天然ウナギ

先日、8時過ぎにプールから帰って、普段から置きっぱなしの携帯を何気なくチェック。O塾長からの履歴があった。早速、連絡すると「早く来い!」でした。

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「ウオー!滑りこみセーフ!」仁淀川に浸けた友達のはえ縄に70センチクラスがかかっていたそうです。もう、夫婦だけで食べるつもりでいたらしい。

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骨や肝で採っただしに、つけては焼き、つけては焼き。天然物はすごく縮むんですよ。

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焼けた~。君は本当にフォトジェニックな奴だな~!

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塾長は当然大きいのを。

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私は、ちょっと遠慮して尻尾を。もう養殖ウナギが食べられなくなります。どう違うかと言うと、天然物は普通に美味しいです。小さいのは川魚独特の味がしますが、大きくなるとそれもなくなるようです。

たったこれだけでも、十分幸せです。

落語で、かば焼きの匂いでご飯を食う話がありますが、モニターの前のあなたはさぞかしヨダレが出たことでしょう。

今夜は、まあ “養殖ウナギ” の出前でも取って下さい。


お客様は狸?

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昨日はデパートの外商部長のYさんが、お客様を連れて、打ち合わせに見えられた。先の名古屋での個展の荷物を降ろしたままで、散らかっていたショールームを急遽片付けた。

丁度いいタイミングでした。しかし、在庫が段々増えてないか?まあ、収納出来るうちはいいだろうけど。

とうとう倒産かと思っていた矢先、注文がボチボチ入った。中には上得意様からの依頼で、“犬の木彫り”を作ってくれというのもあって・・・・・・それは暇になってからにして下さい。

しかし、どうして注文が重なるのか?前にも書きましたが、入野松原に、明け方サーフィンに向かっていると、狸が沢山、しけている(挽かれている)朝がある。そんなものなのか?

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ところで、デパートの外商さんも、ほんのちょっと気にかけて頂ければ、はるばる遠くへ行商に出かけなくてもいいのにな。(まあ、好きでやってるんですが)

宝石や茶道具なんかを売るのに集中しているのか?私のような手駒をうまく使えば、高額商品も売りやすいと思うけどな。

家具にしても“ドレクセル”や“モリシゲ”なら右から左で簡単なんだろうな。

野に咲く一輪のヒナゲシのような私もたまには思いだして下さいね。


衣替え

本日は真面目に更新するつもりでしたが、複数(本当は2人)のお客様にメールをしたりして、消耗してしまいました。

この商売、「ネットでホイ!」てな具合に簡単ではないですね。礼は尽くさねばなりません。

部屋が、グチャグチャになりかけていたので、冬物衣料をしまって、夏物を出しました。薪ストーブ周りもキレイにして、大型加湿器も分解掃除しました。夕方の室温は25℃に達していました。

今日ぐらいが、夏だったら最高なんですがね。また過酷な夏に突入するのか・・・。その前に梅雨もあるしな。

腰が痛いけど、明日も重いものを持たなければなりません。


法隆寺の木工品

昨夜「やまぶき」で冷たい飲み物を飲んだせいか、夜中にお腹が痛くなった。そのまま4時起きで海に向うも、どうも体調がすぐれないので、すぐ引き返した。どうやらちょっと風邪気味のようだ。しかし、波乗りをしていれば、そのまま治っていたような。

今手がけている家具が割に大仕事なので、プレッシャーを感じているのかもしれない。

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本日は、ちょっとレベルの違う、法隆寺の木工品です。宝物館で係員がおしゃべりに夢中なので盗撮してきました。手付き鉢です。まだまだ朱色が見事です。サイドのラインは微妙にうねっております。

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これは、なんというんでしたっけ?曲面の部分のつながりは完璧とはいえないけれど、そこがまたしびれる所です。上手に作ることが、決して最上ではないことの見本です。

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”しあじしき”といいます。漢字は忘れました。私も以前にレプリカを作ったことがあります。

これらの木工品の特徴は、線の密度が濃いというか、10倍ぐらいの手間をかけて作っているのではないかということ。

それから、どれも非常にキュートです。大きさも板厚も程良いです。何百年もお坊さん(僧?)の無聊を慰めてきたことでしょう。

なかなか今の時代では製作出来ないかもしれませんね。

今日は体調不良のためこの辺で失礼します。やっぱり酒も飲みたいしな。


どうなんじゃろ?

