木工一覧

枝のベンチ

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枝のベンチ出来ました。

自分で言うのもなんですが、実物の方がずっといいです。大き過ぎて上手く撮影出来ません。

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中央にY型の枝を入れると、組み立ての難易度が飛躍的にUPします。実際、この部分の接合は完璧ではありません。

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後ろ姿も写真ではイマイチ。

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両側の主柱は立体感を増すために前方に寝ています。

背もたれの枝は、笠木に直接肩が当たらないように、弓なりに反ったものを使っています。

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胴付は、たまたま完璧に出来ました。

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カミキリ虫の穴の埋木は上面だけで20ヶ所。

腰も痛くて難義でしたが、やれば出来るものですね。


ベンチの仮組

ア~、高知は急に暑くなって来ました。寒いのもイヤじゃが、暑いのも嫌いです。

「お天気ドンよ~、暑いか寒いかどっちかにしてくれんかな。」

「旦那~、そんな殺生な。うちらかて好きでやってるわけじゃありませんぜ。」

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遅れに遅れていた枝のベンチがやっと組上がりました。

久々にやると失敗の連続でした。しかし、笠木(背もたれの横棒)等はそうそうスペアがあるわけではなく、一度のミスが命取りです。こればっかりやっていれば、スパスパ決まるのでしょうが。

腰の痛い時に、こんな重たいものは難義です。仕上がりまで、もう一仕事、二仕事あります。


ベンチの座板

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波乗り仲間のS爺の嫁のAちゃんが、枝のベンチを注文してくれた。

最近、枝はやってないので渋っていたら、

「金に糸目はつけません。」と言うので・・・・

「ムッ!それなら引き受けよう。」

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あちこちカットして、まとまりのある座板が取れた。幅1800。

しかし、このカミキリ虫の幼虫の食った穴を埋木するのは大仕事だな。

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上の穴は、乾燥させていた時にジガバチ?が再利用したもの。

実に有難い板なわけです。

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なんとか埋木が完了しました。

枝のベンチは、このような面白目の板が映えるのです・・・・・ということにしといてくれ。

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水拭きするとこんな感じです。

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一日中、ルーターを握りしめていたらこんなになった。時々、こんなコブが出来ます。


役得

昨日訪問したお客様のお宅は街中で、車を止めにくいので、CBR250で出掛けることにした。

重装備に身を包み、キーを回すとうんともすんとも言わない。バッテリーが上がったようです。2ヶ月も動かしてないけど、どうなんじゃろ?まだ、新車ですよ。タイ産なので寒さに弱いのか~。

後で販売店に電話したら「最近のバッテリーは質が悪いですからね~」だって。

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先日納めたCDラックいい感じで収まっています。

この部屋は防音の音楽室です。簡単な棚の注文ですが、グランドピアノがあるためにレイアウトが決まりません。

私はピアノを処分することを薦めましたがそうもいかないらしい。

埒が明かないので、投げやりになり、傍らの「ナショナル・ジオグラフィック」を読んでいたら

「帰ってから、読めー!」と全部くれました。

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ラッキーじゃ。

今日の話は脚色してあります。

お客様は神様ですから、そんな失礼なことはしません。するはずがない。


ダラダラ

中学生日記だった国会、最近は小学生以下の、モモ組み・ヒヨコ組の戦いになってきました。そこに、園長先生が登場したりして。

この国どうなるんじゃろね?

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野暮用とかで、一向に進まなかった椅子の木地がやっと出来上がりました。

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笠木は複雑な曲面で出来ていますので、スピンドルにセットした状態で整形します。

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前回、失敗した座板が役に立ちます。

こういう作業にもリフターテーブルは至極便利です。

写真も、適当に撮ると、それなりのものとなってしまいます。


第三世代

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シェーカータイプのダイニングチェアー、あちこちいじっていましたので時間がかかりました。

1、笠木の形状にやや違和感があったので丸くしてみました。

2、脚を円錐形に近くしました。

3、貫のホゾ径を12㎜から14㎜へ。

3、スピンドルのふくらみを太く。

写真では分かりませんが、モダンな印象になりました・・・かな。

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笠木は、15度の傾斜が付いていますので、単体ではバイスに挟みにくく、切り出す前に内側を仕上げます。

