個展、無事終了しました。

004 昨日夕刻、富士山が見えております。

一昨日で個展は無事終了しました。まずまずの結果で満足しています。

以前、広告を出して即効性の効き目はなかった『銀花』の編集部の方が来て、いろいろ買って下さいました。営業活動というものは、どこで実を結ぶかわかりませんね。テレビ局のディレクターもおいでになり、定期的な個展の必要性を感じました。

また、つんぼ桟敷的な高知県の不況に比べ、東京もそれなりに深刻な不況であることを肌で感じました。高齢化とか、空洞化は都心にもあるんですね。

045 現在は別の知人の家に居候しています。リボンちゃんです。羊犬です。超おとなしいです。本当は早く帰りたいです。東京には飛行機でゆっくり来たいもんですね。しかし、そんな贅沢は出来ないしな。

来年の会場を物色して帰路につきます。


イラストレーターで

本日は午後からお客さんが来ません・・・・・が”夜のお付き合い”のお誘いの電話は沢山かかってきます・・・・・が、一応個展をしているので、それなりに疲れて電車に乗って「酒場放浪記」に出掛ける元気もないというのが、本当のところです。

033_2 で、急に下駄箱作りの続きになるんです。

高知で製作中の下駄箱は、鏡板に十字のスリットが入るデザインなんです。これは李朝の白磁の筆立てからヒントを得たというか、パクッたというか。

ここで難しいのはスリットの大きさや、数、配置の問題です。これはパソコンを活用するのが便利です。しかしパソコンソフトの”イラストレーター”を自由自在に使うには程遠い私です。

そこで、個展会場の主人というか、宿主がその方面のプロなのでササッとやってもらいました。

035_2 こんな感じになります。

高知に帰って、実物大にプリントアウトして、鏡板に写し取り、糸鋸で切り取ります。

流石にぶっつけ本番で加工するのではなく、1枚だけ仕上げて、扉に仮組みしてチェックします。

041 きちんと手順を踏んで画像を作れば、このようにマウスで引き戸をスライドさせることも出来ます。こりゃいいわ。

実は、この記事は昨日のものです。夕刻、急にお客さんがバタバタとやってきて、その後宴会に突入したのでUPするのが遅れました。


開催中です。

個展開催中です。歳のせいか、長距離ドライブの疲れか、風邪をひいたのか体調がすぐれません。商品が飛ぶように売れればすぐ治ると思います。002_5_3
初日は女優の”日色ともゑ”さんがいらっしゃって、景気付けにいろいろ買ってくれました。日色さんとは私が『時間ですよ』の子役をしていた頃からの付き合いで「ともちゃん」「きらりん」という仲です・・・・・というのはウソです。今でも公演で一年の殆どは旅の空だそうです。私も頑張らねば。

038_2 2年ぶりの東京で飲み会が目白押しです。それで疲れているのかもしれません。

014_2 でも、東京の食材は高知のようには美味しくないです。私にとって食べることが人生の大きな部分を占めていることがわかりました。

スーパーOKは凄く安いです。土鍋を買って帰ります。

045_2 群馬県のお客様のお土産の焼き饅頭にタレを塗るF嬢。刷毛が付属していました。これは美味しい。

ちょっと、美大の同窓会の様相を呈しておりまして、オメーら酒とか菓子を持ってくるんだったら家具買って帰れよな。

どうも、モバイルパソコンの接続がまた悪く、メールやブログが十分ではありませんが、よろしくお願いします。


明日から・・・・・

014 やって来ました、東京都。休憩も含めて12時間のドライブでした。フラフラじゃ。昨日、ETCの深夜割引のため、朝4時前に出発しました。

今日は会場の設営をしていました。1日余裕を見ていて良かったな。

024 会場のアプレットデザインの玄関前。昨日は子供アート教室をやっていました。

フル装備のママチャリが眩しいです。

明日からです。おいで下さい。


藪から棒に、

隣に住んでいる親爺が突然、
「2階を掃除していたら、亀の剥製が出てきた、ショールームに飾らんか。」
「ハァ~、そんなもん飾ったら、ますますお客さん来んやん。」
「いや、ウエルカメって流行っちゅーうらしいぞ。」
・・・・・・・・・本当に俺の親父なんだろうか?


旅の準備

18th_dm4 中野区の友人宅での個展、段々近づいて来ました。ちゅーか、明日積み込みをします。

12時間の運転はやっぱりしんどいじゃろーな。2年前の湘南より遠いぞ。

高速降りても、環八、下手したら2,3時間かかるとか。10キロそこそこなのにね。

Dsc_0011 荷造りは何度やってもかったるい。宇和島の梱包がそのままだから、随分と楽ですが。

考えてみれば、小さな“引っ越し”をしているようなものですから、仕方ないでのすが。

九州の「西岡大秦」さんなんかは、クレーンが要るような家具を作っていますから、個展は5年に一度のイベントだそうです。最近は、助っ人の村人に声をかけても蜘蛛の子を散らすようにいなくなるのだとか。

