スピンドルを挽く

一昨日の晩、オークションの茶道具入札の最終日だったが、「やまぶき」出掛けてしまい、朝チェックしたら、殆どの品物が高値更新、他人に落札されていた。しかも、俺の入札額のちょっと上。

やっぱり、オークションも真面目にやらないと・・・でも、そんなことをしていると、本業がおろそかになってしまうので、これでいいのかも。オークションは面倒だし、材木の競りと同じで体力を消耗します。

Dsc_0017j

例によって、椅子の背もたれのスピンドルを挽いていました。山桜の60センチはビヨンビヨン振動するので、うまく挽けず、いつも鉋で修正していましたが、今回は上出来です。上達したのか、材が素直だったのか?

しかし、危険な刃物を使うので、非常に疲れます。また、これだけ長いと、数分で仕上げるのは無理です。

Dsc_0012k

半分挽いて、この位の屑が出ます。殆どオガ屑にする作業が木工と言えるでしょう。

Dsc_0014k

スピンドルの作業にも、変速は有効です。2000回転と3000回転を使います。

しかし、先のベンチと同じ太さに挽いたのですが、どうも、片肘の椅子には太過ぎて、形状を工夫するか、細くするか、どちらにしても、もう一度挽き直さなければならないことが分かりました。

難儀なことですが、本体のデザインが大体決まったので、気分的には楽です。また、一からやり直すわけではないので、そんなに手間はとらないと思います。

今回は、予算もデザインもおまかせだから、のびのび仕事が出来ます。まあ、いつもそうですけど。いいお客さんばかりで有難いです。きっと、普段の行いが良いからでしょう。


落語を聞く

今日は、午後から落語を聞いた。私のお客様でもあった近所の奥様が今年亡くなり、彼女が贔屓にしていた落語家を呼んでの追悼の会でした。

Dsc_0003j

土佐和紙工芸村の移築した民家で行われました。

Dsc_0005g

この着物では、あわて者が酒屋の主人に世辞の言い方を習って、実行する話でした。

枕が結構長くて、面白かったです。

Dsc_0011j

次は、見ていた夢を、女房に問い詰められて・・・・・・。というお話でした。若干30歳なのになかなかお上手でした。でも、噺家は若いってことは、ハンディーだよな。若い人は、若い人なりの落語の道を探して下さい。

実は、生の落語は大昔に見たきりですが、カセットやCDで相当聞いています。しかし、本題に入るときに、羽織を脱ぐのを初めて知りました。

Dsc_0023l

これは、昨夜の「やまぶき」の店内。私の住んでる世界も、落語みたいなものかもしれません。


バイカー達

突然ですが「素晴らしい世界の旅」第3弾です。

Img_0001_edited1

スポーツカーに乗りたいとは思わないけれど、バイクは今でも心ときめく存在です。

写真は20数年前のもので、パリ・ダカールラリーが盛り上がっていた頃。スペインのアルへシラスから、ジブラルタル海峡を渡って、モロッコのセウタに向かうフェリーに乗り込む冒険野郎達です。スペアタイヤを積んでいるところからすると、1年以上の旅だろうな。

上陸前に、現地情報を仕入れています・・・・ということは、フランス人でしょうね。北アフリカの人は殆ど英語が話せません。

ところで、ラリー関係者によると、ダカールに無事ゴールしたら「白・黒・まっ茶」とやり放題だそうです。意味は分かりません。すみません話が下品で。

Img

これは、10数年前の写真です。メキシコかガテマラのドライブインだったと思います。タンデム(二人乗り)なんですが、二人はどういう関係か、わかります?

お熱い新婚カップル・・・ビー! 土俵(意表)を突いてレズビアン?・・・・バイカーはやっぱり下品ですね。

正解は、金髪のお母さんと小学校に上がる前位の息子でした。カッコ良かったですよ~。どうやら、旦那と別れて、息子を強く育てたいって感じでした。まさか、フィンランドから陸路で来たんじゃ~ないだろうな。

ベースはHONDAだけど、先のビンボーライダーと比べると、改造も洗練されていて、お金持って感じでした。シュラフも積んでいるようですが、おそらくホテル泊りでしょうね。治安も悪いしな。安宿だと、朝起きるとバイクはないと思います。

