強度が出そうです。
脚はトラス構造に近いですから丈夫です。しかし、仮組を外すのも一苦労です。組み立ても簡単じゃありません。
 
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しかし、ヒノキの質感は家具として如何ともしがたいな~。デザインがかみ合ってないのだろうか?
 
一脚はブラックで塗るつもりです。プライマーが勿体ないので、残っていたウレタンニスを使いました。刷毛を洗浄するのがめんどくさいのでウエスで塗りました。
 
残りの4脚は秘密の塗装を施します。