木工一覧

長手盆出来た

失言で辞任した大臣がいるけど、私は失言とか暴言については寛大で、能力さえあればいいと思っています。バカでいい人よりずっとましです。政治家ですから。

しかし、今は非常時です。被災地の首長に喧嘩売ってどうすんじゃい!
バカで、失言癖があるというのは、最悪ですね。

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先日、注文で作った桂の文机は、納期は急がなくてもいいというので、ショールームに飾っておいたら、別のお客さんが買っていかれたので、急遽、2台作りました。

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朴(ホウ)。少し縮杢が出ています。シラタを内側にしたブックマッチングです。

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もう一つは、栓(セン)。一枚板で、側面から木目が繋がっています。錆漆を入れています。

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檜の長手盆も出来ました。大きさは330×480です。在庫、まだ4枚あります。

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ヒノキは、最初はとても柔らかく、1年もすると大分固くなります。

西岡棟梁によると、檜は伐採して500年あたりが強度のピークで、千年持つと言います。

私の盆も、千年は使えると思います。そんな先まで生きてないから、何とでもいえます。


長手盆

久々に木工の話です。一応、木工で飯を食っています。

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大きな盆の木地が出来上がりました。

お客さんから、一人分の献立が一度に載る盆の製作を頼まれていました。実は私も以前より計画していた大きさです。

通い盆と比較すれば分かりますが、奥行きが尺1寸(33㎝)あります。この幅となると、もうそこらへんの端材で作るわけにいかず、材木屋に注文しました。

先ほど、一回目の捨て漆が終わりましたが、いい感じに仕上がりそうです。今回は夏で暑いので、一度に6枚しか出来ませんでした。根性ないしな。

中くらいのサイズもいずれ作る予定です。

暑いので落ちを入れる元気がありません。


介護ビジネス参入

昨日の製品、もう搬入、設置してきました。

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実は、隣の両親が、玄関で足元が不安だというので手すりを付けたんです。

上がり框と式台もケヤキですから、合わせました。ガッチリ固定されています。プレハブだとこうはいきません。

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式台と土間の間に檜でステップも作りました。この改造は成功でした。施主様も満足です。

框と式台には、私が見ても(というか普通の人には分かりません)非常に上等な目込みのケヤキが使われていて、木をよく知った大工さんのようです。

前にも書きましたが、この家は周りのプレハブがどんどん薄汚くなっていく中、30年も経つのにピカピカです。しかも坪単価はプレハブと同じくらいでした。

残念なことに、この大工さんは悪いお客に騙されて、一軒分回収出来なくなって、蒸発されたそうです。自分も“人夫賃”しか請求しない人だったそうですから、一たまりもなかったでしょう。

なかなか、腕だけでは生きてゆけない世の中ですね。でも、人を見る目もないと、経営者としては失格ですね。


冷夏か?

今日は、よく降りました。雷も鳴りました。モモは耳が遠くなったせいで、ヘッチャラになりました。ちょっと、面白くないな。

昨夜、エアコンの除湿を入れたら寒かったので、薪ストーブを焚きました。これが、案外気持ちいいんです。しかし、6月に焚いたのは初めてです。

私は、北欧系の人間なので涼しくて有難いんですが、農作物は大丈夫ですかね。心配になりますね。

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倉庫で15年も寝かしたケヤキを絶乾器に入れたら、水が噴き出してきました。梅雨時の木工は恐ろしいですね。

これが何になるかは、明日のお楽しみです。


丸亀市で個展

今朝は、台風一過秋の空、ってな感じでしたが、梅雨と夏は丸々健在です。

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実は先日のマテ貝掘りが終わってから、個展を決めて帰ったのでした。

香川県の丸亀市です。 6月3日(金)~7日(火)11:00~18:00

暑くなる前が、丁度空いていたので即決しました。

貸しギャラリーですので、売れるかどうか分かりませんが、うどんの研究は出来ると思います。まあ、なんでもやってみないとね。

しかし、香川県には、まだ一人もお客さんがいないのじゃ。おいしい居酒屋あるかな?