もう、バイクで海外ツーリングの若さはありませんが、ハイエースで中国やシルクロードを3年位かけて旅してみたいです。


ベンチ出来ました。

Dsc_0004j 

なんだか、妙に気に入りません。実用のものなのか、オブジェなのか、ちょっと中途半端な気がします。

座面も彫り込みがなくフラットなんですが、ベンチはごく、シンプルにいこうと考えていましたから。

Dsc_0009k

バックが、やや弓なりに反っているのも、あまり効果をあげているとは思えません。可もなく不可もなくというところでしょうか。こんなこともあります。何事も勉強です。

片肘付きの椅子2脚は、わりと凝ったデザインにするつもりです。それが出来たら、センターテーブルの形状を考える予定です。

一人でやっていると、重いものはつらいです。


忙しかった昨日

普段は、のんべんだらりと仕事をして、日が暮れたら酒飲んで寝るだけの、退屈な毎日を送っている木工家ですが、昨日は忙しかった。

Dsc_0041 

まず、「やまぶき」を3時半に出発し海に向かう。波が良さそうです。5時の雲が美しかったので撮影しました。

Dsc_0045k_2

サギ達も朝食の時間です。

Dsc_0051

5時半の波。急いで着替えて海に入るも、このようなセットは終了していた。波乗りをする人ならわかると思うけど、この方は、テイクオフが遅れて完全にパーリングの態勢です。

8時半には海から上がり、11時に帰宅。

Dsc_0063k

昼寝をした後、3時より、1時間のドライブで昔の診療所を別宅にリニューアルするというお宅を訪問。ダイニングテーブルの発注ですが、なんでも相談にのります。

板の間は幅が一間しかないので、流石にテーブルを置くと窮屈だ。手前の畳一列を板の間にしたらどうかと提案しました。ひとんちのことなら何でも言えます。

Dsc_0069_3

屋根もいい味出しています。

この後、古い家具や長持ちを拝見して、廃棄するもの、解体して利用するもの等、選別をしました。昔の長持ちは、全部1枚板で出来ており、びっくりしました。

Dsc_0074j

帰宅中、出張のため、めずらしく持ち歩いていた携帯が鳴り 「7時からそばパーティーをやるき、きいや~。若い娘もおるぞね」とお得意様から誘いを受ける。

今年は、土佐弁OKちや。

Dsc_0080h

これは、ソバガキのぜんざい。酒のアテになります。「若い娘」は平均年齢60歳を大分越えていて、だまされた。

Dsc_0100_2

私の椅子も、3年でいい艶が出ています。この赤いパンツのお嬢様も、結構なお年でした。

普段、セーブしているので、タダ酒はついつい飲み過ぎてしまいます。でも、自転車で出かけたのでホドホドにしました。

盛り沢山の一日でした。


ベンチの仮組

最近、ネットのお客様が増えたので、(たまたまだったのかな?) まだ息のあるうちに、大枚はたいて、本格的なSEO対策をすることにしました。どうなることやら・・・とりあえず1年の契約です。

Dsc_00236

背もたれの仮組をしてみました。片側からはめてゆくのですが、これだけあると、こっちをはめると、あっちが飛び出す、てな具合に、なかなか難しいです。

まあ、大きなミスもないようで、一安心です。

スッキリ見せるために、スピンドルの形状や太さ、間隔は何度もテストされています。ちなみに、先端部の直径は10㎜です。


酒飲んでるばかりじゃ、ありません。

今日はカメラマンの友達が、壊れた椅子を持ってきたので、金属製の脚の部分の溶接をしてあげました。

代わりに、写真の修整の仕方を習いました。しかし、私の写真術も、最近は、まあまあの領域にあるそうです。

Dsc_0020l

現在、幅1間のベンチを製作中です。材は栗、スピンドルは山桜です。今回は、座板を剥ぎ合わす前に、必要な穴を全部あけてしまいました。こうすると、ボール盤で正確な加工が出来るんですが、一長一短ですね。ちょっと、失敗しました。

背もたれがややラウンドしています。面倒でした。

この注文は、低いウィンザー型のリビングセットで、片肘付きの椅子×2、センターテーブル、ベンチの豪華4点セットです。今年の大作になりそうです。ボチボチUPしてゆきます。

