夏の御馳走。

昨日、北川村で行われた「龍馬と東部(高知県)の志士たち」という講演を聞いた帰り、ホテル「なはり」の鮪懐石”夏”を御馳走になった。講演は、維新回天の本はだいぶ読んだので物足りなかったけど、まずまずか。

映像を見ても、腹の足しにならなくてすいません。でも、写真はよく撮れてる。

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前菜、魚介と野菜のジュレ。ジャン・ジュネなら知ってるけど。

Dsc_0011_2 お造りと煮物など。かぼちゃは堅めでうまかった。

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鮪とトマトの変わりソウメン。

Dsc_00153 Dsc_0018にぎりはいつも付きます。

お品書きにはなかったけど、”南”のやや濁り酒。Dsc_0016

長白鮪、ズッキーニ、茄子のパン粉焼き。Dsc_0024

デザートの三つ豆。

全部じゃないですが紹介しました。夏用のメニューですが、気候もまだ涼しく、冷製のものが多かったので、熱燗をガンガンやりながら頂きました。懐石って本来、飲みまくるもんですよね。

最後はコーヒーで〆て幸せ。でも今日はちょっと二日酔いです。


モノ造り、異業種交流。

名古屋からの帰り道、宇治の平等院に寄ってから、京都在住の鍛鉄作家の“高橋正治”さんを訪ねた。

彼が6,7年ほど前、高知大丸で個展をしてからの付き合いで、お互いに酒飲みであることと、製作に妙なこだわりがないところが、気の合う部分でしょうか・・・・・ね。

別荘地?の一角にあるアトリエ兼住居にお邪魔して、泊めてもらうことに。高橋さんは、夜の街とは違って、割合早く就眠され、奥さんが相手をしてくれました。すいませんでした。

Dsc_0108 製作の中心となるエアハンマー。足元のバーでコントロールします。基礎の部分には深さ2mくらいまでコンクリートが埋まっているそうです。

Dsc_0112 スルメを延ばすなんてわけないです。木の杭は、衝撃を吸収するためか。

ちなみに、杭打ち機には、緩衝材としてカシの丸太の輪切りを使います。

Dsc_0114 高橋さんはこのような小さなものから、店舗外装、インテリアまで幅広く手掛けています。

なかなか、お互い簡単には、飯は食えないよね。

翌日、すぐ近所のガラス作家”荒川尚也”さんを紹介してくれるというので待っていましたが、工房の新人の歓迎会で明け方まで飲んでいたらしく、出発の昼になってもお目覚めになりませんでした。私もこの方のコップは宴会用に揃えています。またの機会にお願いします。

やっぱり、男は旅に出んといかんね~。でも、泊める方は迷惑じゃろーな。


やっぱり田舎はいいわ。

土曜はめずらしく展示場にお客様がみえられたので、午後より入野松原に出発。しばらく留守にしていたのでモモも同伴だ。

Dsc_0067 波は上等でしたよ。これは日曜の朝。

Dsc_0145_2 ケーソンを作る型をタグボートが曳いています。ケーソンは中空で、海水を入れて沈めるのだそうです。

Dsc_0055_3 思ったよりメンバーが集まり夜の宴が始まりました。空気が乾いてハワイみたい。

Dsc_0032 イトヨリの香草焼き。このシチュエーションとお天気なら何でも美味しいです。

Dsc_0015  どうしても、肉を食いたい人がいますが、やっぱり高血圧の持ち主です。彼の健康を考えて全員でいただきました。

Dsc_00233 モモは「魚より牛肉が食いたい」と、成行きに全神経を集中しています。

Dsc_0152 最後は、エメラルド色に輝いていた、白浜ポイント。帰り道で撮影。ここは岩があるけど、たまにいい波が立ちます。

あ~!やっぱり田舎はいいわ。落ち着くわ。


平等院鳳凰堂

名古屋からの帰りに、宇治の平等院に寄りました。本尊阿弥陀如来座像と壁に掛っている飛天を見るためです。

Dsc_0085_2  鳳凰堂は10円硬貨でおなじみです。両翼は貴族が酒でも飲むのかと思っていましたが、階段もなく、廊下もなく独立した建物です。楽士が梯子をかけて登ったとも言われています。2階は天井が低く背が立ちません。

まあ、どちらにしてもこの世の建物とは思えません。

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正面の対岸から、御本尊の顔が拝めます。

Dsc_0061 建物のあちこちには、木工の参考になりそうな意匠が見られます。

Dsc_0091 これは、1万円札に印刷されている有難い鳳凰ですぞ。

資料館も充実していて、52体の飛天も大変面白かったです。(現在は雲中供養菩薩像と呼ばれる)

