木工一覧

円卓

世間はお盆に突入ですが、天気も悪いし“考え中”の私です。

仕事をして、盆明けに休みを取るのもいいのですが、皆が遊んでいると思うと仕事ははかどらない。どちらにしろ暑くて進まない。毎年、決定打はない。

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注文の円卓が出来ました。材料があったんで2台作りました。

私にしてはドッシリとした作りです。

もう少し、脚の形状に工夫があってもいいのですが、木工はこんなもんでいいんです。後はお客さんがいい味出してくれます。

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何事も適当ですが、接合は精密です。仮組を外すのにはジャッキを使います。

油圧タイプの方が便利そうですね。


ショートタイプ・ダイニングテーブル

本日、夕刻7時の時点で室温30℃。仕方なくエアコンON。

でも、先ほどまで仁淀川でパドルボードをしていました。川面はトランクス一枚だと肌寒かった。

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先日納品したダイニングテーブル。幅が1380です。こういうショートタイプは初めての注文でした。

四人で囲む場合は、テーブルの脚をまたぐ格好になります。

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どうも真四角ではまとまりが悪いような気がして、角を少し丸めてみました。


携帯靴ベラ

本日はお客さんとの打ち合わせが2件あったので本当に疲れた。

「どうでもいいわい!」という顔をしながらも、内心「一杯買って~。」と思っているから疲れるのだと思います。

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先日、飲み屋でリクエストを受けた携帯靴ベラが出来ました。

やってみたら、結構面白かった。日本はどうしても靴を脱ぐことが多いから、本格的な皮靴を履く人は必要なようです。

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胸のポケットに入るサイズ。超軽量です。5g。右は椿、左はバーズアイメープルです。

¥4000です。もっと安くてもいいけど、どうせ売れないから。量産しようにも、パートのオバさんに出来る仕事じゃないし。

「山猫通信で見た!」で¥3500にします。送料無料。封書で送ります。

ちょっと汚いけど、アイスを食べるのにも使えます。


銘木解体・ケヤキ編

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10年ほど前に買って、看板代りに立て掛けておいた幅900のケヤキです。

厚さ130、座卓を作ろうと思っていたのですが、そういう需要は少なくなり、3枚におろすことにしました。生きているうちに使わんとな。

先日の機械の入れ替えの時に、4人がかりで積み込んで製材所に送りました。

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送材機に載せる時も、傷付かないよう捨て板をかませます。

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銘木屋のOさんが助っ人に来てくれました。

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慎重に切り進めると、どうしても小指が立ってしまいます。

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ムラ取りは、鋸刃の右側だけが擦り減ってしまうので、製材所は嫌います。鋸道が逸れるようになるからです。しかし、今日は特別料金です。

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「うーん、どうかな?」 鋸代(3㎜)が万単位なので慎重にもなります。

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裏にこのような傷があったので、1枚で使いたかったわけです。(でも、そうなると作業場には運べないので、ガレージで作業しなくてはなりません。)

通常、広範囲に腐るものですがケヤキは生命力が強く、埋木でなんとかなります。

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大事をとって、2枚半におろしましたが失敗じゃった。均等3枚割がやっぱり正解じゃった。

この辺、とてもブログでは語りつくせないので省略させて頂きます。

今日はやけ酒じゃな。


善仁の靴ベラ

フィリピンパブの話で女性のお客さん減るかな?と心配しましたが逆に3件も注文があった。関係ネェーな。

本日は「輪島屋善仁」の山下さんが漆を2キロ届けてくれました。

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ほんで、新作の靴ベラを見せてくれた。

当社のより15センチも長くて堂々とした作りです。でも、ウチのもそれなりにイケてます。

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早速、角皿にイセギを盛って、これから一杯やります。


時間

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テーブルの発注に伴ってシェーカータイプの椅子も注文してもらいました。

この椅子は一回オイルをかけただけで放置していました。オイルも長時間置くほど硬化が進むようです。ほんで、出荷前に再研磨して塗りを入れようと。

脚も長めに作ってあって、身長に合わせて少しカット。

材にもよりますが、クスノキなんかは半年後に塗りを入れると見違えるようになります。

黒田辰秋は「漆の極意は忘れるほど放っとけ!」と言っていましたが、オイル仕上げも同じだと思います。


ハンガー

今日はお天気が悪いと思って、仕事をしていましたが、晴れ時々曇りでした。残念です。待っていた荷物も届かず。

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親戚がコートハンガーを買ってくれました。隠れたヒット商品です。台がケヤキで重たいので安定しています。枝は螺旋状に張り出しています。

皆さーん!親戚じゃなくても買えるんですよ~。あと2点在庫あり。

実家でも使っているのですが、あれこれ掛け過ぎて本体は見えず、一本足のお化けのようになっています。実際、暗い所で見るとドキッとします。

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昔はジャッキー・チェンがよく練習していました。


ミニベンチ、完成。

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ミニベンチが完成しました。

やっぱり7本スピンドルの方がいいようです。

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一点、拭き漆で仕上げてみましたが、こっちの方が良かったかな。

脚の位置の問題で、画面右奥に腰かけると、ひっくり返ります。まあ、そんな所に座る人はいないと思います。お子さんにはよく注意してあげて下さい。でも、早くから痛い目を経験していれば、アホな政治家にはならないと思います。

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偶然ですけど、契りにスピンドルが刺さってしまいました。

今回の製作は、「ジョージ・ナカシマ記念館」見学の影響が多分にあります・・・・・軽薄ですから。(最近、この言葉使いませんね。あまねく、軽薄になったからか?)


程の良さ

今日は割合よく働きました。めずらしいことです。

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ミニベンチの木地が完成しました。結構難義でした。

これは個展などで売れると思います。(普段、売れないものばかり作っていますが)

その理由は、

  1. 一点ものであるということ。これに弱いお客さんは多い。
  2. コンパクトで置き場所に困らない。こんな物、わざわざ玄関脇に置かなくてもいいのですが、お金を処分したくてたまらない人もボチボチいる。

程の良い大きさというのは大切ですね。


お出かけ。

海に出掛けるので早めの更新です。土日晴れるのは最後かもしれません。

しかし、最近の天候で回復しかけていた腰の調子が思わしくありません。腰痛持ち受難の季節です。

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プロトタイプにオイルを塗ってみました。ケヤキを使うのは久しぶりです。迫力があります。癖が強いとも言う。

板厚が27㎜しかなかったのですが、この製品の場合、脚を貫通ホゾにすると安っぽくなるので、止めホゾにして貫を入れました。

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丁度、股の部分を使っているわけです。

スピンドルの材はカバでしょうか?ちょっと判別しにくいです。しかし、旋盤で挽きやすい割に粘りがある良材です。上端は直径8㎜しかありません。