でも、腰が痛いので重いのは憂鬱です。


居酒屋「大吉」

どうも最近“食べログ”になってきて、自分でも食傷気味なんですが「毒も食らわば皿まで」と言いますので、やけくそUPしときます。すまんね~、mrkさん。

昨夜は、東京から親戚が帰省したので「大吉」にご案内した。ここは、場末の居酒屋より値段は高めだが、そのコストパホーマンスは高知市の中でもダントツ1位と思う。メニューも豊富なので、県外からの最初のお客様はここにお連れすることが多い。

Dsc_0080

名物いか団子。新鮮なので跳ねまわっております。土曜日だったせいか、ウナギの寝床みたいな店舗の1階から3階まで客がビッシリでした。

しかし、不況の影響か”絶対並ばない高知県人も並ぶ「大吉」”でしたが、最近並んでいるのを見たことがありません。

Dsc_00832

地物の清水サバです。やっぱり量販店のものとはモチモチ感が違います。これなら関サバと比べても遜色ありません。

Dsc_008425

鯨の尾の身です。マグロの大トロ並みのお値段ですが、おごりなので遠慮なく注文させていただきました。旨い!!

Dsc_0086

チチコです。カツオの心臓です。このように流行っている店だから出せる品で、すぐ生臭くなって食べられなくなります。

Dsc_0088

お薦めの川のりの天ぷら。河口付近に生えるので、やっぱり海の香りがします。

この後、2軒梯子したので今日は二日酔いでした。最近酒量を減らしているので、まあいいかな。

Dsc_0079k

「大吉」のすぐ東のカラオケ屋のロゴは、20年近く前に私がデザインしたもの。良く残っているな。オリジナルの版下は白黒で、これは看板屋さんが勝手に作っていますが、まあ、いい感じです。


金曜の夜から土曜の朝

今日のブログは、ありのままをダラダラ書いていくだけで、面白くないと思います。

Dsc_0020j

昨夜は、キャンピングカーで行く森の居酒屋 「やまぶき」でした。見よ!この超弩級のカツオを!

Dsc_00124

ぼつぼつ蛍も飛び始めています。ガードレールにカメラを載せて、露光20秒で、さらにパソコンで処理をしてこの程度。今度、本格的に撮ってみよう。

Dsc_0032

それがよ、ちょっと右翼系のオジサンがライブハウス並みの大音量でカラオケをやっていて、閉口した。知らない歌でもなんでも歌うし、超音痴。最後はアニメや子供番組の主題歌ばかり。

Dsc_0035

まあ、「赤影」は懐かしかったがな。手持無沙汰なので、モニターを撮影する・・・・俺も1曲歌ったけど。

頭にきて、早々に退散。と言っても2時間はいたかな。こんな日もあります。

最近は「やまぶき」から直接、海に向かうことも多い。入野松原の居酒屋で飲んで夜を明かす方が楽だけれど、圧倒的に料理が旨いからな。今朝、4時半に出発。すでに明るく、1時間遅かった。

Dsc_00636

大分、サーファーも増えてきました。

Dsc_0065

波待ちの図。アホみたいやね。「波はまだか~。どこ行ったんや~?」

Dsc_00742

ほんでも、気長に待ってると、この位のセットは入ります。写真写すのも大変よ!

浜に設置してあるテーブルとか修理して、お昼には帰り着きました。

今週のホリデエイはこれで終わり。でも、今夜は帯屋町の「大吉」で飲み会だ。


湖池屋のポテチ

今日は、珍しくB級グルメの話です。だから、著しく盛り上がりに欠くと思います。ごめんなさい。

Dsc_0002l

学生時代、山口県出身の友達に「ポテチは幌馬車マークの湖池屋よ!」と言われました。もう、32年前の話です。当時は透明な袋に入ってましたね。

食べてみると、確かに美味しいです。あまり、広告を見かけない分、商品そのものに金がかかっているんでしょう。たまに、コイケヤの商品を置いてない量販店がありますが、そういう店は信用しません。

コーン関係は「ドリトス」もいけると思います。

でも、ポテチは半分で止めようとしても、どうしても全部食ってしまうから、なるべく買わないようにしています。

*山口県人とは、薩長土連盟こともありますが、高知県人とは気が合うようです。山口では「すごい」「非常に」という言葉を「ブリ」と言います。その上は「マブリ」と言うそうです。そして、最上級は「サデクリ」です。

「サデクリ感動したっちゃ!」なんて使うんですが、「サデクリ」はその性格上、一生に3回ぐらいしか使えないそうです。