木工一覧

表札

最近は海以外、家から僅かの範囲で生活しています。よくね~な。

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表札を作りました。名前がバレバレなので事前に了解をとりました。

略してありますが、読めると思います。それに100人全員が読める必要はないと思います。

大体、政治家に漢字は無理だし。

台はケヤキの柾目です。

本来楽しい仕事なのですが、そこがプロの厳しいところです。時間内に最高の仕事をしなくてはなりません。


実験

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ライトスタッフも、ごく稀に売れるので、現在5脚を製作中です。

うち2脚は極限まで軽くしたスーパーライトです。

先ほどシェルが出来ました。板厚10㎜。実験だから壊れてもいいのです。材も特別なものでなく、普通のタモ。

割合丈夫そうですが小錦は無理。

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ホゾ穴は流石に10㎜厚では厳しいので、補強しました。

軽い椅子を作っても誰も褒めてくれるわけではありませんが、こんな商売、たまには遊びがないとやってられません。


目利きであれば、

昨年のことだが、近所のホームセンター・ウッディーで材を買いました。

ゲッ!プロがホームセンターで・・・・・本当にヒドイですね。

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材は楠木。多少ねじれていますが。

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安くね~。在庫を全部買いました。

ここは、製材所が母体なんで、倉庫の隅にでも眠っていたんでしょう。

広葉樹はデフレにもかかわらず、どういう訳か値上がりして品薄なのだ。出物がある時に買っとかないと。

お店の福引券をどっさり貰ったのですが、一等が一万円の商品券(しかも3本!)というショボイ内容だったので抽せん日を逃してしまいました。

御時勢ですから、ハワイ旅行は無理としても、ビールとか現品の方が気合いが入っていいと思うのですが。


椅子歴は長い。

フローリングの張り替えに備えて大掃除を実施中です。

写真や古い手紙やスケッチブック等どしどし廃棄しております。手紙なんか読み返していたら日が暮れますので問答無用です。

25年分の澱(おり)は相当な量です。今の人はパソコンがあるからずっと身軽でしょうね。

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懐かしいものが出て来ました。

まだ、木工を始める前にデザインしたマッサージチェア。某クライアントからの発注です。もう、時効やろ。詳細なレンダリングもありますが、それはちょっとマズかろう。

中央のなんかメッキのスチールフレームでイタリアンテイスト。カッコいいのにな。売れると思ったのですが結局モノにならず。

ピニンファリナー社のビデオを見ても、最初のレンダリングは未だに手描きのようです。ここはコンピューターに譲れないところでしょう。


疲労

(やっと猫の額のレッツノート10型から解放されたと思いきや、メインパソコンが不調です。諜報部員じゃあるまいし、10型モバイルノートは中高年は避けた方が賢明です。)

本日は日曜なのに、仕事で朝6時起床。時差ボケだから早起きは問題ないが、相当疲れています。

助っ人を雇って、新築物件に豪華家具16点セットを搬入しました。こういう事例は最初で最後だと思います。

午後からは遠方で打ち合わせ、帰りに渋滞に巻き込まれ、6時帰宅。1時間仮眠をとって目を覚ますと、前後不覚で、自分が誰で、どこにいるのか全く分かりませんでした。

よく、昼寝をして、朝が来たのかと間違う事はあります。


思わぬ所で、

石原元都知事は原発賛成派なのだが、その辺は古いというか、しがらみがあるのか、80歳の限界なのか。やっぱりバカなのか。

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姿見もデスクも出来上がりました。

しかし、この鏡、よく見ると相当歪んでいて、これではお客様に納品出来ません。取り外して全部返品しました。どうなることやら。

なんか疲れたので、今夜の“馬刺しとワインの大宴会”は欠席します。


ヤロー!

本日は黄色が出て来ますが全くの偶然です。

高校の英語の先生がNYに行った時、「イエロー!」って呼んでもタクシーが止まってくれなかったけど「ヤロー!」って叫んだら止まってくれたそうです。ウソかホントかは知りません。

多分ウソだと思います。

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姿見のフレーム。右よりカエデ、キハダ、赤樫。

キハダだけが接合方法が違いますが、材料が足りなかったので・・・・。普通の人には分からんじゃろーけど。

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バックが見苦しいですけど。

姿見の製作は簡単なようで、意外に手間がかかります。簡単なはずなんですけどね、不思議です。

4枚中3枚は予約済みです。不思議に売れるんですね。たまに作るからだと思いますが。


お天気です。

お天気が良過ぎて仕事に身が入りません。

遊びに行ったら飯が食えんし。いや、その勇気がないだけか。

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姿見のフレームの木取りをしました。左から赤樫、キハダ、地物のカエデ。

カエデはもっと沢山作るつもりでいましたが、一遍機械に通すだけで刃が全く切れなくなるので諦めました。“金切り”とかいう石のような成分が混ざっているようです。

当社の姿見は国産の5㎜厚の鏡を使っているので、歪みなく美しいです。量販店に備えている鏡は大抵歪んでいます。

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べ~。


和紙張り箪笥の納品

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先月、和紙張り箪笥を納品しました。

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内部はこのようになっています。左の棚は矢澤工房製です。

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整理のために“コの字型”の補助棚を付けました。

しかし、桐箱に入れたお宝を満載するのはOKですが、このように食器を裸で満載するには強度不足のような気がします。

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ドーサ液を塗ると少しムラになります。「いい味出たでしょう~。」とか言ってごまかしました。

カッコ悪いですが、背に腹はかえられません。上部2ヶ所を地震対策のため金物で固定しました。中央にカンヌキを差し込んでおけば器が飛び出ることはありません。

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ニカワとミョウバンを混ぜたドーサは常温では固まっています。

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10年ほど前に納めた円卓は、お孫さん達がいい味出してくれてます。

一段落したら削り直しましょうかね。


毒薬はちょっと、

今朝はタオルケットだけでは寒かった。現在室温24℃。

余りにも夏にコテンパンにやられているので、秋の到来を素直に楽しめないけど、虫の音を聞いていると、ちょっと物悲しくなりますね。

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和紙張り箪笥を買われたお客様が

「内部も張ってくれ~!」と言うので、

「それだけは勘弁して下さい。もう疲れました。」

「金に糸目はつけません。」

「ムッ、そういうことならこの玄庵、南蛮渡の高貴薬でもご用意できます・・・・」

ということで、また張り張り人生です。

この後、裏板にも張って、全体にドーサ液を塗って、組み立てて完成です。

ドーサは初めてなので、何回塗るのか分かりません。

和紙張りは、拭き漆の6回塗りより費用も手間も数倍かかります。