パソコンが引越しから帰ってこないので、ブログ更新もやる気が失せています。
南国高知も肌寒く、今週から長袖、長パンで仕事をしています。
ボチボチ、お箸の注文が入ります。封書で発送しています。
お使い物にはパッケージを致します。
でも、これじゃ~割り箸みたいですね。一工夫要るな。
追加の金融緩和だそうですが、アベちゃん、ヤケクソになっているのでしょうか?この方、失敗しても責任を感じたりはしないとおもいます。
先日、輪島屋さんが注文していた箸を届けてくれました。たまたま、偶然、私の箸作りと重なりました。
ちなみに一膳¥1万です。評判は良いそうですが、手間がかかり過ぎて職人には不評らしいです。
断面が四角だと表面張力で角には漆が殆ど残りません。平らな部分を研ぎながら何度も塗らなくてはなりません。しかも、輪島塗りの124工程をきちんと踏んでいるそうです。
箸一本塗るのと3万円の椀を塗るのはさほど手間は変わりません。職人の不評もよく分かりますね。
奥の私の箸は¥3000にしようかと思っています。誰も買わないかな?
塗って、拭き上げる作業を2工程としますと、300本×5回塗り×2=3000回。馬鹿でなければ出来ません。
アートキャンプで生徒たちと箸作りをしたら、自分も作りたくなってしまいました。
材は以前紹介した、椿の巨木。
横切り盤で四角錘に仕上げます。治具を使いますが、跳ねることもなく、加工出来るのは流石、桑原の工作機械です。
手押し鉋盤で面取りします。
更に豆鉋で仕上げて、ペーパーをかければ木地の完成です。
150膳、300本ほど削りました。
拭き漆をします。極めて地味な作業です。
漆が乾くと、削り残した丸鋸や自動鉋のナイフマークが現れたので、再度手鉋とペーパーをかけました。それでも、削り残しはありますが、最初ですからOKとします。
拭き漆は、回を重ねるごとに透明感が増し、杢が浮かび上がって来ますが、ナイフマーク等の欠点もはっきりと分かるようになります。難儀です。
明日、2回拭き漆をしたら完成です。
箸作りは禁断の作業です。箸の木地なんて100円くらいで売ってますから。下手をしたら大損です。手間はかかるしな。
まあ、そういう仕事はやってみたくなるのが人間の性ですが。
明日は先の台風で順延になっていた、いの町の花火大会なのですが、天気予報は曇り後雨。
どうなることか。
先日、友人のデザイン事務所を借りて、お客様から依頼されたロゴタイプのデザインをしていました。
正確にはMacが上手く使えないので、いつものF嬢にオペレーターと出力をしてもらいました。勿論有料です。
デザインは元・本業ですが、ロゴマークは15年ぶりです。でも、こう不景気ではお金になるものなら何でも食い付いていかないと生活出来ません。
今年のような状況が続くなら、販売方法も考える必要がありますね。
ところで、このテーブルは、通常商品にならない白太ばかりの朴を使って格安で作りました。伐採時のチェンソーの傷も上辺に付いています。
友人に「結構使えるもんじゃね。」と言いましたら、
「年に2回、スチールウールで汚れを落としてオスモを塗ってメンテナンスしている。」そうです。
そうやね~、本当はメンテナンス必要ですね。特にオイル仕上げは。
*朴材は導管がないのでスチールウールが使えますが、導管のあるタモやケヤキには絶対に使わないでください。導管が真黒くなって汚くなります。
プーチンが予定通り来日するそうですが、アベちゃんじゃ~“受け身”の姿勢も取れないんじゃないかな。
最近の中国製タテズはとても品質が悪くて1シーズン(5か月)しか持ちません。紐がすぐに切れてしまいます。焚き火の出来ない所では処分も厄介でしょう。
トラック用のシートで日よけを作ってみました。下端はコンクリートにアンカーを打ってゴム紐で止めました。
バラバラになったタテズを始末していたら、カヤの繊維が刺さりました。
こういうのは大抵自分で処理しますが、とても千切れやすく内部に残りました。
しょうがないのでT外科で麻酔を打って、ほじくってもらいました。
髪の毛ぐらいの太さ、4㎜ほどの繊維が出た。
先生が「心配なら、切開して奥まで調べてから、縫い合わせてもいいけど。」
「これで様子を見ます。」傷が大きくなると仕事が出来なくなるし。
しばらく水泳が出来なくなると困るので、病院に行く前に仁淀川で遠泳。
右端から画面奥まで泳ぐと瀬になっていて、私の泳力では上れません。そこで30分粘ったら、往復丁度1時間のコースになります。
本日も蒸し暑かったけど、川は別天地です。
天気予報では一週間後まで晴れマークがありません。本は湿気で波打っています。
このような夏は初めてです。農作物への影響も心配されます。
今回は気まぐれで錆漆を施しました。
砥粉を水で練り、同量の漆を混ぜて導管にヘラで埋め込みます。
塗るのは半日で出来ますが、研ぎ出しは1日以上かかります。炭や砥石、ペーパーなどで水研ぎします。
写真は研ぎが終わった状態です。最初の捨て漆が殆ど無くなる、実に勿体ない手法です。
ところで、2日も研いでいると研磨剤で指も研いでしまい、指紋が無くなります。
指紋が無くなると、顔を洗ってもヌルヌルして気持ちが悪いです。パドボーに出掛けましたが、カーボンのパドルが滑ってグリップ出来ません。
皆さん、顔をザブザブ洗って気持ち良いのは、指紋があるからこそなんですよ。