ただ今、パンツ一丁です。本日は扇風機も稼働しました。
中断していた“ストレンジ”のヘッド部の組手が完成しました。
200近いホゾ組です。ちょっとのミスが命取りです。労力に対し効果は疑問。
剣ホゾも慣れると十分な精度。まあ、失敗したらパテで埋めるし。
この形状ですと、接着してからでは漆を塗れないので、パーツの段階で塗装します。その関係で、ホゾの長さはピッタリにしています。
まだまだ先は長く、やる気を喪失気味です。しかし、ここまで来たら終いを付けないとしょうがありません。
本日は蒸し暑く、作業していたらエアコンを入れたくなりました。
腰痛で中断していた、デスク第二弾の木地が完成しました。
アリ組の接着はプレス機を使ってみたらウソのように簡単でした。しかし、縦にすると片持ち構造になり工夫しても直角が出ず、外してから固めました。
なんてことのない吊り引き出しですが、机ばっかり作っているわけではないので大変です。
元より“毛抜き合わせ”ほど精密ではないのですが、クリアランスは微妙です。木工の場合、切り過ぎては取り返しがつかないので慎重に進めていくと、ますます億劫になり能率が落ちてしまします。
製作品目を絞った方が効率は格段に上がります。
ところで、このデスク行き先は決まってないのですが、何方か買って下さい。幅1200・奥行き620です。
本日も片付けでした。
10年以上前に仕入れたケヤキのコブが出て来ました。U製材で見つけたものです。長さは60センチ位です。
刳り抜いて脚を付け、一品モノの花器にしようと考えました。その時の会話。
U製材:「クッソー!俺の老後の楽しみにとっておいたのにな。」
(製材の邪魔になるから切り飛ばしておいたのに、買っていくバカがいるとは。)
K工房:「っま、何に化けるか分からないけど、安くして。」
(凄く高く売れそうだ、しめしめ。)
確か、5千円~1万円だったと思います。
でも、久々に見てみると、シラタに虫が入っていました。
怪しげな、蓋が付いています。
半分に割りました。結構、使えたかも。
気味の悪い蓋の部分も特に問題なし。でも、これだけ深い窪みを、ウッドガーバーで削っていたら、跳ねた時は大変危険です。
今回は製材の勝ちでしたが、儲かったことも無論あります。
先日、左のコートハンガーを東京に送ったので在庫が無くなりました。
ボチボチ売れるものですね。2年に一本くらい。
プチプチでグルグル巻きにしたら、かなり怪しげになりましたけど。
うちのが特別いいとは思いませんが、このような製品を使っていれば子供たちの心もおのずと違ってくると思います。
作り手の顔が見えるというのは、いいことだと思います。ぶら下がって折れたら修理も出来るしな。
手作りの品に囲まれていれば荒れる子も少ないと思います。そうなれば、儲かっていいのですが・・・・・・不可能じゃろ。
*以前にも書いたと思いますが、半世紀ほど前は私のように一人で家具を作る職人は結構いたそうです。しかし“月賦”というものが出現し、家具屋もそれに倣わなければなりませんでした。
当時はクレジット会社もなかった訳で、支払いが滞ると不器用な職人は取り立てが出来ず、バタバタと潰れていったそうです。
これは、経験者に直接聞いたお話です。
本日は腰痛で仕事が出来ませんでした。
デスク・第二弾のアリ組を中腰で加工したり、付けたり外したりしていたのが良くなかったみたいです。
破壊力の大きな機械を無理な姿勢で慎重に使っていると、知らず知らずの内に腰に重篤な負担をかけてしまいます。もう、腰痛の時はアリ組はしません。
お得意様であるT先生に、以前MRIも撮ってもらってヘルニアであることは分かっております。対処療法でなんとか乗り切りたいのですが、酒も良くないそうですね。起き上がれなくともストローでも飲みたい口ですので如何ともしがたい。
ハイエースに付けるカーテンのふさ掛けを作りました。ホームセンターにも良いのがありませんでしたから。妙に気持ち悪いデザインのものばかりです。
カエデの削り出し。所要時間は5分。
でも道具はバンドソー・ボール盤(ドリル)・ベルトサンダー・小刀等沢山要ります。
木工をしていると、こんな時だけ有難いですね。