一昨日、ホームページを見たお客様から電話で注文が来て、在庫の李朝3段飾棚が売れた。本日、梱包して発送した。実に珍しいことだ。

当社は、大そうなHPがあるのに、ネット世代と商品がマッチしてないせいか、殆ど注文がない。(チュ~のはチョッと嘘だけど)

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なかには、HPだけで、さばききれないオーダーをかかえている工房もあるようだ。(やっぱり商品はネット世代にピッタリのもの)

ここにきて、価格を見直して、ネットオンリーでやってみるか、という気もしています。しかし、それはデパートやギャラリーとの決別を意味するわけで、なかなか踏み切れないことです。

ただ、急速なネットの普及のせいで、デパートや本、テレビといった本来権威であったものが崩れてきています。

一昔前までは、工芸家にとって「家庭画報」に特集されれば、一つの到達点で、生涯注文は途切れることはない等と考えていましたが、今は私自身、立ち読みすることすらありません。「サライ」も見なくなりました。

逆の例ですが、単行本は、以前はヒットするしないにかかわらず、相当な内容でないと出版されませんでした。それが、パソコンと印刷機械の発達によって、僅かな利益でも見込めるものなら、お寂しい中身でも店頭に平積みされるようになりました。

アッ、今地震がありました。

無数のお笑い芸人の登場も、スポンサーに金がないのでしょうが、見方を変えれば、テレビというメディアの没落ともとれます。

しかし、これは私のような、しがない木工家にとって確かなゴール、成功、安泰はないことを意味します。難儀な世の中になったというか、面白くなるかもというか。

中途半端ですが、どんどん、大風呂敷になるのでこの辺で止めておきます。

世の中は本当に難しくなってゆくのに、政治家たちの状況は、お幼稚の桃組が大学の授業にでているようなものですね。


李朝3段飾棚

木工もしております。現在は壮大なスケールの製作に取り掛かっています。

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ご注文の3段の李朝飾棚出来ました。オリジナルより1段減って、幅も少し狭くなり、奥行きは逆に深くなるという、変則的なオーダーでした。

こういう場合、板厚の決定が難しいです。うんと薄くしても面白いのですが、無難に25ミリ→21ミリにしました。大きさの比率より、より薄くすることがポイントです。

仕上げは、素の状態を大事にしたいので、オイルを1回塗り、水研ぎし、乾燥後スチールウールで磨いています。

材料のホウは現在緑がかっていますが、だんだんと茶に変わってゆきます。

棚に飾るものをもうちょっと、工夫すべきです・・・・なかなか、そこまで手が回りません。茶碗蒸しがあるのは、ご愛嬌です。


二日酔いです。

昨夜は、一軒で止めておけばいいものを、3軒梯子したので、気分がすぐれません。でも、こういう日はデザインを練ったり、それなりにすることはあります。

グルメネタがパンクしそうなのでバルブを開きます。今回は「やまぶき」から。

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これは、鯨肉です。懐かしい香りがたまりません。どういうルートからの入手かは聞いてはなりません。

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カツオとトビウオを春の木の芽も鮮やかに盛り付けてくれました。左端には、巻きずしをオマケしてくれています。

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京風に薄味で仕上げてみたそうです。居酒屋のレベルではありません。

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ウルメを酢で〆たもの。本来、超旨い魚ですが、足が速いので産地じゃないと食べられません。だから、干物にするんですね。

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お食事中、すみませんが、常連のテッチャンが連れてくるポチ。モモちゃんの次に可愛いです。最近、やっとなつきました。

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ポテサラを注文したら、野生の木クラゲやウド、フキなんかを付けてくれました。

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ワインを頼んだら、チーズを切らしてしまったのかチクワがのってきました。

