木工一覧

アリ組

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初めて、アリ組と留め(45°の部分)の加工がほぼ完璧に決まりました。このように、木工なんて、場数を踏めば、アホでも出来るんですよ。

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勉強机の製作中です。この組手が完成したら、ホッと一息です。

手前の端面の45°のカットは、もう少し多くすると、カッコいいんですが、ぶつけた時を考えると、この位が妥当かと・・・・・・。

この後、吊り引き出しを作ったら、完成です。


再会 2

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土佐の雛祭りの奈半利町で、また、昔作った家具に出会いました。

このお雛様、ちょっとセクシーやね。

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「ホテルなはり」の大浴場です。10年以上前に納めました。材はクスノキとリョウブ。

天然木だと、風呂上がりでもベタベタしません。

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梅に雀が集まっていました。(関係ないけど、カメラが新しいもんで・・)

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会場の一つの濱田屋さんは偶然、私のお客様でした。この栃の座卓も10年ほど前作ったかな。

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最初は、真っ白なんですが、いい感じに使い込まれています。

最終日に、軽くサンディングして汚れを落とし、オイルをかけてきました。

*座卓はブックマッチングで2枚剥ぎなんですが、後ろの板戸は3×6の魚梁瀬杉!の1枚板なんです。1枚が私の座卓の何倍もすると思います。普請道楽は恐ろしいですね。しかも、それを黒く塗りつぶしているのが粋です。

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この凝った“契り”は、最初から意図したものではなく、濃いウォルナットが存在感あり過ぎて、下品になり、苦肉の策で内側にもう一度、栃を埋めました。

怪我の功名で、オシャレになりました。

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この水切り瓦は、台風の多い高知県で、壁を雨から守るものです。でも、見栄もあるかな?

ちなみに、修繕するだけで、1枚につき1万円かかるそうです。古いもん守るのは大変ですね。


前方階段箪笥?

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前方階段箪笥とでも呼びましょうか、奇妙な形の箱物の木地が出来上がりました。

ホゾが一棹につき、40枚もあるので丈夫です。

全体に、帯鋸で挽いた木肌を残していますので、拭き漆で仕上げると、かなり黒くなります。

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このように、ポッチの位置が中央寄りのも試してみました。両面テープで止めています。

観音開きのフェイクのようで、面白いのですが、今回はボーっとした方が、形の面白さが引き立つと思い止めました。

意匠を現物でチェックするのも大事なことです。

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ツマミを取り付けて、接着剤を拭き取ると、オッパイのようでした。

* ところで新調したカメラ、ニコンD7000、薄暗い所で、ISO1600に増感しても、さほど画像が荒れません。すごい性能です。しかし、チッチャイ画素数で撮影しないと、パソコンがついていけません。どうせ、ブログ用だからいいんですが。


再会

昨夜は、車中泊で高知市内に飲みに行ってました。6時から飲み始めて、気が付いたら日付けが変わっていました。

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居酒屋集合体「ひろめ市場」にある、私が制作した、カウンターと椅子。

もう、12年になりますが、ビクともしてない・・・・・ようです。

このタイプの椅子は貫を入れると、強度がグッとUPします。座板は、面倒くさかったので反った板をそのまま使っています。しかも、形はまちまち。

座面に紐を使ったものも検討しましたが、過去にホテル客室への納入で、2年足らずで問題が起き、とても居酒屋の使用には耐えられないと思いました。

ちゃんと作っていれば、それなり、いい感じです。

手前のヒノキのウレタン塗装のテーブルでは、酒を飲むには味気ないです。

(指で隠してみて下さい、雰囲気ぶち壊しなのが分かると思います。)

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同行した、悪徳不動産サーファー。ひどくカメラを嫌います。普段、よっぽど悪いことをしているんでしょう。

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午前様とはいえ、本当に淋しくなった、帯屋町商店街。

いつまで高知でやっていけるのか?!