すぐそばを流れる宇治川は、ダムの直下にも関わらず堂々とした流れで、驚きました。陰陽師的には、鳳凰堂の成り立ちとかかわりがあるのでしょう。

次回訪れた時は、そのあたりもふまえて、周辺もゆっくり散策してみたいです。


名古屋まとめ。

名古屋初日は、早く着いたので、搬入の前に名古屋城を見学しました。Dsc_0002

でかいです。残念ながら建物は大戦で焼けてしまったためオリジナルではありません。

Dsc_0012 内部の資料館に展示されていた鍔。今年撮影したワラビのモチーフが使われています。

Dsc_0023 この石は加藤清正が上に乗って「ワッセワッセ!!」と運ばせたと聞いていましたが、史実とは違うそうです。

Dsc_0033 肝心の展示販売会はこんな様子です。

Dsc_0042 手羽先の唐揚げで有名な「世界の山ちゃん」飲みに行きました。

Dsc_0050 皆さん幸せそうな顔をしています。

ビールピッチャーは久々に見ました。飲み放題¥3000は安いです。

でも、来年来る時には、もっと研究してディープな世界を目指したいです。


名古屋スーパーカー事情

長かった 大規模グループ展も昨日でやっと終わりました。今日は積み込みや、片づけをしていました。都会の激安ウィークリーマンションの生活は、田舎でのびのび暮らしているものにとって苦痛でした。今回、仕事はパッとしなかったけど、来年の春、今度は名古屋で個展をすることが決まりました。やれやれ。これが唯一の収穫。

明日から、甲賀、奈良や京都に寄り道しながら帰ります。これは、営業を兼ねているのですが、本当は一目散に帰りたいです。疲れました。でも、田舎に行けば回復するかも。

ところで、名古屋は流石「車の街」です。3台に1台はスーパーカーです。本当です。下が証拠写真です。Dsc_00570001

奥に止まっているのが私のハイエースで、手前はランボルギーニです。この車、後ろ半分はエンジンで“エンジンを運ぶトラック”と思って間違いありません。

交差点では、ゾウリムシみたいなフェラーリがピョコピョコ跳ねながら、右折していく光景がよく見られます。


名古屋にて。

名古屋に来て6日が経ちました。実は、やや体調を崩しておりまして、風邪気味です。

なにしろ、最初の2日は夏の暑さで、それからは冷え込みました。しかも、会場と外の温度差も大きかったです。慣れない土地で、しかも都会というのはいけません。

初日、搬入が終わったあとの夕刻は暑くて、なんか東南アジアに旅したようで、ハイな気分になっておりましたが、大きな車で移動、駐車するたびに懐が寂しくなっていくのは悲しいです。居酒屋は高くて不味いし。

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とはいっても、串焼き屋それなりにおつな味です。名古屋の話は帰宅してからおいおい書きます。


初夏の味覚

2週間ほどUPが遅れました。正確には春の味覚でしょうか。

Dsc_011633 山菜の天ぷら。芋もあるけど。

Dsc_011868 キスやコチも天ぷらになります。

Dsc_011922 高知県以外はイタドリをあまり食べないようですね。私は大好きです。生でも食べられますが、甘辛く煮つけます。皮を剥ぐのが、ちと面倒です。

Dsc_0124 鯉を小さくしたような海の魚。名前は忘れました。

Dsc_0125 ウルメイワシの刺身。これは釣ってきたものですが、今の時期、港の近くであれば大きなものが一匹30円くらいで手に入ります。もちろん凄くおいしいです。

明日よりの名古屋、食いもんは期待できそうにないので、昨夜は「やまぶき」でカツオを食ってきました。

今夜も刺身が食いたいです。チャンスがあれば名古屋の食をリポートします。でも残念ながらネット環境にはいないと思います。マクドで出来んのか?


名古屋に向けて for 木工家ウイーク2009

Dsc_002363 名古屋での木工家ウイーク2009は来週の火曜日から始まる。

今日は、2m×3mの自分のコマの配置をシュミレーションしていた。このイベントは木工家が50人以上も集まり、親睦も大きな目的だが、交通費や滞在費もばかにならず、少しでも売り上げをUPしなければならない。

旨い具合に、搬入搬出が日曜日にかかるが、愛車ハイエーススーパーロングは中型車で1000円高速はカヤの外だ。バカにしてるわ。本来ならトラック野郎を優先すべきじゃないのか。単なる選挙対策。レベル低過ぎ。

Dsc_0008_edited1 どーだ!!

これは、出品数が限られるので、モバイルパソコンでスライドショーをしようと思っているんだけど、そのひとコマ。

やれることは全部やらんと。でも現場で安っぽかったらやめますが。

明日は、車への積み込みだが、最近はほとんど売れずに持って帰ることも多いので、あんまり欲張って荷物してもダメなのだ。荷物を少なくするのも技術のうちだと気がついたこの頃。

でもいっぱい売れて、帰りに京都で芸者をあ・・・・・・・・・言うだけ空しいかも。


雨で乾く。

Dsc_0007132 昨日は、栗の板を雨にさらしてアクを抜く乾し台を作っていました。

栗は表面にシミが出来ていることからもわかりますが、タンニンという成分が多く含まれていて、これが、塗装後もシミになったり、漆を乾きにくくします。

ただ、腐りにくいので家の土台にはいいです。昔は鉄道の枕木はクリでした。

Dsc_000533 横から見ると、軒から外れていることがわかります。

小さな板で実験しましたが、本当は川などの流水に浸けておくのが一番いいです。しかし、このような材を浸けておくような場所は近所にはありません。

雨にあてると意外なようですが早く乾きます。多少痛みますが、味の内と考えます。

干している板は、ごく薄く挽いていますので、反っています。これを私は”ナチュラルベンディング”と呼び、この反りをそのまま生かした製品を作るつもりです。

左に並んでいる板は、世話してくれた銘木屋さんが「なんちゅうことをする!!」と止めに入って、自分としても自信がなく、通常どうりに挽いたものです。

この、乾し台は1年も前から計画していたのですが、腰が重く、でもやってみたら半日で出来ました。「案ずるより産むが易し」の典型でした。