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ハァ~。もう疲れてきました。二日酔いだからな。

ここからはO塾長編です。マテガイです。砂浜の穴に塩を入れると出てくる奴。高知にも小学生の頃にはいたんですが・・・・香川県の観音寺で採ってきたそうです。

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酒蒸しにしても、焼いてもいけます。

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いつもの鹿のロースト。今回は皿が豪華です・・・どうせ、箸で食べるんですけど。普通、ジビエ料理では3切れほどしか出てきませんが、3人でガツガツ平らげました。

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まあ、今日はこんなもんで〆とさせて頂きます。しんどいので、今夜は「やまぶき」にでも行って、軽くやるかな。

しかし“大食い”をやめたおかげで、体重は4キロ減って、60キロとなりました。体調もいいようです。


波乗りバライティー

日帰りの多かった海ですが、仕事もひと段落したので、久々にキャンプしてきました。

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土曜日、朝の波は上々でした。奇妙なテントは連休中のイベントの名残です。

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折れたアルメリックの板を修復してもらいました。しばらく乗れそうです。しかし、頭にきたので、オーストラリアに新しい板をオーダーしました。

専門的な話になりますが、どうも、ハワイ製のホームは脆弱な気がします。いままで5本ほど乗りましたが、どれもすぐ凹みます。この、アルメリックもたった3日でフットマークが付いています。後ろの激安ボードの方がずっと高品質です。

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伊野チームに新しい仲間が加わりました。柴犬のコースケです。お尻が可愛いです。顔はモモちゃんの方が美人だと思います。

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飼い主?のK太くん。後ピンでアニメの主人公のように撮れました。私の車に砂を撒き散らして大暴れ!

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でも、浜ヒルガオを生けてみたり、意外な側面が・・・・・。

昔、この葉っぱが“効く”とかで、みんなで煎じて飲んで大変なことになりました。

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恒例の夜の宴です。どろめ、チリメンジャコの生の状態です。ノレソレと違って、傷みが早いので、漁港の近くでないと、おいしくいただけません。

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チャンバラ貝。先っぽが剣みたいだから、この名があります。

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まだまだ、夜は七輪の火が恋しいです。

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サンシャイン大方の焼鳥、美味しかったな~!昨夜はS家との静かな宵となりました。キャンプには一番いい季節です。

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今朝も、まだ波は残っていて、昼までやって、お魚を買って帰途につきました。

もう、ヘトヘトです。でも、明日からまた頑張れそうです。


リフターテーブル

今日も、一般の方には縁のない、木工家専用のブログです。

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アリ組をする人にしかわからないと思いますが、組手の仮組、調整には本当に便利です。逆に、これがなかったら、相当いらつくと思います。

本日は、この李朝棚の仕上げをしていましたが、箱物の塗装も楽ちんです。私の工房の機械類では、ダントツ!コストパホーマンス NO.1だと思います。

この作業台がなかったら、木工はもう出来ないかもしれません。工房が広くて、それぞれの工程に専用の作業台があるような所は別ですが、個人で多品目作る人には最適です。

10年後には世界の木工家のスタンダードになるかもしれません。


ゴルゴ13

この3日間、ずっと半ズボンにTシャツです。このまま暑くなったら、もう脱ぐものがありません。

夕方、ルーターマシンで切削作業中、工房の扉が開いたままでした。後ろから、犬・モモちゃんが 「(散歩から)帰ったぞ!」 と私のふくらはぎをペロリとやりました。

ビックリして大声を上げると、叱られると思ったのか、すたこら逃げて行きました。

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木工家が、機械を使っているときは絶対に、舐めるのはもちろん、声をかけてもいけません。(まあ、そんな“機会”もないでしょが) 驚いて、機械を弾いたりすると、指全部もってかれることもあるんです。うちの両親なんかは何度教えても同じことをするんですが。

ゴルゴ13だったら、依頼主でさえ、後ろに立っただけでブッ飛ばされるんですよ。

機械の運転音が聞こえたら、仕事がひと段落するまで、お待ちください。私なんか根が続かないので、すぐすみます。