木工一覧

接着剤

カゼが治らずどうもいけません。熱はないのですがのどが痛いです。朝、咳とともに青タンが出ます。すごくネバネバで黄色いのでなんか捨てるのがもったいないです。テーブルトップの板剥ぎに使えそうです。写真をUPするのは・・・・・・こらえてあげます。

おかげで読書は進みます。配達とか雑用はしているので、治りにくいのかな。いつまでもグズグズしているわけにもいかないので、今日はとうとうお医者さんに行って強力な薬を頂いてきました。Y内科はお得意様でもあるんですが、この前の個展には来てくれなかったな・・・・・悪い患者に見込まれたな。

お客様に医者は多く、精神科から泌尿器科まで網羅している。最悪、金がないなら、家具で治療してもらえるかも。でも、そんなに医者にかかりたくないしな。どちらかというと、鍼灸師、祈祷師、太夫さん、狸の油が好きだしな。

Dsc_0032 先日作った、靴べらの取り付けの模様です。椿の細い枝を使っています。

ここが、市販の金具だと淋しいでしょう。

Dsc_002435_2  椿のペグ。取り付けに5ミリのドリルが必要なのが難です。


個展終わり。

自宅での個展と言っても、やはり疲れるな。本日はほとんどお客さんは来ず。近所で陶芸をしているMさんが山歩きの帰りに寄ったくらいだ。暇なんで、前の道でオートバイを洗車していた。早めに配達の段取りをしたり。普通、最終日は割合売れるのにな。みんな、購入意欲がなくなったんだろうな。不況の影は最終日に出たな~。

Dsc_001766 でも、今回の個展、まずは成功で、今度の名古屋のグループ展で、豪遊は出来ないけど、居酒屋で一杯は可能だ。

こんなご時世ですから、お勉強はしましたが、精根傾けた高杯が売れたのは嬉しかったな。ちょっと自信がつきました。Kさん有難うございました。

モモの後ろの座卓も売れたよ。何でもいつかは出ていくな。いつも思うけど、お客さんが御代だけ置いていったらいいのにな。そうもいくまいが。

そんなことで、今日はHさんと「駅前酒場」で打ち上げをするので、会場を空けたまま、ブログを早めに仕上げました。


個展三日目

Dsc_000558 昨日は、お客さんもわりあい沢山来ました。

土曜日だったので、地元のお得意様に誘われて、6人で山中の居酒屋「やまぶき」に行ってきました。

Dsc_000866 ここの、カツオは、いつも旨いですが、いつお客さんが来るかわからないのによく仕入れるな。トマトも絶品じゃ。

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海老フライを頼むと土佐ジローのゆで卵が付いていました。よくわからない取り合わせですが、すべて平らげました。ビジュアル的にもユニークです。

Dsc_0017 全員ラーメンかうどんで〆ました。

Dsc_002088 皆さん、よく飲み(ビール、焼酎とは別に、濁り酒を一升空にしました)食い、飲まなかった奥さまの運転で帰りましたが、私はいつものように車でキャンピング。もの好きじゃ。

朝はゆっくり寝て、7時に出発。個展期間中のキャンプは初めてだ。

酔狂したせいか、本日の販売は好調で何とか目標に届きそうだ。

明日一日頑張るぞ!!


今日から個展です。

今日から、自社ショールームで個展です。見る人も少ないので、母親の生けた花を紹介します。

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お客さんは少なかったのですが、開店前と閉店直後にお得意様がきて、何とか初日の売上を恰好がつくようにしてくれました。有難いこっちゃ。

明日は、一杯お客さんの入っている映像をUPしたいですが、そりゃ無理やな。今日もショールームの外では近所の婆さん達が、入れ歯の話題で盛り上がっていました。

Dsc_0032 モモも待っていますよ。


今日も更新するかな。

Dsc_0011 靴べらの壁への設置の方法を考えていました。

  1. Aのように専用受具を設置する→野暮ったいが実用性は悪くない。

Bはシンプルですっきりしている。あまりオシャレとは言えないかも。

Cは柄に小さな穴を開けて革ひもを通す。

BかCだと思いましたが、今回はBでいきます。L型金具を買ってきましたが、壁にドリルで穴を開けて、木のピンを埋め込むのがカッコいいと思います。お客さんはドリルもってなけどな。

今回、Cを実際にやってみなったことが悔やまれます。一番オシャレかも。

たった6本の靴べらに商品開発してどうすんじゃい!まあ、こんなことに時間はかけません。

昨日、更新したHP→通い盆 モバイル文机


木の靴べら

昨夜は、高級居酒屋で、当社のお得意様のK社長に御馳走になった。こういうのは、貧乏木工家の役得やね。しかし、どうも場末の赤ちょうちんに慣れ親しんでいる者には、居心地が悪く、遠慮もあって・・・・・・・いっぱい飲みました。