何事も積み重ね

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本日も比較的真面目に働きました。

このように、ホゾとホゾ穴を開け、プラモデルのように組むのですが、最近は2棹一遍に作っても、ドエライ失敗はしなくなりました。学習するもんですね。

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全体が、帯鋸仕上げで、厚みが一定でないので、ホゾ穴は全て現物合わせです。だから、左右、それぞれ寸法が大分違います。プロの方でも意味がわからないと思いますが。

これは、意外に難しい技なんですよ。手間の割には、効果が薄いのが特徴です。

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妙なもんが出来たな。

扉が、ちょっと内部にオフセットされているのが気になりますが、ツマミを付けると巧く収まると思います。

ツマミの形で出来不出来が決まります。今回はオリジナルを考えるより、あっさり李朝の伝統的なタイプにしようと思っています。


合間に仕事する。

これから、宴会なんで、簡単に更新です。

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3段箪笥の組手のオスの“刻み”が出来上がりました。

ルーターでやりましたんで、割合簡単なんですが、メスは大変です。

段々になっているので、基準面を間違えないようにしないと、一切パーです。

すでに間違いましたけど。

明日の晩は、「土佐の雛祭り」の前夜祭で大宴会なんで、今夜は自重しよう。


やる気はなくても、

先ほど、宴会の誘いがあったんで、早々の更新です。

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現在作っている箪笥です。

普段、模型は作りませんが、単純な形で、オブジェ的な造形ですので、図面だけでは心もとなかったのです。

2棹作ります。昨日から木取りをしていましたが、こんな簡単なものでも、箱物の材料はビックリするほど要ります。6面体だからな。

今回は、全体に帯鋸で挽きっぱなしの材を使うので、箱に組むには、胴付面を取ったり、大変かもしれません。

精出して頑張らないと、仕上がりませんが、相変わらずやる気はありません。


子牛をのせて

本日は、南国高知にも雪が降りましたが、根性のないことに積りませんでした。

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これは、先日仕入れたタモ材を倉庫に運んでもらっている様子です。

後ろの車を運転している私は、悲しい気持ちでシャッターを切っています。

ドナドナ♪やな。

なぜなら、タモ材がデフレなのに高くなっていて、たった材積0,7立方しか買えませんでした。以前は、景気も良かったし、一遍に3立方は買っていたんですが、もうそんなゆとりはありません。

随分損した買い物のように感じるのです。

もうこうなったら、“ドールハウス”の製作に没頭しようかな。

“一生モノ”の楊枝を作るとか・・・・・・汚いか。


丸尽くし。

波もないもんで、昨日は25キロサイクリングして、今日は3キロ泳いだんで、疲れました。

トライアスロンに出る予定はありません。

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ブログも面倒なので、丸膳の作業の様子です。

錆(砥粉と生漆を混ぜたもの)をヘラ付けしたところ。ヘラの扱いにテクニックが要ります。

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硬化後、炭などで研ぎ出します。この作業が面倒です。水を使うので冬は厭だな。

完全に研ぎ上げないと、漆をかけると汚れに見えます。

大変ですが、導管が埋まりますので、後の作業は楽になります。

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研ぎ上げて、一回目の拭き漆をしました。

ほんとにね~、地味な作業です。

私は、もっと派手な仕事が向いていると思います。

GSの開店の時に旗振るとか・・・・・違うっちゅう~ねん。


栓丸膳

昨日は大分暖かかったので、オートバイで水泳に行きました。北国の人、ごめんなさい。でも、夏暑いから、おあいこです。

折角、カロリーを消費したのに、夜、御馳走に呼ばれて、太りました。

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イヤイヤながら、木工もしています・・・・・・他にすることもないし。

丸膳5脚の木地が出来上がりました。材は栓(セン)。これだけ薄いと、旋盤作業は難しいです。直径は40㎝。

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裏はこんな感じ。

アダムスキー型のUFOを彷彿させます。若い人は知らないだろうけど。

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脚の形状はやや凝っているので、機械だけでは加工出来ず、彫刻刀が活躍します。

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一回目の漆を含浸させた直後です。今回は錆漆を入れる予定なので、少し手間がかかります。

丁度の厚さの杢板があったんで、作りました。先に材料ありきの仕事です。