ところで、今回は友人宅だからいいようなものの、都会は自家用車で乗り込むには不向きだと思います。でも、やるしかないのだ。プロだもの。


日本人に生まれて良かった。

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小川哲男先生の徳利と夏茶碗を買った。冬なのにな。

手のひらにすっぽりと収まるサイズで可愛いです。たっぷり1合は入ります。小さい徳利もいいもんだな。

Dsc_0028 早速、使ってみました。小川先生の杯も、私の持っている猪口もでかいので、ベトナムで買った骨董と合わせてみました。大きさ的には丁度いいです。

奥の小皿も先生の作で、スポンサーに頂いたものです。堂々とした作りで、とても使い易いです。

”膳は”恥ずかしながら私の作。こうして一杯やっていると、木工家もなかなかいい職業だと思えてきます。


ボンジョビ・ヌーボー

今日も、一般の人にはつまらない木工の話です。

昨日は、O塾長から先週殺傷したばかりの、青首(カモの一種)をやるから、ボンジョビ・ヌーボーを買って来いと連絡があった。売り場に行くと、美味くもないのにやたら高いので、普通の赤を買って行ったら怒られた。フランス人じゃないのにな。日本人は新酒じゃろーが。

昔、スペインを旅行中、デパートで日本フェアーをやっていて「大関」のカップ酒を買ったら味が変わっていて、飲めんかった。そこまでじゃないにしてもな・・・・。カナダのスーパーで買った、北米で作っている「月桂冠」は、水がいいのか滅茶美味かったですが。現地の人にも人気みたいでした。

ところで、その量販店で「ボンジョビ・ヌーボーありませんか?」というと、レジのおばさんが他の店員に「ボジョレーの所に案内してあげて」と修正していたのは、ちょっと恥ずかしかった。

Dsc_0070 売るほどあるハタガネも2mクラスとなると、こんだけしかない。大物には、やはり手前の”ソマックス”が有効です。重過ぎるのが欠点ですが。

中央のものは、懐が深過ぎて、用途が違うのかもしれません。使うには剛性がないので工夫が必要です。

Dsc_0075 私の場合、締めつけた後、すぐに取り外します。どうしても板が内側に凹むので、そのままでは歪んだまま固まってしまいます。

あり組は、気持ち緩いくらいにしておかないと、接着剤を付けた本番で「往生しまっせ!」

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先日の薄板はこのように使います。一般の人にはわからないと思いますが。ホゾ先の出っ張りを避けるためです。

簡単に見えて、あちこち小技が使えるようになるのに10年はかかります。それでか”箱物”するには師匠に就いた方がいいと言われます。

政治家に就くのが一番かも・・・・・・・・座布団3枚!


止めの加工

今日は、変な日だった。忙しいのにお客さんが2組も来た。年間、数えるくらいの人数しか来ないのに不思議だ。夜も明けきらぬうち、中村に波乗りに行く途中、沢山の狸が、しけている(轢かれている)日があるけど、そういう日かな。

Dsc_0001 止めの加工は、普通ノコギリでやるんでしょうが、私は不器用なのかいつまでたっても上手く出来ません。ので、治具を作ってトリーマーでやります。

Dsc_0005 こんな感じに出来ます。取り切らなかった部分は、アサリのないノコギリで落とします。

Dsc_0018 ほぼ、完璧です。締めると隙間はなくなります。それなりに、やり方はあるもんですね。

Dsc_0007 仮組したら、相当デカイです。こりゃ~1週間じゃ無理じゃろう。

ちゅ~か、この材料はもう殆ど使ってしまって後がないので、慌ててやって失敗したら大変じゃ。

Dsc_0042 解体して、引き戸の溝を入れましたが、この作業も「アリャ??」ってな具合に失敗したら一切終わりなので、慎重に慎重に進めていきます。

木工のこういうところは厭だな。


下駄箱作り。

下駄箱作り、始まっています。

Dsc_0041 これは、アリ組のオスを作るためのルーター治具です。薄いベニヤ板は組み立ての時使います。

Dsc_0044 両テーブルスライド丸鋸と糸鋸があれば、治具はすぐ出来ます。なんでも道具が仕事をします。

ところで、このヘグナーの糸鋸、一番懐の深いタイプに買い替えたいんですが、こいつを買ってくれる方いませんかね。メールお待ちしています。

Dsc_0047 幅が1800もあるんで、必殺“階段落とし”で加工します。ルーターを使った作業はいつも緊張します。慣れた時が危ないですね。

Dsc_0060 階段はワヤクチャになります。

Dsc_0076 このように綺麗に仕上がります。まあ、本当はそんなに簡単じゃ~ないんですけど。(正直に言うと簡単です)

Dsc_0077 グサッと入ります。恐ろしく丈夫ですし、手間のかかる分、駄賃は貰えます。メスはバンドソーと糸鋸を使います。他にもやり方はいろいろあります。

一週間で作る予定でしたが、施主様に「樹齢200年の木にいい加減な仕事は出来ない」とか「急いでやって、俺の指が何本か落ちてもええんかい?」とやさしく言うと「時間かかってもいいから、納得のいく仕事をして下さい」としおらしく仰いました。うちのお客さんはいい人ばかりです。

スムーズに進めば、納期に間に合うかも知れません。しかし、東京の個展の用意もあるからな。