6時から飲み始めて、社長と別れて、一人で「ノア」に顔を出して家に帰ったのは2時だったような。明日はまた6時から花見だ。

Dsc_0036 お得意様から靴べらを頼まれた。このところやる気がないし、二日酔いなんで、ちょっと、新しいことにチャレンジする。

椿の木を半割にして作る。椿なら柄を相当細くできる。

作り始めると、もとよりそのまま請求するつもりはないが、面倒で「こりゃー高くつくわ」

しかし、そこはプロ、3本目に取り掛かると、ツボが分かってきて、意外に商売になるかも。

Dsc_0044 普通の板材でもできるかもしれない。柄の部分に旋盤が使えたら楽だな。

しかし、どうも本格的な革靴に縁のない私は、ちょっとピンとこないのである。

でも、違いのわかるビジネスマンが、匠の技なる靴べらでピカピカの革靴をセットし、今日の戦場に出発する。クゥ~!イイカモ、イイカモ。


反省点。

Dsc_0040 普通の人は、何のことかわからないと思いますが、文机の脚が天板に4枚の貫通ホゾで組まれています。

これがちょっと失敗でした。5枚は必要ないと4枚にしたのですが、強度的には問題ないのでしょうが、見た目、どうも間延びした印象です。

結局、正直なところ5枚は面倒だったのです。ア~、手抜きはいけません。反省。

全体の手間から見れば、微々たる労力です。アリ組みの組み手の数も、手間を考えて決めてはいけません。一番いいバランスの数にしなくてはなりません。

16年もやっていても、なかなか学習は尽きないものですね。Dsc_0051

これは、使い切った漆のチューブを解体して、残った漆を取り出しているところです。

お頭を切り離して、胴体は背開きにして立てます。これで殆ど無駄なく回収できます。

漆は粘度があるようで、水のようにサラサラしています。刷毛で塗るのにも、拭き漆で伸ばすにも、拭き取るのも非常に作業性がいいです。あまり知られていませんが、これが漆が優秀な塗料である一つの理由です。


脚のデザイン

実際は、本日から漆塗りに入ってるんですが、

Dsc_0031 文机の脚の形はこうなりました。何気ないようで、実は末広がり、写真の末すぼまり、それに、それぞれに円弧状のふくらみを持たしたもの、カットの入ったもの2種。計6種類を試しました。

このような、カットは仏法臭いと言って嫌う人もいますし、確かにない方が素朴で力強いかもしれません。ただ、あまりにも素朴でありすぎるので、そこに意匠を注入するのは業師としては意義のあることだと考えます。

ずーっと、素朴でいるより次のステップアップにつながるというか、虎穴に入らずんば虎子を得ず・・・・・ちょっと違うか。まあ、失敗すればぶち壊しになりますのであながち大げさではないです。

でも、お客様がきて

「これ貰うわ。でもカットなしで仕上げて」

とおっしゃったら、当然・・・・

「御意!私もかねがね、何もしない方がいいと思ってたんです」

と言うでしょうけど。

12 左は角が腐っていましたの接ぎ木しました。木目は見事に合ってますが、色が違いました。

右はカミキリムシの穴に埋木しました。普段は楕円にしますが、初めて四角にしました。これもいいな。

どちらも、鋸目の傷も付けるという凝りようです。

初めて、Photoshop Elementsで組写真に挑戦してみました。


先に材料ありき。

次は何を作ろうかな、やる気が今一起らんな・・・・・・という時に、銘木屋の岡崎木材さんが以前より頼んでいた材を持ってきてくれた。

ケヤキの薄板で反ってカップが出来たものだ。薄板は、厚い盤を所定の厚みに挽き直したり、虫食いなどの傷を取ろうと、少しずつ薄くしていく時に出ます。そのまま器にするのもいいですが、今回のはちょっと反りが少ないので、文机を作ることにした。幅が45㎝位のを2枚頂いたので、2台作ります。脚やら貫は在庫の中から見つけた。ストックがものをいいます。

Dsc_0011 天板は厚みが1㎝位ですが、65キロの重しを載せても大丈夫でした。俺のことさ。

鋸目を削ってしまったら本当に薄くなるので、このまま漆を塗ります。

こんな材料使う奴はそういないだろうな。ここだけの話、これが案外売れるんよ。ヒッヒッヒ。

でも、軽くて強度は十分なんで案外実用的なんです。

Dsc_000255 この天板にホゾ穴を開けるのには、ヘグナーの糸鋸がいいようです。反ってる上に厚みも一定でないので、表裏から墨付けするのは困難です。

ルータマシンも試しました。RAO-151のバルブを絞ってヘッドをゆっくり降ろすと穴が開き、そのまま加工できます。定番も広くていいのですが、所詮角は丸い。

角をノミでさらうには、一か所に2回、ハンマーを打ちおろさなくてはならない。四隅で8回、表裏で16回、天板8穴と脚6穴で224回、2台で448回。糸鋸作業も楽ではないが、今のところ一番いいようです。

丸鋸だとすぐですが、糸鋸で指を切断するには、余程忍耐が要りますし。ね。念のため補足すると、糸鋸は比較的安全なんですね。


シェーカーラック

久々に、シェーカラックを作りました。タオルや洗濯物をかけたり、作業の補助に使うものです。形がシンプルで面白いので数年前に試しに3台作りました。売れないと思っていたら、意外に人気でした。ただ、作るのに”意外に”手間がかかります。金儲けは、うまくいかんの~。Dsc_0008

前回は、手持ちの材料の都合で、アレンジして作りましたが、今度のは藤門弘さんの「シェーカー家具」に出ている資料にほぼ忠実に作りました。

なかなかいいわ。でも、著作権はどうなるんじゃろか?カエデを使いましたが、実際は松が使われることが多いそうです。

Dsc_000633 シェーカの家具は無駄を削ぎ落とした機能的なデザインなんですが、まったく無駄だらけに見える、李朝家具と不思議に共通点を感じます。

材がやや薄いのが似ていますが、どちらも面白く、人間味が豊かだと思います。奥深い所に遊び心があるというか。

私の作る洋家具はシェーカーを手本にしたものが多いです。

*木の芽どきは、やっぱり体調がすぐれんですな~。去年のブログをみると同じ状況のようです。まあ、今はそうも言ってられんけど。