木工一覧

虫穴

明日、早朝海に出かけたいが、この寒さでは自信がない。

多分、行かないような気がする・・・・・・という弱気では絶対行かないと現時点では思います。

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先日、大量に引き取ってきた桜材はシラタに虫が入っております。

ウェハースみたいで美味しそうですが食べられません。

もう成虫になって出かけられたのか判断するために輪切りにしてみました。

ご在宅なら“生”を挽くので分かります。

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どうやら、いないような気がする。

ご在宅の場合は、保管していると木屑が落ちてくるので分かりますが、判別方法としては万全とは言えない。

とは言うものの、重い山桜を車に積んで、乾燥場に持って行き、熱で殺してもらって、また倉庫に入れるとなると、大変な労働です。一人では出来ないし。

殺虫剤を注入する方法もありますが、殆ど効果はありません。

木工は悩みが多いです。


ギャンブル

午後からケヤキのテーブルの貫を買いに材木市場へ。

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途中、河口をチェックすると3人入っていた。

波はまずまずだが、手袋とブーツが必要だろう。

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“年納め市”をやっていた。

奥のほうに気になる材があったため、フォークで出してもらいました。

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栃の盤を2枚購入した。

銘木商のOさんがいたので、そのまま製材に運んでもらいました。

割ってみるまで中身は分かりませんが、経験上、勝率は8割くらいか。

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失敗したら、このように高価な燃料になります。

先日購入した桜とケヤキがありますので、今年は暖かに過ごせます。


刻む

今日は南国土佐でも初雪を観測しました。

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この状態から、

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側面を削って型を整えました。

芯持ち材なので割れ“を契り”で補強します。表側はルックス重視で契りを配置します。

芯持ち材は乾燥過程で大体割れてしまいます。ケヤキはびくともしません。

契りの目の方向を統一するのを忘れたけど、まあいいか。

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道具屋の隅で埃をかぶっていた、古い鎬の突き鑿。切れます。

甲が高くて、造形も素敵です。角を少し取ってあるので歯こぼれしません。

ピン角でなくてもこれで十分です。

一枚板は手作業が多くて面倒です。


明日は選挙

私のブログの読者で選挙に行かない人は僅かだと思います。

明日は、さして清くもない一票を共産党に投じます。

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別段注文があったわけではないのですが、ケヤキの一枚板のテーブルの製作を始めました。

いつまでも後生大事に持っていてもしょうがありません。900×2000のフルサイズです。

今日はアウトラインのカットに一日かけました。木工は粘土みたいに付けたり出来ませんから。

塾長に手伝ってもらって、2階に上げましたが、恐れていたほど重くはなかった。


今日も宴会

年中暇ですが、11月からなぜか忙しい。

暇だったら途方にくれるし、忙しいのも厭。勝手なものですね。

アベノミクスと関係ないことは確かです。偶然・タマタマです。

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羊の相方出来ました。

材は栗。角は真鍮製です。プロポーションや脚の形状が微妙に違います。材に合わせて作ったから。

こういうのは大量に作らないと採算が合いません。

お客様にも12年に一回しか出番がないものに大枚請求できませんし。


干支の羊

各選挙区で候補者がこれほどバラけていたら、自民圧勝にならないか心配ですね。

そうなると、ブログも書けなくなる暗黒の時代が始まりますね。

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干支の羊出来ています。

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首を固定してません。

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こんなのも。

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酒卓にもなります。

重量5キロ。ケヤキは存在感あるわ~。

結局、もう一匹作ることになった。


犬小屋・完成

今日も寒かった。

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堂々の完成。柱は腐りにくい栗。他は杉です。

壁は溝を切って落とし込んでいます。一部に高度な技法も使われています。

設置場所は直接雨がかからないので、屋根はこれでよいと思います。そうでなければ、波板を張る必要があります。

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最初は図面なんて必要ないと思っていましたが、やっぱり要る。

寸法が一切分からないので、ネットを参考にしながら半日仕事でした。

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無理やり入れましたけど・・・・・・

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お気に召さないようです。

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Sちゃんが代わりに住むそうです。

茶室ぐらいなら十分作れそうです。


犬小屋 その1

本日寒し。

高知の山間部でも初雪を観測。

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ここまで来れば、もう完成間近です。大き過ぎたか?

木工は毎度のことながら、出だしは進展がなくてイライラしますが、途中からガーッと進みます。

明日には完成予定ですが、他に用事もある。


姿見

アベチャンも中国であれほどコケにされるんだったら、のこのこ出かけなくてもいいんじゃないか?情けないな。

うがった見方かもしれないけど、なんか会見の見返りを約束しているのではないか。

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馴染みのお客様から姿見の注文を頂いた。

地物の楓のフレームです。

実は姿見のフレーム作りは厄介です。材の見立てだけが勝負なので、杢のある材を選びます。

杢のある材は癖もあって、今回も反った材を手押し鉋盤にかけて、基準面を出し、自動鉋盤で板にすると・・・・・・やっぱり反ってる。

姿見でフレームが少しでも反っていると鏡に歪が出てしまいます。結局、大きな盤から取れたのはたったこれだけでした。

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このピンクっぽい色調は時が経つと消えてしまいます。

余り“杢”が際立つと本末転倒になるのでワックスはかけません。

本日届いたようでお礼の電話を頂きました。いつもご祝儀を付けてくれる有難いお客様です。

明日から、犬小屋作り、再開。


難儀な「お題」2つ。

先日、河口をチェックしに行ったらデカ過ぎて出来ず。今日は、小さ過ぎてやる気が起きませんでした。

本日、お客様から頂いた注文、“枕位の大きさの干支の羊”。それも一匹。最初はデパートのショーウィンドーのディスプレイに使うそうです。

12年前に作った羊が好評で憶えていて下さったようです。しかし、今回のは大きい。大きくなると造形は一からやり直さなければなりません。一匹だと割に合わんがな。まあ、やってみるか。出来が良かったら複数作るかな。

もう一つは、“犬小屋” 「とうとう来たか!」って感じです。吉良工房、廃業寸前です。

でも、人様の家じゃないから気楽だし、B級材やたまりにたまった寸足らずの端切れが使えます。もちろん、ホゾ組なんてしなくて、インパクトでバリバリですけど。

ただ、お犬様の健康を考えて、合板は使わないつもりです。

でも、まだ子犬なんでどうだろう?

うちも最初に犬小屋は買ったのですが、一度も使いませんでした。人間様のベットで18年間寝起きしております。

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