木工一覧

塞翁が馬

高知県、本日梅雨明けしました。夏到来です。

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昨日の雨は上がり、視界スッキリ。電線を何とかしてくれ。

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海回りで材木市場へ。

甲殿、花街道はブレイクしていました。

入りたいけど仕事です。

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この桜と、

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この桜を全部買う。

こういう半端材は市場でも邪魔だったのでしょう。安くしてもらいました。

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上機嫌で出発して、運転席から見えなかった材料に激突!

バンパーは大丈夫でしたがナンバープレートがグシャグシャに。

ホームセンターで売ってないかな。

その後鍼灸院で治療を済ませ、大通りに出る信号が微妙なタイミングで赤。ここの信号は長いんです。まあ、急いでないので停車しました。

左右の信号が青になると白バイが一番に通過・・・・・・ラッキーじゃった。

しばらく行くと前方から自転車に乗ったミニスカートの子が・・・・・・でも電柱が支点になって何も見えない。

喜悲こもごもの一日でした。

*ナンバープレートは外して、当て木をして叩いて直しましたが、元通りにはなりませんでした。


山桜のシェルチェアー完成。

日曜なのに天気も悪いのでダラダラ仕事をしました。

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山桜のシェルチェアー出来ました。

ダイニングチェアーとしてはちょっと窮屈ですが、社内のちょっとした打ち合わせ等に便利です。

現在座っていますが、デスクワークには十分。

タモのスーパーライトは1800グラムでしたが、僅かに大きくしただけなのに山桜では2700グラムになっています。比重の関係です。

おかげで強度は十分過ぎるほどです。

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丸ホゾだけでは単調になってしまうので、平ホゾを採用しましたが手間は3倍になった。

何か良い方法を考えなければ。

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一脚は漆で仕上げて、貫も変えています。

まあ、これもありだな。

木工の材料は比重がタモやホウのように中程度が矢張り使いよく、山桜は重過ぎると思っていましたが、うんとスリムな椅子を作るのにはいいですね。

何でも使い方次第ですね。

木目も緻密なので存在感があります。漆もオイルもあまり吸いません。


副業

年中暇な吉良工房ですが、個展を一ヵ月後に控えなぜか注文を複数受けています。

俺に恨みでもあるのでしょうか?有難い事ですが。

普通、このような場合、待ってもらうのでしょうが、私は「稼げるうちに稼いでおけ。」と昔スポンサーに口をすっぱくして言われたのを頑なに守っております。

どうせ商品は売るほどあるから問題ありません。

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近所のお客様で外科医のT先生のところに、循環器科の息子が帰ってきて2人体制で診療することになりました。

昨年から新しい病院のロゴをデザインしておりましたが、やっと印刷物、その他が出来上がりました。

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案は色々提案しましたが、小さな病院なのでシンプルに可愛く。

ニューリーダーは見る目があって、仕事に集中できました。

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これはちょっとエステサロンっぽい仕上がり。お水好きが出たか!

でも、好評のようです。

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ほんで、親戚筋からオープンに先立って、何か記念になるモノをと依頼が。

子フクロウは大先生の7人の孫を表しています。私もよく遊んでもらっています。

個性を尊重して、それぞれ樹種を変えてみました。

こういう一品物は、構想から試作と時間もかかり割りに合わないのですが、それなりのスキルアップはありますね。

「いや~、大変でしたよ。」と言っておけば、また注文を頂けると思います。


個展まで一ヶ月。

夕方裏山登山。

山頂は1週間前は名残の桜とツツジが同時に見られて、桃源郷のようでした。今日は早くもツツジは盛りを過ぎた感じです。

ツツジは盛りを過ぎると急に退色して汚らしくなりますが、桜は最後まで美しいですね。

サウンド的には鶯の声に上達が見られる、熊ン蜂の羽音が目覚しい。

全く梅雨のようで蒸し暑く、尾根筋に出てから下半身裸になる・・・・・・・・上半身でした・・・・・・・・・・・すみません話が下品で。

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5月16日(土)からやる湘南(正確には鵠沼)・梓の個展のDMが出来ました。

昨年、オーナーが高知においでになって何となく決まりました。

アートキャンプの生徒の「内田貴裕」君との2人展となります。まあ、絵については師匠かも知れませんが。

DMのデザインは時間がなかったので従来の使い回しですが、家具と絵を同一画面に入れるのには苦労しました。

「どこがよ?」と言われれば困りますが。


何かと忙しい、

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なんとなく反ってきたので加熱乾燥・修正に出していたケヤキ。