前方階段箪笥

今日はブログのアクセスが多いので、調べてみたら静岡県から100人が来ている。こういうことはたまにあるが、明日になると元の木阿弥になります。不思議な現象だ。故障なのか?

最近は英語圏からのアクセスも多く、昨日は30人。他の言語はここ数カ月で10カ国くらい。そんなに外人の友達はいないんだが。

しかし、商売に全く影響がないのが、まことに残念なところです。でも、昨日靴ベラ一本注文があったよ。

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前方階段箪笥とっくに出来ています。午後から近作の写真を撮っていました。

普段は“バカチョン”モードで撮影しますが、ブツドリは絞り優先モード。新しいD7000は使い方が分かりませんでしたが、慣れるとD60より圧倒的に便利です。

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“干しブドウ”はこのような形状をしております。でも、大きさが難しく、何種類も作ってテストしています。

何事も“ほどの良さ”が重要です。たまには注文を貰えないと、私も困ってしまいますぅ~。

東電の役員は、お手当半分にされても3600万なんだってさ。なんに使うんでしょうかね?巷にヨットがあふれているわけでもないし。ヨット買ったら家は要らないしな。


靴ベラ

本日は、波もなさそうなのでウジウジ靴ベラを仕上げていました。

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オイルフィニッシュです。拭き漆バージョンも良かったかも。でも、スッキリ楓の白がいい。

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途中はこんな感じです。削って削って削り倒すのが木工の仕事です。

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軸の細い部分は直径1㎝。板目と柾目を試したけど、やっぱり板目が良いようです。好みによるな。楓の場合、強度はそんなに変わりません。

一杯あっても使い道がないので、売ろうかと考えています。マテ貝掘りには使えません。


通い盆

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通い盆が、とっくに出来ています。28枚作りました。まだ、黒いですが2,3カ月もすると薄くなってきます。厚さがじゃないですよ。

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ひさご(瓢箪)印。

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滴のような、ロシアの寺院のような、

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ナマコも。北海道産の乾燥ナマコは中国で人気で、キロ20万だそうです。関係ないけど。

なにしろ、売るほどありますから、買って下さい。


袖口の思い出

「おしん」の頃は、鼻水や食べ物をぬぐって、袖口が黒くてテカテカになっていいる人が沢山いたと思う。滅多に洗濯しないからです。

貧乏県の高知でも、流石に私の子供の頃の記憶にはない。鼻たれはまだいたけどな。

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拭き漆をしていると、どうしても漆が付くのでこうなります。ブラスチックみたいに固くなっていて、木地に当たってカチカチいうので気になります。フリースの場合はハサミで切り取ればOKです。

途上国を旅しても、比較的暖かな国が多いので、袖口のカチカチ・テカテカを見ることは出来ませんでした。チベットなんかはテレビで見たけど、まだ一杯いるな。

5年程前、上海で初めて出会いました。道路工事のおばさんの黒ずんだ分厚い綿入れの袖口がカチカチになっていました。高層ビルとは対照的な光景でした。

もう5年10年で『それは日本人でした』ちゅうーことになりそうですね。日本人の仕事は肉体労働か、レジ打ちぐらいしかないそうです。しかし、レジ打ちで下宿代払って、生活出来るのかな?

俺も華僑相手の商品を開発しなければ。もう歳なので、手荒い中国人の親方の手元は出来ませんし。


小机出来

今日は、秘密の節税プロジェクトをしていました・・・・・上手くいくかな。

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先日の小机出来ました。

側面に大きな刳り抜きをして、軽量化を図ろうかと考えましたが、矢張り、そういうタイプの構造ではないので、止めました。

板厚16ミリを14ミリまで落としましたが、まだ重いです。もっと薄く出来ますが、見た目が不安になります。これで、重いと言われたら、檜で作り直すしかないです。まあ、その時はしゃーない。

高さは腰痛対策で、33センチと高めです。でも、立ち上がるときも補助になっていい感じです。

下部のカットは、将来的に布団に置いて使う可能性もあるということで、安定のためさりげなく入れてあります。

俺の作るもんは、やっぱ品がいいわ。人柄が出るな。