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自分で言うにもなんですが、上手に削るもんですね。


杉の本棚

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杉の本棚、年末に出来ておりました。

お客さん所から預かってきた杉は、荒乾きは済んでいたのですが、重ねて積まれていたので、工房に立て掛けて2週間も置くと、結構反りました。

だから一部、鉋が当たっていない所もあります。あと2ミリも削ればいいのですが、そうするとまた反ったりしますので、適当な所で止めました。

頃合いを見るのは、10年以上経験を積まないと無理でしょうね。樹種によっても全然違うし。

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暖かい日を選んで、山荘に運びました。

このように廊下の角に置くので、薄く作っています。

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やっぱり下界はガスっていました。


先は長い、

箱作りから椅子作りのモードに切り替わるには、少し時間がかかります。

同じ物ばかり作るのは飽きてしまいますが、あまり多種多様なものを作ると、脳に負担がかかり、楽しくなく苦痛を感じます。

脳のある部分は休ませて、慣れとか感覚で肉体労働することも必要だと思います。

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栗の座板は、少しシーズニングして、

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接着しました。PIボンドのイモ剥ぎ。

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脚は8角形に落としてから、

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轆轤で挽いた。形状を少し変えました。

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背もたれの桜材スピンドルと栗の貫、計72本。

桜材は、重いのと軽いのが混じりました。軽くても桜材は十分な強度があります。重いのは轆轤作業が困難で逆目が出やすいです。

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笠木用の栗。厚さ7センチ。ついでに15脚分くらい確保しました。厚い材の在庫は流石に少なく、貴重です。

まだまだ先は長いです。あんまり考えると厭になるので、山登りと一緒で、足元だけを見て、一歩一歩登ってゆくしかありません。何の因果か・・・・きっと、前世でよっぽど悪いことをしたのでしょうね。

*本日、四国の原発全停止、と言っても伊方の3機ですが。この件についてはまた後ほど。


在庫は愛おしい。

お客様からの、納期を急がない難しいリクエストが一つ残っていますが(ヒント:急ぐのは困ります)、全部の注文が片付きました。

年末はちょっと忙しかったから、やる気がありません。でも、そんなこと言っていたら生きてゆけないのが、木工業です。

新しいプロジェクトは2,3ありますが、シェーカータイプの椅子の在庫がなくなったので、とりあえず作ることにしました。

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幅750×長さ2500の栗の板を座面用に潰すのは、少しもったいないですが、大して魅力のある板じゃないし、幅が中途半端です。

少し材料を足して、6脚分取れました。

ブログを調べて見ると、丁度3年で6脚売れています。ハァ~、楽な商売じゃないですな。

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ちなみに、小径木の皮を鉋で剥いで作った、この椅子は暮れの個展で完売しましたので、6年かかって、3脚売れた計算です。物好きもいるもんだな。

でも、自分で納得している製品は、売れ残っていても全然気になりません。在庫が溜まるのは、割と嬉しくもあるのです。

当社は、まことに暇な工房ですが、そうでないとじっくり新作に取り組んだり、手のかかる製品は作れません。

ただし、本当に潰れたら困るので、その時はよろしくお願いします。


超低床テレビボード

波がありません。こんなに長く波がないのは珍しいです。

ほんで今日はHPの更新や新しいカメラの操作を習得していました。体に悪いです。

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本年最初の仕事は自宅用のテレビ台になりました。スタンドのジョイントの部分が外せましたので、直接取り付けることにしました。

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このような使用状況となります。実際はもっと離れて見ます。

テレビというのは無粋なもので、出来るだけ低く設置したかったのです。

当初、アクオスの46型にする予定でしたが、どうせなら52型、この際60型!まで行きましたが52型にしました。欲張らずに46が良かったと思います。

昔は大型になると加速的に値段がUPしていましたが、今は逆に単位面積当たりの価格は安くなります。液晶パネル、儲からんはずじゃな。

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大きいと、部屋の隅に置けるメリットはあります。見てる時はいいのですが、普段はやっぱりウザイです。別にオネーちゃんが飛び出してくるわけでもなし。

でも、なでしこが飛び出してきたらボコボコにされると思う。

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注文があれば、勿論製作しますが・・・・・注文はないじゃろな。

ビデオとビデオデッキの処遇に困っています。DVDにダビングするようなマメさはありませんし。殆どはサーフィンビデオですが真面目なものもあるし、お宝ビデオもあると思います。まあ、ラベルのない物は全部捨てることになるでしょう。

経済大国は本当に悪です。

*地震は起こりませんね。マジにちょっと心配していたんですが。地震雲も都市伝説のようなものでしょうか。