完全には直りませんでしたが、まあいいでしょう。僅かにピンホールもあったので虫殺しも兼ねています。虫を甘く見ると大変なことになります。

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ついでに隣の市場に行って山桜を大量に仕入れる算段をしました。現金持っとっても不安なんで。あれは紙ですから。

でも、いざという時、木は薪ぐらいにしかならんな。

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ちょっと寒いですが、清清しい春風。

新緑も美しい。殆どの田んぼは田植えが終わっていました。


山桜のベンチ

高知県は3日ほど前から梅雨入りしました。

朝、靴下をはかなくても大丈夫です。

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山桜のベンチを写真撮りしました。幅1700・奥行き450・高さ800です。

座板の幅が400しかありませんので、背筋を伸ばして座る仕様です。座面も高めです。奥行きも短いので、待合等によろしいかと思います。

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シェーカー家具のセッティと同じに、脚は前方から見ると転びがなく垂直です。

この試みは成功していると思います。

ベンチの製作は楽しいものですが、売るとなるとなかなか難しいのが現状です。

難儀な木工なんかやめて、国会議員になり、本会議を病欠して、血税で愛人と温泉に行きたいです。

新幹線はやっぱりタダで乗ったのか?

国会議員がこれでは、中高生にサボるなとかタバコを吸うなとか言えませんね。


山桜シェルチェアーの製作2

雑用が多く、なかなか仕事にかかれません。

年金資金をガポガポ株につぎ込んで、この先一体どうなることでしょう?

制裁継続とか言っていますが、自民党は北朝鮮とツウツウなんですけど。

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板厚が11ミリしかないので、ホゾ穴を開けるのに吸盤状の補強材を取り付けます。

曲面なので中々テクニックを要します。

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背板が付いたままなので穴を開けるのに苦労しました。

このままマッサージ機として使えます。

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後は脚にストレッチャー(貫)を付けます。

何か、画期的なデザインの貫を3年前から思案していますが、妙案はなし。

100年以上前から誰も考え付かなかったから無理もないです。


山桜シェルチェアーの製作1

明日は花見か。

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曲げ木でシェルの部分が4脚分完成。沢山の在庫を抱えた山桜を使いました。

左のタモの“スーパーライ”トは厚さ10ミリで、後ろにのぞけると背もたれがビヨンビヨンしなるのに比べ、山桜は厚さ11ミリですがガッチリしています。比重が全然違うからな。よって、今回は軽さは追求しません。

もう20脚くらい作ったので大分慣れました。また、工夫も加えております。

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サンディングや仕上げはコロコロして不安定なので、雄・雌のジグを作りました。

曲げ木のRが不安定なので、座面に脚の取り付け加工をする前に背板と接着してしまいましたが、さて上手くいくかな。


山桜のベンチ出来た。

今日、近所の畑におが屑を持っていったら、おばさんに

「吉良さんは、(年だから)戦争に行かなくてもいいわね。」と言われました。

でも、公安にやられるかもしれない。そうなったら、リンチじゃなくて原発建屋の凄い放射線の中、強制労働させられるかも。

「腰痛持ちなんですぅ~。」 「放射能が効き目があるぜ!」

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拭き漆2回でベンチ出来ました。

漆というのは扱いが難しいのですが、作業性が極めて良いのが特徴です。粘る感じですが、実は水のようにサラサラしてるのです。一定の条件にならないと硬化しませんから作業が進みます。

これがカシュー等ですとすぐ乾燥し凄く粘るので、ふき取り布の繊維がベタベタ付いて何ともなりません。

ただし、今回は気温も湿度も乾くのに最適の状態だったため、硬化が早く、数箇所に分けて塗りました。

職人はこのような場合、あえて油を混ぜて硬化を遅らせますが私はやったことはありません。

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座面はこのように反っております。

誰か買ってくれないと本当につぶれてしまいます。


山桜ベンチの製作3

南国土佐はストーブが要らなくなりました。

政治はどんどんきな臭くなっていますね。

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ベンチの製作再開。

この細長い貫のホゾはどうやって作ろうか?

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いろいろやり方はありますが、今回は旋盤に片方ずつチャックして削り出すことにしました。

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10年経ってはじめて使う道具。片持ちでは危険ですから。

旋盤にサービスで付いていたもので、リブロスの長谷川さんに

「そんなもん、要らん。」 

「まあ、タダで付いていますから。」

まあ、多少は役に立ちましたが、板に穴刳って代用出来るし。あまり意味はない。

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背もたれの笠木の検討。

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こんな感じで木地完成。実物はもっとカッコいいがな。

粗末な材料で、しっかりした構造物を作り出すのは割りと面白い。